日々雑談~2208~

 8月に祝日があるというのが、未だにピンとこない。そうか、山の日か……全国の学生は、海の日よりちょっと前辺りがいいかなーと願ってそうだけど。

 そして8月11日は、悪い文明が成敗される日こと映画『X-MEN:アポカリプス』の公開日。観るのはコミケ以降というかお盆以降になりそうですが、一週間ぐらいならネタバレもなんとか避けられるだろ! しかし、CV松平健はやっぱズルいな……自然と吹き替え版が鑑賞する上での第一の選択肢となるくらいにズルい。大暴れ、待ったなしだ!

 

 最近オリンピックの柔道で日本が思うように勝てないのは、裏を返せば海外で柔道が独自の発展を遂げ優秀な人材が集まっているということでもあるんだけど、そう上手くは飲み込めないだろうし、海外に置いて行かれそうという焦燥感はしんどいわなあ……。

 なんだかんだで、ちょびちょびオリンピックも観ております。今回、ほぼ真逆な時差やニュースの多さによる紙面の限界で、新聞がかなりキツいことになってますな。朝刊には間に合わないので、夕刊を取っていないと、情報が丸一日遅れてしまうというジレンマ。ある意味、4年後の東京は楽なんだろうけど、今度は真っ昼間に生中継を観ることの難易度でTVがちと困りそうな気が。ままならんもんです。

 む? 男子ラグビー、ニュージーランドに金星取った勢いで、準々決勝に進出して、ベスト8確定!? 今更新中に耳にしたニュースだけど、最近のラグビーはホント勢いあるな!

日々雑談~2207~

 昨日、アメコミカタツキ RUN! RUN! RUN!!の予告編をアップしました。トピックスにも追加しましたが、参加は三日目(14日・日曜日)東ホール“オ”42―b「肉雑炊」です。既刊も、あるものはなるたけ持っていくようにします。新刊ではありませんが、春のCOMIC1で出した変態仮面対スパイダーマン アブノーマル・サーガもコミケでは初売りだったりします。

変態仮面対スパイダーマン(仮)

 この三人が銀幕で暴れた今年ならではのトライアングル本なので、出来れば今年中に多くの人の目に触れて欲しいですね! 触れて良いのか! という感じでもありますけど!

 

 この流れで話すのもどうかと思うのですが、録りだめしていた先週と今週のアルティメット・スパイダーマンを一気見しました。異次元のスパイダーマン編のあとだと、デッドプールも変態仮面も異次元のスパイダーマンに見えてくるから恐ろしい。いや待て、実は変態仮面もまた、変態仮面の世界におけるスパイダーマンなのでは……?
 前回の異次元のスパイダーマン編は、スパイダーマン2099やスパイダーハムと、比較的知名度のあるバリエーションがメインでしたが、今回は偽スパイダーマンから吸血鬼狩りの別物へとなったブラッドスパイダーや、西部劇のウェブスリンガーに謎の敵スパイダーウルフと、アレンジの強化や更なるマイナーが抜擢された、本気の異次元仕様ですね。
ウルフの正体は、アレだと思うんだけど……とにかく読めないのが、やっぱ面白い。まさかファントムライダーが、こんなアレンジで出てくるとはな!

 

 そして今気がついたけど、今日もうデッドプール Vol.6:オリジナル・シンの発売日か! バタバタしてて、まだ先だと思い込んでいた……結婚のあとに明かされるのは、“娘”の行方、そしてデッドプールの“原罪”。ここからデッドプールの物語は、徐々にマーベルユニバースの中心へ――

アメコミカタツキ RUN! RUN! RUN!! 予告

 これは、Marvelの核弾頭ヒーローことデッドプールと、数多の英霊が集うFate/Grand Orderがクロスする物語――

 

 ある“仕事”により、ケルト戦士と機甲兵士が戦うアメリカ独立戦争に現れたデッドプール。重症を負い、傷病兵として救護テントに運ばれたことから、全ては始まった。

 

「患者ナンバー58、重症。手足の損傷が激しく、切断が望ましい。ですが、カルテよりも状態はよく思えますね。どちらにしろ切断ですが。スタッフにカルテと診療の正確さを、もう一度しっかり言い聞かせないと」
「ここも……駄目でしょうね。頭部欠損、まともな意識が残っているかどうかも怪しいところです。生きることは出来ますが、それだけですね。更にこの一見焼け爛れたように見える肌、これは化膿とは少し違う……何らかの病気、伝染病の可能性があります。急ぎ隔離すべきでしょう」
「ですが、私は貴方を生かすために尽力します。それが、私の使命なのですから」
「問題がある部分を、全て除去します。手足に肌の大半に……麻酔が足りないため、苦痛を伴う治療となりますが、私は貴方の生き抜こうとする意思を信じます。誰か、彼の口に噛ませるための布を!」
「では、切断のお時間です」

「もう、独立戦争はこりごりだよ~~!」
「私はあの患者を追います。この看護の手から、逃す気はありません」

 

 英霊ナイチンゲールに患者と認定されたデッドプール。追う看護婦と、逃げる患者。二人の追いかけっこは、幾つもの世界線を越え、繰り広げられる。

 

「ブルース・バナーぁぁぁぁ!」
 何やらズタボロで血まみれなデッドプール。彼の手には、ホイップクリームがてんこ盛りになったパイがあった。
「元祖マーベルのバーサーカー! ここは頼んだぁぁぁ!」
 すれ違いざま、デッドプールはバナーの顔面に直接パイを叩きつけた。パイ投げなんて生易しいと思うほどの勢い。衝撃でバナーの眼鏡が、歪んだまま宙を舞っていた。

「おや?」
――声が、した。鉄の鐘が鳴くような。
「その身体、治療の必要があるようですね」
――運命が、其処には立っていた。
「その格好、アサシンの一人ですか」
――強き淑女の姿をして。
「なるほど」
――すなわち、狂戦士が如き看護婦。看護婦が如き狂戦士。
「あなた」
――月夜でも一切顔色を変えぬ、それは、たった一人の軍隊(少陸軍省)のようにも見えて。
「身体中が毒、その身体は毒の化生ということですか。それならば」
ナイチンゲールの背後に巨大な白衣の天使が浮き上がる。ナイチンゲール一人だけではなく『傷病者を治す白衣の天使』という看護師の概念全てが結びついた結果生まれた、ナイチンゲールの宝具。その名は――
「我はすべて毒あるもの、害あるものを絶つ(ナイチンゲール・プレッジ)。我々の治療への意志と、貴女の毒性。どちらが強いのか試す、なんてことは言いません。必ず治して、除去してみせますとも」

 

 放っておけば、人類史を歪めかねないデッドプールを落ち着かせるため、デッドプールに“仕事”を依頼した英霊と、カルデアもついに動き出す。

 

「かの聖女や聖少女の露出の激しい服を見た瞬間、かの電気を発見した瞬間の如き衝撃が、脳髄を貫いた。人類は発展とともに、あけすけな心を失ってしまった。本来の進化の道を辿っていたのならば、人は皆衣服を脱ぎ捨て、全裸になっていたのでは――」
「そんな。僕たちは一体何処で道を誤ったと言うんだ!」

「まずは、アメリカ建国の父の一人として、合衆国を救ってくれた君たちに礼を述べたい。私の名はベンジャミン・フランクリン。アメリカ独立宣言に携わった男にして、電気の発見者さ」
 これだけふわふわと不確かな存在なのに、そんなフランクリンのウィンクは、やけに活力のあるものだった。
「ベンジャミン・フランクリンって、百ドル札の人だよね?」
「はい。政治家、外交官、実業家、物理学者、作家、思想家、気象学者、発明家。どの分野でも卓越した功績を残す、世界でも指折りの、多彩な才能を持つ偉人です」

「なお、私はマーベルユニバース準拠のフランクリンであって、FGOのフランクリンではない。もし後に別のフランクリンが出てきたとしても、別人と思ってくれよ?」
「何処に話しているんです?」
「なに。我が友にならって、壁の向こう側にね」

 

 容易く収束されると思われていた事態。その裏で蠢く、強烈なる悪意。謎のままの悪意は、同じくらいの悪意への接触を図る。

 

「この肉はデッドプールと呼ばれる男の一部だ。世界と次元を逃げ惑うヤツが腕や足を落とすたびに、私が回収してきた」
「デッドプール? 死の賭けか。ふざけた名前だな。だが、同じ腕が二本あることからみて、その男、高度な再生能力を持っているようだな。羨ましい」
「今は笑っていても、将来的には忘れられない名前になる。この男により、お前は今ある全てを奪われるのだからな」
 財産も目的も、そして生命も。来訪者が語ることは、必然であった。
「笑えない冗談だ」
「この施設で、実験動物として扱われている、ウェイド・ウィルソン。その男はやがて、この施設を破壊し脱走し、デッドプールとなりお前を破滅に追い込む」
 この世界は、ガンに侵された傭兵ウェイド・ウィルソンが、デッドプールになる前の時間軸――
 このホスピスにて、史上最強のおもしろ愉快なスーパーヒーロー、デッドプールは生まれた。
「……なるほど。この施設で一番反抗的で、一番おもしろい男の名前を出されると、本当に聞こえるな」
 ホスピスの運営者、その名をエイジャックス。人間を人為的にミュータントに変貌させ、超人兵士として売り払う組織の元締めであり、個人的な愉しみでウェイド・ウィルソンをデッドプールへと変貌させ、やがてデッドプールに殺される男であった。

 

 加速する悪意。その悪意が起こす事象に気がついたのは、人造人間フランケンシュタイン。フランもまた、独自に動き、デッドプールとの接触を図る。

 

「ア……」
「サプラーイズッ!?」
 ぽつんと所在なさ気に立っているフランに気づき、デッドプールは跳びはねる。その様まさしく、アメリカのカートゥーンアニメの如く。
「あー、いよいよ心臓が口からぶっ飛ぶかと思った。えーなにーこんな所に花嫁さんが居るよ。なになに、相手の男がロクでもなかったの? ラスベガスの教会で勢い任せで結婚しようとした寸前、正気に戻ったの?」
「アゥ……ゥ……」
「まあ、シャイね。オープンな俺ちゃんと1+1で割るとちょうどいいから、いっそ結婚しちゃう?」
 デッドプールはベルトのポケットから一輪のカンナを取り出す。ちなみにカンナの花言葉は、妄想だ。
「ゥゥ!」
 フランは慌ててかぶりを振った。

 

 やがて追いかけっこは終わる。そしてその終わりは、更なる混迷の合図だった。

 

「剣もある! 銃もある! 股間の槍はロンドミニアド! 暗殺技術もある! 俺ちゃん愛用のスクーターはキャラクターグッズでも発売中! なんてマルチプルな英雄よ! きっとFGOに本格登場したら、チート級間違いなしっしょ!」

「どうしたんだ、その格好。スーパーヒーローに転職したのか?」
「そうだな、スーパーヒーローじゃあないかもしれないが、人気者にはなったよ。そういやさ、スーパーヒーローのクリーニング割引。あれさあ、ヒーローチームに入ると、チームの方でコスチュームを洗ってくれるから、更にお安いんだぜ」
「なんだ、団体割引があるのか」

「デッドプール。私は身も心も歪みきった貴方を治療するために、ここまで追ってきました。しかし、先に根絶すべき病原菌を発見しました。一分一秒でも生かしておけば、それだけ被害の広まる病原菌です」
「トリアージだな。ヤツを殺るのは俺だ! なーんてこだわりはねえよ。一回、大スクリーンで大勢の観客の前で殺ってるしな。俺ちゃん現実主義よ?」

「なあ、今日、ブラックバードが発進する用事、あったのか?」
 台所でシリアルを食べているコロッサスに誰かが尋ねる。X―MENの一員であり、鋼鉄の肌とクローム製のチ◯コを持つコロッサスが、今日の留守番役だった。
「ああ。なんでもウルヴァリンが使うらしい。X―MENの一員でありながら、単独行動を好む。まあ、いつものことだ」
「ほー、この学園に、俺以外のウルヴァリンがいたのか」
「ブフォ! なんだと!?」

「気づいていないことは、不幸なのでしょうね。私は貴方を病原菌だと思っていましたが、過剰評価でした。貴方は、愚かな患者です」
 エイジャックスの身体が跳ね、一息にナイチンゲールの元へたどり着く。既に斧は、振りかぶられていた。
 手斧が、空気を切り裂く。僅かに飛び退くナイチンゲールと、更に踏み込もうとするエイジャックス。
「本格治療を開始します」
「お前、ウェイドに負けず劣らずだな」

「醜い怪物は、そこにいる!」
「何処に!」
「お前の隣りにいる!」
「おいおい、冗談だろ。フランケンシュタインの怪物って言ったらさあ、俺ちゃんみたいなハンサムフェイスなメンズよ? この娘、目隠れタイプだけど、可愛いじゃん。角、生えてるけど」
「お前は、お前は根本的なことがわかっていない!」
「何が。そりゃあそんなに長く付き合ってはいないけど、いい娘だよー。ブラックボルトよりは聴きやすく喋るし、ジャガーノートよりは荒っぽくない。だいいち、花嫁っぽいじゃん。怪物は、花嫁を探してここまで来るもんだろ? 花嫁が追ってきたら、ハッピーすぎる。せめて、ホラ吹く前に小説読んどけよ」

「おい、気をつけろよ。今から出てくるヤツは、最低最悪のデッドプールだ!」
 フランに注意を促すデッドプール。
 自身の残骸を使って作るデッドプール。それには、前例があった。とある科学者が拾い集めていたデッドプールの残骸を、デッドプール本人がゴミとして処分したものの、ゴミ収集車でミックスされ合体した結果生まれた、悪魔の如きデッドプール。
「その名を、エビル・デッドプール! ってちっげーえし!」
 吹雪が晴れた瞬間現れたのは、デッドプールの予想とは違う、別の方向性でちょっと触れにくいデッドプールのような、そうでないような存在だった。

 

 遠い北の地での決戦。デッドプール史上最悪の敵が、フランの前に立ちふさがる宿命が、ナイチンゲールとは決して相容れない男が、三人のバーサーカーと対峙する。その決着、そして反則的な英雄の登場とは。

 

 アメコミカタツキ RUN! RUN! RUN!!
 コミックマーケット90 東ホール“オ”42―b「肉雑炊」にて予定価格500円にて頒布。

アメコミカタツキ RUN! RUN! RUN!!

 

more

日々雑談~2206~

 初見の管理者を連れて、二回目のシン・ゴジラに行ってきました。管理者も満足どころか、大満足だったようで良かった。互いに好みの作品やジャンルは若干違えども、根本的なところは似通っているから長年付き合っていられるんでしょう。
 しかし上映中、ちらりと管理者のリアクションを確認していたものの、最終盤はすげえ前のめりになってたな……気持ちはわかるぜ。

 シン・ゴジラ、クリティカルヒットするとズギュンと来る作品であり、ハートを貫かれた俺が言うのもなんなんですが、わりとコレ、好き好み別れるアクの強さあるよね……現在都市伝説的に「関係者試写会ではあまり良い評価が得られなかった」という噂が流れていますが、これが事実だったとしてもむべなるかなと。関係者というか、売る会社側の人間が商材としてシン・ゴジラを観た場合、おそらく悩むでしょう。好き嫌いが別れる作風と、今までにない作品にGOサインを出すのは難しい話。ダメとは言い切れないけど、OKとも言い切れない、正直出すまでわからん位置づけの作品だったと思います。

 それにあと、興行的に売れるかどうかは、まだ分かりませぬ。キャラクターものはまず、初週に固定のファン層がやってくるので、勝負は次週以降。現在夏休みで観客数自体は多いものの、他の強豪映画もゾクゾクとやってくる状況。個人的には、今年トップクラスの映画なので、クセの強さをフルブーストして、のし上がっていてほしいなあ。

 小学生も上映後に「すっげえ楽しかった!」と喜んでいた、シン・ゴジラ。その感性はグッドなものの、その年でこういうのに惹かれると、色々大変だぞ! 昔スターシップ・トゥルーパーズを観て、大変なことになったオッサンの忠告だ!

 以下、キャッチコピーである“現実対虚構”に関する話。本編ネタバレなので、隠しておきます。

more

日々雑談~2205~

 アレだな、殺人的な暑さというのは、ここ最近の暑さのことを言うんだろう。水分補給のタイミングを誤ると、本気で死にかねない。水分補給とためらわない冷房の使用、大事!

 アイドルマスター プラチナスターズの封をようやっと開けられたけど、スゲエなコレ。アニメが動いている以上の域に達してやがる。スターライトステージにもビックリしたけど、流石据え置きPS4となると、一歩先の次元にいるな!
 コミュニケーション要素が少なめで、ビジュアルは最高級と、前者を重視する場合はきっと評価低めになると思うのですが、自分の場合はぶっちゃけ久々のゲーム機でのアイマスなので、ちょっとのふれあいで十分嬉しいです。まだ響や貴音が961だった、PSP以来かなあ。なんかタイミング合わなかったりして、ゲーム機で出来なかったんですよねえ。
 とりあえず、アーケード時代に育成しくじった律子をメインに、始めて担当した真や今まで担当したことのない響を加えてユニットに……いかん。アイドル選ぶのに、スゲエ本気で悩んでいる。悩みすぎて、脳細胞が焼ける音が聞こえるような……。