日々雑談~5701~

 ようやく山場を越えたかーと落ち着きつつ、アレ? ここに書くこと無いな? と思い至る。
 なにしろバタバタしてると、読んだり書いたりのインプット&アウトプットの機会がないからねえ。というか、新しいことをする気力がなくなる。結果的にやることが、すでにクリアしたRPGのレベル上げや既に何度も読んだ作品を1から読み直すとか、どちらかというと惰性的な方向に。惰性は惰性で、突如「あ」と閃いたりするのであなどれませんが。

 

 このネット時代、少しだけやる気を出せばとんでもないものが見つかるんだから、おもしろ愉快で恐ろしい話だね!
 東映制作のシュシュトリアンにウルトラマンがいるってだけでとんでもないのに、ここに日曜9時やフジテレビも入ってくるんだから、資料や映像がなければ「ホラでしょ?」と疑われてもしゃあないレベル。ウルトラマンVS仮面ライダーにシュシュトリアンと、93年は日本ヒーロー業界の両巨塔であるウルトラマンと仮面ライダーが最接近した時代だったんだなあ……。

日々雑談~2216~

 自分の中でX-MEN:アポカリプスの評価はかなり高いんだけど、やはりこれは久々の「超強い一人のボスにヒーローが力を合わせて立ち向かう」構図がストライクだったんだろうなあと。近い存在ならば、BvSのドゥームズデイもそうなのでしょうが、アレは強いもののあくまで怪物。首魁とするには、ちと力任せすぎる。まああと、タイトルから序盤に最後までボスを張り続けるアポカリプスと比べ、唐突ですしね。ボスというより最後の切り札、“手段”の一つといいますか。

 「超強い一人のボス」相手のチームバトルは、何気に映画のアベンジャーズも手を付けてない領域です。ロキは本人というよりチタウリの軍隊が敵だったし、ウルトロンも最終的には個であり群の数で押してくるタイプになりましたしね。おそらく、サノスは「超強い一人のボス」として立ちふさがるのでしょうが……まだちと先の話だろうなあ。X-MENがいち早く、「超強い一人のボス」に立ち向かえたのは、やっぱ大きいですよ。
 しかしデーターで見ると、X-MEN:アポカリプスは世界での支持は高いものの、アメリカ国内では伸び悩んでおりまして。率直に言ってしまうと、今年のヒーロー映画やX-MENシリーズの中でも下位。アメリカ人、もったいない事すんなあ……。

 クオリティは高く徐々に成長を続けていて、海外での認知度も高い反面、妙な閉塞感がシリーズ全体を覆っている現状。アメリカにおける映画X-MENシリーズは、日本におけるウルトラマンシリーズとなんか被るねえ。ホント、勿体無い。

日々雑談~2184~

 今日、祝ウルトラマン50 乱入LIVE!怪獣大感謝祭という生放送番組やってたんですね。ウチはBSプレミアムがみれないので、TwitterのTLを追ってなんとなく内容を察する感じで。観た人のつぶやきを見るに、中々いい番組だったようですね。
 先々週にやった、この番組の前置きともなる特番、「中間発表!ウルトラ怪獣&『名作』回大投票」はいい感じだったので、まああの路線なら本番も外さんだろうなと。ウチでは観れなくとも、他所ならば見れる。いやね、ちょうど大阪行った時にやってたんですよ。

 そして今日のウルトラマンの番組といえば……新ウルトラマンのウルトラマンオーブが放送開始! 見逃しても録画を忘れても、YouTubeの公式配信にて即日観れるというありがたさ。いや、助かった!

『ウルトラマンオーブ』 第1話 「夕陽の風来坊」

 敵は謎の魔王獣。ウルトラマンオーブとなり戦う青年、その名はクレナイ・ガイ! 風来坊ってウルトラセブンのオマージュかな? と思っていたら、イチイチ面白くて、これどっちかっつうと快傑ズバット寄りの風来坊だなー。いきなり馬乗って来たり、シャベルカーに乗ってギター弾いてるタイプの風来坊。無頼に見えて、力を借りるウルトラマン相手にはきっちり敬語を使っていたりと、今後が気になるタイプの面白さを持つキャラ。ガイだけでなく、オーブ自体にその魅力が。魔王獣周りや今後力を借りるであろうウルトラ戦士の存在と、ギミック的にも掘り進めていくのが楽しそう。ファンを惹きつけること、置いてけぼりにしないことにきっちり気を使っている作品ですね。

 仮面ライダーと比べ、一歩退いているイメージのあるウルトラマンですが、そのクオリティは年々上がり続けているので、是非ともオーブを起爆剤として、今のウルトラマンを覆うとしている閉塞感をぶっ壊して欲しいですね。高いスペックと可能性を持ちつつ停滞してしまうのは、心底もったいない話です。
 ぶ厚い過去に、進み続けてる現在。ウルトラマンもまた、日本が世界に誇るべき偉大なヒーローです。

日々雑談~2107~

 というわけで、昨日のフリの通り、空いた時間を駆使して、「劇場版 ウルトラマンX きたぞ!われらのウルトラマン」を観てまいりました。劇場版キンプリは、ちょっとだけ劇場が遠く、空いた時間でどうにかできなかったので、また今度。今度まで、やっていてくれればいいな。

 新ウルトラマン列伝にて放映されていたウルトラマンX、その最終回以後のお話。東北、芭羅慈遺跡にて封じられていた、旧世界に君臨せし地獄の体現者、閻魔獣ザイゴーグが復活。特殊防衛チームXio、その一員である大空大地と内なる相棒ウルトラマンエックスが立ち向かう……いやねえ、削ればテレビの一話で済みそうなストーリーなのですが、このザイゴーグがそれを許さないのですよ。漢字で書くと、罪業苦。右腕は棍棒、尻尾はノコギリ、頭には角、背びれは針山、赤の体色は灼熱、青の体色は極寒、一度動けば湧き出る血の池。地獄を怪獣の暴威で固めて具現化した、とんでもない完成度なわけですよ。神々しさや細身が流行りの特撮ボス勢にぶちこまれた、直球の怪物。ウルトラマンXのTV最終回におけるラスボスは、虚無の具現化である虚空怪獣グリーザだったので、互いにかち合うこと無く恐怖を演出しております。

 ゲストウルトラマンは多数出るものの、メインとなるのは初代ウルトラマンとウルトラマンティガ。昭和兼シリーズのはじまりの初代と、平成のはじまりとなるティガ。二人の始祖と、最新のウルトラマンであるエックスが並び立つ光景。こりゃたぎります。芭羅慈遺跡の名称は初代に出た幻の町バラージ、東北の遺跡に眠るティガの巨像はまんまティガ第一話の光景。知らなくても面白いけど、知っているとニヤリと出来る。良い匙加減です。

 そして、特撮。従来の撮り方だけでなく、3人のウルトラマン&Xio対ザイゴーグ率いる怪獣軍団の乱戦を躍動感あるパノラマで! 合成を駆使した、世界各国での戦い! え? こんな撮り方あるんですか!?な見応えある映像がてんこ盛り。同じウルトラマンの映画としてなら、ウルトラ銀河伝説も同じくらい新鮮で画期的だったけど、われらのウルトラマンは、ウルトラマンならではの映像を更に追求した感じですね。シリーズが止まること無く、成長し続ける姿。最近海外特撮勢のイキの良さが目立ってますが、なにまだ日本も十分元気かと。
 一言で言うなら、ウルトラマンの王道ともいえる本作。演出やギャグを遠慮会釈なしにぶっこんでくる分、ドラマ的な部分の好みが分かれそうですが、母と子の絆が生み出す奇跡のような、ベタな心地よさもあり。春の映画ラッシュに埋没せず目立って欲しい一作です。

 あと、観た人向けに言うなら、一番のツッコミシーンは「お前、飛べるの!?」ってトコですよね!?