日々雑談~2240~

11月23日後楽園DDT

 プロレス見てきて、活力注入! 久々の後楽園ホールでのプロレス鑑賞、しかも今日は「後楽園だと地形効果が付くよ!」と攻略本に書かれるレベルで安定性があるDDTの大会。いやあ、安定性とクオリティ、共にハイレベルな興行でした。選手だけでなく、セコンドやレフェリーといったスタッフ全員が一丸となって“面白さ”へと向かい、リングだけでなく会場全体を意識した結果、後楽園全体が想像力のキャンバスに。路上プロレスで鍛えられた、視点の広さは伊達じゃない。

 後は、出る選手とカードの取捨選択の計画性ですかね。云年前に同じ後楽園で某団体の興行を観たことがあるのですが、選手の飽和と高齢化で、興行の大半が3人タッグマッチもしくはソレ以上の人数による試合になってまして。タッグマッチは人数が増えれば増えるほど、選手の消化だけでなく個々に休むタイミングが出来るのです。あと、試合が30分をゆうに越えるので、観ている方が疲れてくる。個々の見せ場も少なくなるし。多人数での試合にも名試合はあるのですが、それだけで興行を作るのは、ただテーブルから溢れるほどの大盛りメシを用意されるようなもの。美味いというより、食っていて飽きる。正直、後半の試合、こっちの体力がついていけず一部寝てたもの。
 その点、今日のDDTはシングルマッチをテーマにして、飽きの来ない攻勢+ちゃんとした時間配分をしていて良かったねえ。見事なフルコース。終わった後も、ちょうどいい腹持ちというやつです。

 真摯さと計画性を持ってして、完成度の高い興行が出来るプロレス団体。それが、DDT。昔からプロレス団体としては、良い意味で異端であり、業界から理解されにくい特別さをもつ団体だったのですが、それらが上手く昇華されて現在に至っております。いやいや、スケジュールに合わせての観戦だったけど、DDT観れて良かったわー。後楽園の椅子も柔らかくなってて、観てて楽だったし。もうちっと、積極的にいろいろなトコの興行観に行くようにしよう。見い出したものを、自分自身のやってることに流用できるってのもあるしな!

日々雑談~1875~

 スポーツノンフィクション1964年のジャイアント馬場を購入。以前読んだ同著者の完本 1976年のアントニオ猪木がえらく面白かったので。
 すげえ雑に時系列を語ると、野球選手→日本プロレス入団→アメリカで活動→全日本プロレス創設。主にメインとなっているのは、序盤からアメリカでの活動。必然的に、昭和野球史や日米プロレス黎明期、アメリカにおけるカルチャー史や日本から見た格闘技史など、様々な分野文化が語られております。今見ると無茶苦茶な事があった時代なので、事実一つとってもエキサイティングすぎて超楽しい。
 一流のアスリートであり、最高のプロレスラーであった男の人生記。ホント、大きな人です……。

 いやーいいですね、今週のキン肉マン。バッファローマン対ガンマンの大型パワー対決。サンシャインとシングマンもこれに該当しますが、あの二人の対決は双方ギミック寄りの一面もあったので。バッファローマンとガンマンは、両方筋骨隆々な人型。さながら、バッファローマンの異名である“超人発電所“の元ネタとなった“人間発電所“ブルーノ・サンマルチノがトップを張っていた頃の、ニューヨーカーが好んだアメリカンプロレスのような風情。シングルマッチでこういう試合、キン肉マンの歴史でもあまり無いカードなんじゃないかな。王位争奪戦のバッファローマンVSマンモスマンは、かなり似ているけど。
 あと、ガンマンはマジで覚えていない傲岸不遜。サンシャインは記憶にあってもそれを留めない都合の良さ。両者の忘却には、結構な違いがあると思います。つーかサンシャイン、人間ジェロニモに負けた後、超人ジェロニモをギタギタにしているので、本人の中じゃある程度精算できているんじゃ無いかと。

日々雑談~1796~

 今日は自身の都合+ネット回線が不安定だったため、「2014年のデッドプールを振り返る」を更新できませんでした。申し訳ない。途切れ途切れの連続ツイートというのも、落ち着きませんしね。
 しかし明日から日常かー。何か今年の正月は、やけに儚い感じでした。酒だけは、ヒマ見てグダグダと呑んでました。ええ。

 1月4日と言えば、新日本プロレスIN東京ドーム! 自分はドームに行けませんでしたが、ちゃんとテレ朝地上波放映は録画予約済みです。ちょっと時間が短いのが残念だけど、行った人のツイートを見る限り、満足できる物が見れそうな予感!
 いやねえ、結構前にテレ朝がゴールデンタイムや生中継を用意して新日をプッシュしてくれた時期があったのですが、この時期ちょうど、総合格闘技との兼ね合いやら権力的な都合やらでかなりグダグダ、結果プッシュを台無しにしてしまう形に。これおそらく、今の調子の割に控えめなプッシュにも、確実に影響しているよなあ。
 どんだけアレだったかというと、ゴングが鳴った直後にCM。CM中相手が覆面レスラーのマスク剥いだ結果、開始十数秒没収試合になって、いきなりCM明けたら乱闘!? ホワイ!?と視聴者置いてけぼり。地方でも正直アウトな構成なのに、よりによって全国中継ありのビッグマッチでやるんじゃないよ!?
 この時期の新日は、かなりアカン感じだったのですが、あれからしばらく。一体誰と戦ってるんだとの問には客の目と答えられるだけの確かさ、裏方であるフロントも裏に控えたまま表舞台のレスラーを全力支援と、今では再び業界の中心に立てるだけの団体に。色々な物の呪縛から、解き放たれた結果の今なんでしょうな……。

 2015年は、プロレスにも力を入れて行きます(唐突 
 実際ここで取り上げる事は少ないでしょうけど、今現在、業界の環境自体がいい方向に進んでいる気はするんですよね。こういう状況は応援していきたい所。良い所を多くの人が応援してそれが伸びていけば、未だに凝り固まって残っている悪い所は、自然と消滅していきましね。これはまあ、何処の業界も一緒か!