日々雑談~1824~

「アベンジャーズ最新作」公開決定!美人すぎる翻訳家が教える初心者向けアメコミ講座

 最初記事のタイトルを見た時はこれアカンタイプのじゃ!?と思いましたが、いざ中を見てみると、気遣いに裏打ちされた提示と発想とノリが中々に面白く。インタビュアーさんに「なんでそんなの初心者向け企画で選んじゃったの!?」言われてますが、俺もそう思ったよ! 初っ端からネズミ食えと!?
 自分もここやお仕事で、お勧めアメコミの選出を時折やりますが、何度かやって思ったのは知識以外の部分、この記事をこう書いて何処にどう響かせたいのかという目的や目的に合わせてテキストを形作る文章力等などの大事さですね。もちろん知識は重要ですが、エンジンのみで車は動かないし、タンクだけでコップ1杯の水は汲めない。様々な部品があってこそ車は走るし、水道蛇口があってこそコップで水が飲めるわけで。上の記事や犬溶接マントークなどは、この部分の性能が高いため、老若男女誰でもまず読み物として楽しめるかなと。究極の初心者向けとは、まず誰もが楽しめること。
 ぶっちゃけてしまえば、初心者向けアメコミの選出はなんでもいいんです。例えば、ぶっ飛び気味なバットマン:アーカム・アサイラムプロメテアを提示しても良いと思います。ただ、何故それを出すのかという理由、読みたくなるようなポイントの提示、テキストやトークの対象に向けてのパッケージングは絶対に必要です。そもそも、一人で好き勝手やるだけじゃ、よっぽどの天才でない限り読める文章や聞けるトークは出来ないよねということで。意識して色々見出さないと、研鑽すら出来ませんし。
 いやー、突き詰めてみると、レビューや紹介メインの文章や活動にも、やること挑むことによる楽しみを見いだせますよ。それに何より、紹介をきっかけに、自分にはない才能を持った人達が興味を持ってくれたり、起点の一つとなり大きな流れの力添えとなれるなら、これ幸い。大局的に見れば、やがて自分の幸せに繋がるというマル得仕様です。

日々雑談~1819~

 最近のアメコミ界隈、MARVELの
「今までのシリーズを集めた新生シークレット・ウォーズやるよ! 世界ごとに分かれての大戦だよ!」
「今まで殆どビッグタイトルに関わってないデッドプールどうすんだよ……」
「何を言ってるんだい? デッドプールは1980年代の元祖シークレット・ウォーズにも参加しているベテランヒーローじゃないか!」

デッドプールINシークレット・ウォーズ

「あ、あれ!? デッドプールって90年代生まれじゃ」
「それは未来人や全知全能たる主神のしわざさ。彼は本来40年代から頑張ってたのに、ヒドいよね」
「……うん。ヒドいよな。そうだ、実にヒドい」

 書いている内に、どっかのキュウべえや「全部月島さんのおかげじゃないか!」を書いている気分になってきた。まあとにかく、コイツはある程度予想していたわけですよ。デッドプール本誌で時折挟まれる過去編からして、その時代にいたんだよ!理論はあり得ると思ってましたし。

 でもまさかなあ、マーベルではなくDCコミックの方、新規連載タイトルの中に……セクション8が入ってるたあなあ!

セクション8

 酒瓶で頭を殴るマン! 犬溶接マン! 何してんのお前ら!? この時代、まさかの大復活。世界観が一新された数年前のリランチ、新生された世界にちゃんとヒットマン(トミー・モナハン)やセクション8が居るというのは知っていたものの、まさかの復活。製作陣もガース・エニスを筆頭にオリジナルメンバー……いやまあコイツらは、第三者が扱うにゃあ難易度高すぎるけど!w
 先日、犬溶接マン(コスプレイヤー)がオリジナルアーティストにツイッター上で捕捉されるという話がありましたが、アレもある意味、伏線というかここに繋がる話だったんだろうなと。まあ、日本での唐突な邦訳! ブーム発生! なんで!?が、セクション8新作ゴーサインの助力に少しでもなっていれば、日本進出における関係者の端くれとして、物凄く幸福な事ではあります。セクション8、ヒットマンの一部ではなく独立誌は始めてなのかな……?