日々雑談~5829~
【三浦建太郎先生 ご逝去の報】
『ベルセルク』の作者である三浦建太郎先生が、2021年5月6日、急性大動脈解離のため、ご逝去されました。三浦先生の画業に最大の敬意と感謝を表しますとともに、心よりご冥福をお祈りいたします。
2021年5月20日 株式会社白泉社 ヤングアニマル編集部 pic.twitter.com/vy923fIqiP— ヤングアニマル公式 (@YoungAnimalHaku) May 20, 2021
三浦先生のご冥福をお祈りします。
見惚れるほどの美しさや華麗さとは縁遠く、作品の中心に在る主人公に与えられるはずの都合の良さもなく、ただひたすらに血を吐きながら過酷な生き様を貫く主人公ガッツ。それはまるで、ひたすらに叩かれ血で磨き上げられた常識はずれ、彼の愛刀であるドラゴン殺しのようで。自分の中に、このドラゴン殺しは今でもしっかり刺さっております。
アメリカではコミックランキングをほぼ独占。その勢いのまま、アメリカやフランスやイギリスでは、本全体でのベストセラー入りも実現。まだ物差しとしてはAmazonだけとはいえ、ベルセルク、世界で凄いことになってる……。https://t.co/EENYI5hrxQ pic.twitter.com/mk8SoyWlxd
— 藤井三打 (@nikuzousui) May 21, 2021
世界中の出版社、クリエイター、ファン。ベルセルクが切り拓いてきたのは、世界だったと数字でわかる状況。今は流石にちょっと勢いが落ちたものの、それでもまだ存在感を発揮している状態。リアルタイム性の高いAmazonだからと言える点はあるものの、数カ月後にデーターを集めても、おそらくこの状況の凄さは決して揺るがないはず。
作品は完結した方がいいというのはわかるものの、こうして完結しないと分かっていて皆が作品を欲している状況を見ると、ただこの状況は一言で切って捨てられるものではない。そう考えてしまうな……。やはり、辛い。