日々雑談~2293~
デッドプール:トゥー・スーン?やタスクマスター:失われた過去と、近日発売で紹介したほうがいいコミックスはあるものの……今回だけは、コイツを先に紹介させてくれ!
もっこり半兵衛。ギャグという喜びに、理不尽への怒りに、たまらぬ哀しさに、爽やかなラストの楽……特上の喜怒哀楽に揺さぶられるたまらなさは、徳弘正也先生ならではの稀有な読後体験ですぜ。https://t.co/o089zLHjTP pic.twitter.com/UcCI5utzec
— 藤井三打 (@nikuzousui) 2018年1月24日
ジャングルの王者ターちゃんや狂四郎2030の、徳弘正也先生が描く時代劇。ある藩の元剣術指南役の月並半兵衛は、幼い娘と共に脱藩し江戸にたどり着く。ある出会いから月1両で江戸の街の夜回りをすることとなった半兵衛は、同心や夜鷹や街の人々に見守られつつ、夜の闇に潜む悪をこらしめる。
半兵衛は最強に近い剣士であり、やろうと思えばバッタバッタと切り倒せるのですが、彼の選ぶ手段は「こらしめる」と言ったものが主。名は月並みでも、腕と笑顔は一流。上記ツイートでも触れたように、そんな半兵衛を主人公に喜怒哀楽がてんこ盛りです。特に、徳弘先生の描く哀のやりきれなさは凄いよね。青年誌の経験を経て、作品を出すたびにどんどん深まっている。下ネタのように、昔から健在なものもしっかり維持し続けているんだから、やはり1流です。
そして、衝撃なのは、あとがき。1流でも、1流でも……そのあとがきの内容は色々と身につまされることもあり。俺に出来ることは、こうしてなるべくデカい声で応援することのみです。ほんと、おもしろいぞーもっこり!