日々雑談~2384~

 ここ最近、情報のアンテナをはっていなかったので、改めてここ最近の情報を収集中。
 そういやインジャスティス2はどうなったんだ?と調べてみたら、日本での発売に関する話は無しかー……。既に本国では発売済みだから、何かしらの動きがあるとは思ったんだけどなあ。日本で発売した前作が不調だったのか、それともなんらかの事情があるのか。しばらく静観して、動きがなければ海外版購入かねえ。

 続編と言えば、新規参戦キャラ。ブレイニアック、ダークサイドのような超大物。スケアクロウ、ポイズン・アイビーといったアーカム患者勢。スーサイドスクワッド枠で登場なデッドショット。他にもまだまだいるメンツの中、個人的に待ってたぜ!なのはフラッシュのライバル勢。前作だと、居なかったからね、彼ら! すっごく早くゴリラ・グロッドの参戦が発表されたことで一安心だったのですが、ここに待ったをかけたキャラが一人。フラッシュのライバルはゴリラだけじゃない。そう、ローグスがいる!

 というわけで、ローグス筆頭にして氷結の匠、キャプテン・コールドもインジャスティス2に参戦しております。近接での喧嘩殺法に冷凍銃による遠距離攻撃。何より、豊富なトラップ技がいい。忙しなく動くヤツを狩ってやるぜ!という闘志に満ちている。そうだよなあ、コールドに求められている性能やキャラクター像って、スピードスターキラーだよなあ。

 ……やっぱもう、日本語版が出ても仕方ない!の精神で、買いに行っとくか?

日々雑談~2229~

 三連休どころか、現状中々に忙しいです。おそらく明日が山場になるとは思うのですが。肉体も頭もフル回転させて挑んでこうか。

 

 時間が空いたらちとやりたいのは、スーサイド・スクワッドの話。こういう個々の個性がダダ漏れなチームは、誰か一人に焦点を合わせた上で書き進めていったほうがいい。となると、自分とそれなりに相性が良くて、それなりに現時点で知識があるとなると、やはりローグスの達人枠でもあるキャプテン・ブーメランでしょう。コミックスにおける最初期メンバーにして、使い捨てなチームにおける長命キャラ。今ではローグスよりもスーサイド・スクワッドに軸足を移しているキャプテン・ブーメランは、贔屓目抜きでスーサイド・スクワッドのメンバー中、歴史を紐解くのに向いているキャラですよ。

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 ただキャプテン・ブーメランで追うことの最大の問題は、油断していると“絶対に笑ってはいけないスーサイド・スクワッド24時”になりかねないことだな……。油断していると、例え自殺部隊でも前に出てくる。それが、キャプテン・ブーメランの恐ろしさよ。

日々雑談~2103~

 街の本屋でフラッシュ:ローグズの逆襲を購入。出来ることなら、価格も専門性も高い本のリスクを承知しつつ仕入れている、地元の普通の本屋で買ってやりたいと思った結果、時間がかかってしまった……原書持っている上に、既に読み込んでいなければ耐えられなかったぜ。
 タイトルはローグズの逆襲ですが、わりと今巻、フラッシュにとって大事なものである“ゴリラ”を随分と補ってるよなあ。徹頭徹尾ではないものの、ゴリラにはじまり、ゴリラに終わる。フラッシュ(バリー・アレン)とゴリラの関わり、それは幼少期サファリツアーにて、ゴリラに襲われた時から。一歩間違えればギャグのような因縁ですが、実はこの事件こそ今後の重大な伏線となるので、よければ覚えておいて下さい。真相を知った時、素で「えー!?」となったぞ、俺……まさか、まさか!?
 あと個人的には、元ヴィランでありながらヒーローになろうとするパイド・パイパーも注目大です。スタイリッシュなアイテムに能力、そしてすれ違いになりかける恋愛。邦訳でゲイ設定のキャラが出てくることはあっても、実際こうして同性愛をじっくり描くシーンがあるのは、珍しいんじゃなかろうか。
 改めて読むと、リスタートにあたって、フラッシュに必要なものが一気に集まっている本よねえ。

日々雑談~2101~

 いやー……身体がガッタガタで、昨日も即ダウンコースでした。日曜に力尽きて、火曜に力尽きる。この短いスパンでのダウンは、あまり無かったような。おそらく来週頭ぐらいまでこんな感じですが、なんとか更新途絶えぬよう、ゆるゆるとやっていきます。

 ホントは発売日直前の昨日に紹介するつもりだったものの、上記の事情でままならず。というわけで、本日はフラッシュ:ローグズの逆襲の発売日でごぜえますです。

フラッシュ_ローグズの逆襲

 設定をリセットしてのリスタートシリーズである、THE NEW 52!。そんなTHE NEW 52!における光速の男ザ・フラッシュ第一巻となったフラッシュ:新たなる挑戦の続きとなるのが、ローグズの逆襲です。
 新たなる挑戦では、本来ローグスのリーダーであるキャプテン・コールドの変貌と、ローグスが現状破綻状態であること、つまりは新たなる挑戦より過去に何かあったことが示唆されておりましたが、ローグズの逆襲ではその過去にあった事件が語られ、そしてコールドと同じく超人に変貌したローグスのメンバーが姿を見せます。このローグズの逆襲、原題はFlash: Rogues Revolution、直訳するならローグス革命。革命と称されるだけの激しさが、フラッシュを待ち受ける!
 それとええ、今回のキモは、ローグスだけではありません。新たなる挑戦のヒキで姿を見せていた、もう一人……というか一匹の大敵。類人猿のプリンス、悪逆無道の獣、ゴリラの暴君、ゴリラ・グロッドも登場です。フラッシュと言えばゴリラ、ゴリラと言えばフラッシュ。ローグスと合わせてフラッシュに必要な要素が、これでだいたい集まった!
 今まで邦訳されたアメコミでもちらちらゴリラは出てましたが、やっぱフラッシュのゴリラ濃度は桁違いですよ。なお、此処から先のゴリラ濃度は上がる一方なので、ゴリラゴリラゴリラしたい人は、ローグズの逆襲を買って、アンケートに続刊のFlash: Gorilla Warfare邦訳希望です!とか書いて送ってみればいいんじゃないかな! 英語のタイトルの時点で、ゴリラめいているよね!
 ドラマも勢いづいている今、是非ともフラッシュには行けるところまで突っ走って欲しい。ゴリラ地獄を抜けた先に待つのは、逆しまの速さを持つ男……。

フラッシュとローグス~Mutual Respect~

 実は先月、Togetterまとめに載せてある、光速の男に抗う男たち~これからのローグズ~を追加削除共にしつつちょっとだけ改定しました。改定したのは、邦訳でも発売されているフォーエバー・イービルに関する部分。追加分は、作中におけるレックス・ルーサーのキャプテン・コールド&ローグス評です。

「キャプテン・コールドを見てると、勤勉だが、知識もなく野心もない田舎の善良な人々を思い出す。コールドと仲間は三流の悪党だが、お互いに対して忠誠を誓っている」
(ルーサー自身の側面である、謙虚さを持つコールドへの評)

 実際、どのような状況でこの評価が下されたのかはフォーエバー・イービルを読んでもらうとして……実はこれ、悪くない評価だったりします。そもそも自意識過剰気味なルーサーが己と照らしあわせるだけの物があると、認めているわけで。謙虚さを持つには、謙虚になるだけの実力が必要です。

 そして、削った部分は、「フォーエバー・イービルにて、キャプテン・コールドの口からフラッシュと自分たちの関係が語られている」という部分です。この評価は、キャプテン・コールドVS異世界から来た邪悪なフラッシュことジョニー・クイックにて、ジョニークイックと対比させる形でコールドが語っているのですが……邦訳だと「フラッシュとは大違いだな」と、シンプルな訳になっております。
 翻訳の方針やフキダシに詰める都合というものがあるのでコレは仕方のないことなのですが、評価を期待して買ってしまった場合、肩透かしになってしまうのではと思い、削らせていただきました。
 なお、原語における該当のコマは、こちらとなります。洋書だとForever Evil #6。邦訳フォーエバー・イービルだと、CHAPTER6―覚醒―の段。具体的なページ数としては162Pですね。

キャプテン・コールドVSジョニークイック
※ホームページ上だと縮小されてしまいましたが、画像をクリックするとフキダシの文字も読める大きさになります。

 れいとうパンチならぬ、れいとうキック! こうかはばつぐんだ!
 コールドのルール無用な残虐ファイトはひとまず置いておくとして、今回のテーマにそっているであろう英文を、抜き出してみます。

“The Flash And I Got Mutual Respect. That`s The Difference Between You And Him”

 やはり気になるのは、尊敬という意味を持つRespect(リスペクト)という単語が混じっていることですね。Mutualの意味は「共通、共同、相互の」が挙げられます。つまり、Mutual Respectとは、互いが持つ敬意ということになります。
 辞書を引きつつ、自己流で訳した場合、こんな感じとなります。

「フラッシュと俺は、互いにリスペクトしあってる。それが、お前とフラッシュの違いだ」

 このれいとうキックに至るまでの状況を補足しますと、ジョニー・クイックがキャプテン・コールドを拘束。ジョニー・クイックの世界で警官だったコールドを既に殺害していること、コールドが凍結銃を持っているだけの常人であることから、コールドのことを「銃がなけりゃなにも出来ない、ただのバカだ」とナメきった結果……コールドの逆襲により、ジョニー・クイックは足を砕かれました。つまり、コールド(敵)への敬意の無さこそが、ジョニー・クイック敗北の原因となっております。
 そして注目すべきは、ここでコールドがフラッシュとの間にある、リスペクトという関係を口にしていることですね。まずコールド自身は、間違いなくフラッシュにある種の敬意を払っているわけで。フラッシュがコールドに敬意を払っているかどうかは分かりませんが、敬意も何も無ければ、おそらくフラッシュも既に足を砕かれているんじゃないかと。悪役の口から出る、正義の味方への敬意。

 こうしてフォーエバー・イービルで示された、キャプテン・コールドとローグスの謙虚さに、コールドとフラッシュの間にある敬意。これもまた、ローグスのあり方を紐解く、材料となるでしょう。
 あと個人的には、フォーエバー・イービル解説内での「仁義を守る任侠集団」というのが、ツボにハマりました。愛嬌といい仁義といい任侠といい、なんでこうアイツら、英訳しにくい日本語がこうも似合うのか……。