日々雑談~5589~

 攻略サイトとかで低得点付けられていて低く見られるサーヴァントは何人か居るけど、おそらく水着獅子王ことバニ上もその一人。そもそも、バニ上のHPって、全サーヴァント中で1位のジナコさんに次いでの2位ですからね。ジナコさんはムーンキャンサーなので、ルーラーのバニ上はスペック上での最硬サーヴァントといってもいいでしょう。3位のジャンヌ(ルーラー)は、バニ上と攻撃力は同じなのにHPで負けてますし。つーか、攻撃スキルてんこ盛りかつ、三色カードの性能アップ(OC対応)と防御力無視とNP20%リチャージの全体バスター宝具がついてくる構成で、いくらルーラーとは言え攻撃力寄りの能力値だったらアカンと思うんだけど。

 

 亡くなったデニス・オニールの作品を読みたくなり、手元にあったバットマン ノーマンズ・ランドのアズラエルパート(アズラエル:エージェント・オブ・バット)を一気読み。一時期バットマンを継いだものの失敗、聖デュマ教団の記憶と幻覚に悩みつつ再起を図るアズラエルもまたデニス・オニールの生み出したキャラクターの一人。

 もともとアズラエルが精神的に不安定というのもあるけど、アズラエルパートは登場人物が定期的にダイスでSAN値チェックしている危うさが漂ってるわ。もともと、スキル煽動家全振りなスクラッチや舞う殺人鬼アルビン・コザーズと、出てくるヴィランのじめっとした派手さもあるけど、ジョーカーも普段よりちょっとねちっこいんだよな……明るいネアカなジョーカーも、デニス・オニールは書いてるんだけどね? アズラエルの固有結界かよ。

日々雑談~1728~

 バットマン:ノーマンズ・ランド 1を入手。厚く単価の高い本だけあって、地元で扱っている本屋を探すのに時間がかかった上に、読み込むのにも時間がかかり……。なるべく本は地元の店で買いたいと思っているものの、こういう苦労を経てしまうと、もうAmazonでいいかなあとも考えてしまい。見つからなかったら、もっと本屋の無い地域に住んでいたら、多分諦めているわけで。これが、Amazonの強みか……。
 それはそれとして、ノーマンズ・ランド。合衆国によるゴッサムの隔離と封鎖、無法地帯でのヒーローやヴィランや人々を描く、一大シリーズ。リアルタイムでも1999~2000年と、丸一年続きました。ゴッサムはさながら戦国! 誰が勝ち抜ける? 鍵は開けられてしまった!
 このノーマンズ・ランド1巻の厚さ、収録されているのは本筋だけでなくタイイン誌も、そしてサブエピソードも満載。一時期バットマンを務めていた男、アズラエルの奔走やジョーカーとの対峙。無法地帯に現れた史上最強の超人スーパーマン。ヒーローやヴィランだけではなく、忠実なる執事アルフレッドの物語や一市民の奮闘や悲劇も収録。横に幅広く、並列の展開で一大シリーズを創り上げるアメリカンコミックスのシステム。このノーマンズ・ランドは、その冥利を思う存分味わうことが出来ます。
 ノーマンズ・ランド前日譚、致死性エボラウイルスがゴッサムに蔓延する『コンテイジョン』。大震災により街すらも壊滅する『カタクリズム』。この二シリーズは解説として収録されているのですが……コンテイジョンの一編だけ、一話だけが邦訳されています。その一話が収録されているのはヒットマン1。バットマンとヒットマン(トミー・モナハン)、二人のヒーロー初の邂逅回。アレはコンテイジョンでの話です。この話自体、ヒットマンの連載開始前日譚でもあります。意外と近場なゴッサム界隈。
 単純な正義や悪意は通じぬ、狂乱の無法地帯。話は、まだ始まったばかりなのです。