日々雑談~2216~

 自分の中でX-MEN:アポカリプスの評価はかなり高いんだけど、やはりこれは久々の「超強い一人のボスにヒーローが力を合わせて立ち向かう」構図がストライクだったんだろうなあと。近い存在ならば、BvSのドゥームズデイもそうなのでしょうが、アレは強いもののあくまで怪物。首魁とするには、ちと力任せすぎる。まああと、タイトルから序盤に最後までボスを張り続けるアポカリプスと比べ、唐突ですしね。ボスというより最後の切り札、“手段”の一つといいますか。

 「超強い一人のボス」相手のチームバトルは、何気に映画のアベンジャーズも手を付けてない領域です。ロキは本人というよりチタウリの軍隊が敵だったし、ウルトロンも最終的には個であり群の数で押してくるタイプになりましたしね。おそらく、サノスは「超強い一人のボス」として立ちふさがるのでしょうが……まだちと先の話だろうなあ。X-MENがいち早く、「超強い一人のボス」に立ち向かえたのは、やっぱ大きいですよ。
 しかしデーターで見ると、X-MEN:アポカリプスは世界での支持は高いものの、アメリカ国内では伸び悩んでおりまして。率直に言ってしまうと、今年のヒーロー映画やX-MENシリーズの中でも下位。アメリカ人、もったいない事すんなあ……。

 クオリティは高く徐々に成長を続けていて、海外での認知度も高い反面、妙な閉塞感がシリーズ全体を覆っている現状。アメリカにおける映画X-MENシリーズは、日本におけるウルトラマンシリーズとなんか被るねえ。ホント、勿体無い。