日々雑談~5627~

 久々に豪快に寝落ちしたという実感。キン肉マンの更新がある日曜の夜は意外と耐えられるんだけど、いくら久々でプレミアム感があるとはいえ、過去作の読み切りじゃしんどかったかー……。

 究極の超人タッグ編のキッドは、ロビンマスクと組んでのジ・アドレナリンズとしてかなり奮闘しているし、ここで完成した侍魂を持つテキサンとしての不屈のファイトはチートじみたアイテムと強力な殺傷能力を持つ時間超人相手との噛み合わせもよかったんだけど、あの試合、ケビン絡みで奇行を繰り返したロビンが全部持ってっちゃって、キッド目立ってなかったんだよねー。改めて、キッドの部分だけ見ると、凄くいい仕事してるんだけど。

 超人師弟コンビでの犠牲者ウォーズマンといい、ロビン実はタッグが下手というか、パートナーをすげえ振り回すよな。あと、この不屈のファイトと時間超人のかみ合わせが良すぎて、最後に時間超人に挑んだ万太郎もケビンのスタイルもこっちよりになった結果、元祖であるはずのキッドが埋没したのも痛い。

 そういった意味で、やはりこの作品は、万太郎やケビンと比べ、作中で埋没していたテリー・ザ・キッドへのフォローとしての意味合いもあったのでしょう。裏を返せば、出番がない分、話としての新鮮味もあったわけですしね。キン肉マンのモデルであるテリー・ファンクは、キン肉マンの連載終了後にアイドルレスラーからなんでもありのハード・コア親父になっていくわけですが、テリー一族はあくまでアイドルレスラーのテリー・ファンクをモデルにしたまま今に至ると、他の超人と比べて、ジャンプ連載時のキン肉マン、若い頃のゆで先生が浴びてた青春の風を感じるんだよな。

日々雑談~1993~

 昨日の疲れもあって、仕事をこなしたあとはバタンキューと。ふふふ、ガンダムやってた頃は寝ていたし、仮面ライダーゴーストは録画出来てないのをさっき確認して「あ!?」と驚いたぜ……。今日はきっと、テレビに縁の無い日なんだろうさ。よりによって!

 今週のキン肉マン、理詰めの強敵ジャスティスマンに対抗するための奇策、テリーマンの空中殺法が炸裂!
 目的のためなら、どんなファイトスタイルにも挑んで見せるこの姿、これこそがテリーマンのモデルであるテリー・ファンクそのもの!
 日本だと、極悪非道のヒールレスラーと戦う正義の兄弟ザ・ファンクス!のイメージが強いテリー・ファンクですが、その根っこにあるのは限りないチャレンジ魂。日本で正統派レスラーをやっていたのと同時期、本国でのテリー・ファンクは、ラフファイト主体な極悪非道のヒールレスラーやってましたからね。この経歴がおそらく、テリーマンが時々やらかす悪魔のファイトの元ネタなんじゃないかと。
 超一流レスラーとしての地位を確立しても、年をとっても、ずっと挑戦し続け、付けられた異名は“リビングレジェンド”テリー・ファンク。新時代のデスマッチと呼ばれ人気を博すハード・コアレスリングの先駆者とまで言われ、50歳を越えて空中殺法ムーンサルトプレスに初挑戦。生ける伝説と呼ぶしかないよなあ、もう。
 今週こうしてテリーマンが空中殺法に挑んだことで、テリーマンとテリー・ファンクは最接近を果たしたのではないでしょうか。元々テリーマンって、マッスルドッキング用とはいえキン肉バスターやキン肉ドライバーが使えるレスラーですしね。本来テリー一族はパワー技への適性が無いのに、しっかりとパワー技を使ってみせる器用さ。キン肉マングレート成りたての時は、空中殺法にもマッスルドッキングにも失敗しましたが、憂いのない状態のテリーマンはホントなんでもできるレスラー。地味な技が強いというのは器用さを発揮できるだけのベースであり、そこに挑戦心と勇気をプラスした上でテリーマンの器用さは完成すると!
 ……何気に旧作の時点で、正義のザ・ファンクス以外の部分も、テリーマンはテリー・ファンクに似ていたのかもしれない。