日々雑談~1995~

 昨日は馳浩で今日はキン肉マン。まるでプロレスサイトになった気分だな!
 
 楽しみにしていた、キン肉マン52巻を購入。なんせ今回は、バッファローマンVSガンマンの純正パワーファイター同士の対決。圧倒的な体格を持つ両者のぶつかり合い、似たカードとしては旧シリーズのバッファローマンVSマンモスマンもありましたが、画力の向上もあり、今回の対決はさらなるド迫力。大きさではサンシャインVSシングマンも相当でしたが、この二人の対決はパワーと同じくらいギミックも重視されていましたしね。ちょっとだけ、違う路線といったところで。
 パワー同士の対決でありながらも、「ゴールドマンの後継者」「嘘と真実」などの要素が絡み合い、単純な話とは決して言えぬ作り。連載中はガンマンの強さがとんでもなさ過ぎて、作中人物だけでなく読者まで慄くレベルでしたからね。もう一回読んでも、ガンマン強いし、おもしれわこの試合!
 そして残る、「ガンマン:出身地 モロッコ」の謎。あのツノと蹄、ヘラジカの物らしいけど、モロッコにヘラジカは居ないよなあ……。知らぬものは知らーん!

日々雑談~1914~

 ふと好奇心で元ネタとパロディとそのまたパロディっぽい表紙をつなげてみたら、スパイダーマン&デッドプールの愉快な三コマ漫画劇場にしかならなかったよ……。全部アーティストも時期も違うのがツボ。

デプスパ3コマ漫画劇場

 今週のキン肉マンにて、超パワー対決バッファローマンVSガンマン決着……! スニゲーター戦にて、傲慢そのものの振る舞いをしたガンマンが、こんな良い死に様に着地するとは。武道の位置を確認することでガンマンに隙を作るというバッファローマンの作戦(ハリケーン・ギガブラスター発動直前、目で確認している描写があるので、まず故意)すら嘘偽り無しと認めたのは、まず度量の大きさから。つーかバッファローマン、パワーファイターのわりに繊細だし頭も使うタイプだからね! なので、作戦含めて嘘偽り無い実力というのは、おそらく正しい解釈。頭脳も含めての彼。
 しかし、神の如き傲岸不遜さを持ったガンマンが、本当に楽しいと思っていたのはまだ人であった頃の記憶とは。がむしゃらにやっていた頃が一番楽しかった。多くの人が抱く感情であり、だからこそ胸を打つ。いい、終わり方でした。
 続けては、テリーマンVSジャスティスマン。始祖敗北後のこのカード、元々読みにくかった勝敗が、いっそう読めなくなってきた。マックス・ラジアルのような極端な体格差もなく、アシュラマンのように腕が多くもなく、キング・ザ・100トンのように変形もしない。テリー、久々な普通の相手。超強い普通の相手ジャスティスマンに、是非とも勝って欲しい! いやテリーマン、シングルで公式戦となると、最初の超人オリンピックのラーメンマン戦まで遡らないと、こういう差もギミックも無い普通の相手とのカードが、見当たらんのですよ。力でどうにかされない限り、スピニング・トーホールドもテキサスクローバーホールドもカーフ・ブランディングも全部通じるよね!(何かのフラグが立った瞬間

日々雑談~1889~

 今週のキン肉マン、バッファローマンに被る、漫画プロレス業界の大物タイガーマスクの姿。タイガーマスクも、レスラーとしての基礎にある悪と自身が持つ善に苛まれ、全てを振り切り善悪乗り越えた本当の自分として戦えるようになったのは、最終盤だったしなあ。多少ひねた面はあるものの善を突っ切ってきたキン肉マン以上に、善悪で揺れるバッファローマンはゆでたまご先生の原初の一つ、梶原一騎作タイガーマスクに近いのかもしれない。

 放課後さいころ倶楽部の影響もあって、久々にアナログゲーを購入。多人数物としてはカード・オブ・ザ・デッドがあるので、今回は1対1となる魔軍棋 MA-GUNGIを購入。時間がなくて、練習を一回しただけなものの、コレは中々……。コンセプトとしては魔王亡き後、覇権を争う魔物たちの戦いなのですが、まず自軍の戦力や施設をランダムではなくドラフト方式で選ぶのが面白い。つまり、互いが手にしたカードは最初からお互い分かっているわけで。相手の戦術が成り立たぬようにキーカードを取ってしまうのもアリだし、別の戦術で真正面からぶつかってもいい。そして戦場では伏せの概念があるため、互いに斥候や隠蔽と言った情報戦も求められる。情報を制さなければ、戦術を打ち出すことも出来ない。深いし面白いぞコレ。
 各カードの能力や効果を覚える必要があるため、初心者同士の対戦には向いていないかもしれませんが、覚えること自体は簡単なため、多分2~3回プレイすれば共に習得できる感じ。そして成熟が面白さに直結する。正義と悪ではなく、悪と悪の対決なため、出てくるのはだいたいオークやゾンビやデーモンで、えげつないのがわんさか。コイツあ、安い買い物だったかもしれん。

日々雑談~1875~

 スポーツノンフィクション1964年のジャイアント馬場を購入。以前読んだ同著者の完本 1976年のアントニオ猪木がえらく面白かったので。
 すげえ雑に時系列を語ると、野球選手→日本プロレス入団→アメリカで活動→全日本プロレス創設。主にメインとなっているのは、序盤からアメリカでの活動。必然的に、昭和野球史や日米プロレス黎明期、アメリカにおけるカルチャー史や日本から見た格闘技史など、様々な分野文化が語られております。今見ると無茶苦茶な事があった時代なので、事実一つとってもエキサイティングすぎて超楽しい。
 一流のアスリートであり、最高のプロレスラーであった男の人生記。ホント、大きな人です……。

 いやーいいですね、今週のキン肉マン。バッファローマン対ガンマンの大型パワー対決。サンシャインとシングマンもこれに該当しますが、あの二人の対決は双方ギミック寄りの一面もあったので。バッファローマンとガンマンは、両方筋骨隆々な人型。さながら、バッファローマンの異名である“超人発電所“の元ネタとなった“人間発電所“ブルーノ・サンマルチノがトップを張っていた頃の、ニューヨーカーが好んだアメリカンプロレスのような風情。シングルマッチでこういう試合、キン肉マンの歴史でもあまり無いカードなんじゃないかな。王位争奪戦のバッファローマンVSマンモスマンは、かなり似ているけど。
 あと、ガンマンはマジで覚えていない傲岸不遜。サンシャインは記憶にあってもそれを留めない都合の良さ。両者の忘却には、結構な違いがあると思います。つーかサンシャイン、人間ジェロニモに負けた後、超人ジェロニモをギタギタにしているので、本人の中じゃある程度精算できているんじゃ無いかと。