日々雑談~5792~

 サイバーエージェントの子会社となったプロレスリング・ノアの社長に、同じサイバーエージェント傘下のプロレス団体DDTの社長でもある高木三四郎が就任。もともと、ノアとDDTは繋がりがあったとはいえ……もともと、サイバーエージェントとの仲立ちも高木三四郎がやってそうだな。とにかく、それはそれとして驚きの一言。ノア創設者の三沢光晴も超大物XとしてDDTのリングに参戦、高木三四郎とはタッグマッチで戦っているとは言え、流石に「対角コーナーのあの大社長、将来ノアの社長になりますぜ」と言われたら「え?」となってたと思う。

 どうしてもプロレスはショービジネスである以上、レスラーだけでなく裏方含め前に出たい人が多いしね。さらに、レスラーとしての意地もある。例えば力道山はサイドビジネスに手を突っ込んだ結果、死後の日本プロレスの金庫がすっからかんになってるし、アントニオ猪木も永久機関アントン・ハイセルに夢を見た結果、レスラーの大量離脱を招くことに。ジャイアント馬場も自らがメインイベンターである矜持と他人に任せる不安が、ジャンボ鶴田や天龍源一郎へ禅譲するタイミングの遅れを招いたってのはどうしても。傍から見た限り、この辺りの感情の制御が高木三四郎は上手い。WRESTLE-1の最高責任者になった時も、経営に専念してたしね。制御の上手さという点では、三沢さんもまた上手だったんだけどな……。

 まあ紆余曲折あったとはいえ、97年の設立から今日までDDTが続いてる以上、大したもんよね。ハッキリ言ってしまえば、メジャー志向のファンやマスコミに軽んじられていた時期もあったし。この経験もあってか、情報の自己発信の必要性を感じた結果、ネットにいち早く適合できたってのもあるでしょう。DDTは、学ぶべきことが多い団体ですぜ。

日々雑談~3470~

 え、ちょっと待って。舞台のFGOのケツァル・コアトル役、赤井沙希さんなの?

 ルチャドーラーに憧れた女神を、女子プロレスラーとしても活躍中の女優さんが演じる……これはもはや、勝利の方程式ではないのか。いや俺も、赤井さんの試合は何回か観てるからね。FGOも好きだし、プロレスも好きだけど、流石にこれは予想できなかったわ……。

 いやマジで、伊橋剛太や男色ディーノの一本釣りはともかくとして、赤井さんの技を受けられるレスラーをモブでいいから何人か用意しておいた方がいいと思う。流石に俳優さんにプロレス技を受けてもらうのは危険だしな! せっかくだから、ぶらり路上聖杯戦争ばりの一撃を、舞台上でやってほしい。

 しかし、やっぱFGO絡みだと話題になるねえ。そして赤井さんからDDTに流れた結果、困惑する皆様。そうだよなー、男色殺法って世間的には危険なラインだよなあ。もう慣れちゃってて、感覚が麻痺していたけど。ああコレは、メガネっ娘居酒屋で「犬溶接マン?」とされた時と同じだ……。

 時流に乗った宣伝や解説と、まだまだ世間は広く伝えきっていないという自覚。この二つはやっぱ、常に胸に秘めておかないとダメっすね。