日々雑談~6646~

 つ、ついに来やがった……ランサー 長尾景虎! アヴェンジャー 魔王信長! そしてバーサーカー 森長可!
 長尾景虎が配布なのはよかったが、魔王信長と森長可は期間限定ガチャという辛さ。森長可は手に入りやすい星3だが、運が悪けりゃ星3だろうが手元に来ない。実際、ユガ・クシェートラピックアップ2を結構引いてる管理者の手元に星3のアスクレピオス来てねえもんな! アスクレピオスは恒常のストーリー召喚に追加されるとはいえ、そもそもストーリー召喚はなかなか引かねえからなあ……。

 魔王信長も欲しいものの、やはり絶対押さえたいのは鬼武蔵こと森長可。織田家随一の狂戦士として、数々の戦場や日常で彼が残したエピソードは各々でググってもらうとして、ものすごく面白いのにゲームやアニメにあまり出てこない戦国武将の一人。どうしても、弟の森蘭丸が目立つのよね。

 毛利という巨大な敵が背後にいたとはいえ安全圏が近かった秀吉と違い、本能寺の変により回りの味方が一気に敵もしくは潜在的な敵になったのが信濃にいた森長可。この状況で手早く美濃に帰還し、帰還後は即自分の足場を固めている辺り、やはり長可はただの狂戦士じゃあねえよ。同じ東国組の滝川一益は木曽義昌の領地の通行にだいぶ苦戦しているし、河尻秀隆にいたってはそこに至ることもなく生命を失ったわけで。まあ、信濃の森長可がハードモードだったとしたら、滝川一益(上野国=群馬)と河尻秀隆(甲斐国=山梨)は超ハードモードな場所にいたわけですが。むしろ、恐ろしく手こずったとは言え、滝川一益はよく帰ってこれたな。

 信長や秀吉という大大名により、領地を切り取るのではなく与えられる官僚型の武将。信長配下の森長可はこのタイプの武将の魁であり、信長や子の信忠の腹心として働いてきたわけですが、逸話の破天荒さや本能寺後の嗅覚の良さは従来の戦国大名そのもの。天下統一事業により、増えていく官僚型武将と、減っていく独立志向の戦国大名。森長可はこのハイブリッド種だったのではないかなと。しかし、エリートとして育ってるのに、ホントなんで天然物の戦国大名らしいトコあるんだよ、コイツ……。

日々雑談~2394~

 俺が出てほしいなあと願っている鬼武蔵が何者かを知りたい人は、コハエースGOで! とりあえず、森長可でググってみてもいい。理論上、Fate系列でもっとも優れたバーサーカーとしての運用が計画されていたものの、バーサーカーと召喚された鬼武蔵がアレすぎて、キチガイに刃物な結果となってしまったという、ひっでえ話。

 なお、鬼武蔵がアレなのはバーサーカー仕様だからではなく結構史実通りというか……。ただ、若干話が誤解されている部分もあり、たとえば本能寺後に東国で起こった、「テメエら(信濃国衆)から預かった人質返してやるよ! 首だけな!」事件は、そもそも人質を取られていた国人衆が信長没を知り即人質の返還を迫り、最終的に力づくで返してもらうわ!と合戦起こしてる(結果:森長可の圧勝)ので、たぶん他の武将でもこうするよなあと。国衆目線では、西に撤退するなら人質を返してもらうのが当然だとしても、その交渉が上手く行かなかったのと、鬼武蔵に強硬策で挑んだのはマズかった。それに、この時に裏切らなかった国衆の出浦盛清は、西に帰還する鬼武蔵と分かれる際に感謝と脇差を貰ってますし。そしてこの際に出来た出浦盛清と中央にいる鬼武蔵とのコネクションは、出浦自身と彼が後に仕える真田家の役に立ったはず。

 鬼武蔵も文化人であり、領民には慕われていたと、いいところというか、信長が目をかけただけの才覚はあるんですよ……なお、門番殺しや橋焼き討ちや蛇殺しに関してのフォローはちょっと無理なので、そこは見逃した激甘ノッブに聞いてください。