日々雑談~1623~

 昨日は更新できず、すみませんでした。

 デッドプール結婚! デッドプールギネス! ディスクウォーズ!ですっかり言うタイミングを見失っていましたが、平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊を観てきました。強行軍でしたので、ホント唐突に。思い立ったのが上映20分前レベルで。
 雑感としては……目に見えてダメな所はあるし、おっとなるような良い所もある、いつも通りのディケイドから連なる、オールヒーロー系映画化なあと。ただ、良い所と悪い所のバランスは、良い方に傾いていた気もするし、オールヒーローという広い名目で出しておいて、TVの◯◯を見ていないとわからないなんて入り口の狭さも無かった。総じて言えば、良い方向にはまず間違いなく転がっています。
 ただ、この数年で固められたオールヒーロー映画の型を磨きあげた映画なので、ストーリーの概要自体はどこかで見たような、以前とあまり変わらないので斬新さは殆ど無いし、強いていうなら飽きが出来始めている型なんですよね。ヒーロー同士の対決も、ヒーロー総登場も、数年前ならそれ画期的で人を集められても、毎年恒例で数年続けていたら、流石に画期さも斬新さもボヤけるわけで。今回の映画のキャッチフレーズで「仮面ライダー道、ここに極まれり」と言うのが有りましたが、ここを一つの極みと考え、新たなステージを目指して欲しい所であります。 
 裏切りやあちゃーは少なめな、悪くない作品でしたよ? 伝説の1号ライダーに期待していくと、ちょっと割食っててアレかもしれませんが……。行動原理が、ダメな体育会系の先輩みたいでなあ……。

日々雑談~1622~

>えーと、出席者の皆さんは赤タイツさまに弱みでも握られてるんでしょうか?それとも「デッドープールの結婚式だと!?そんな危険な催しの監視はヒーローの義務だ!!」なんでしょうか・・・

 たとえどんな事情があろうとも、結婚式は平和的に。今、X-MENはウルヴァリン派、サイクロップス派、更にはケーブル率いるX-Forceと細分化している上に、それぞれの派閥にはちと距離がありますが、此度の結婚式は全員旧交を温めつつ参加しておりました。シビル・ウォーの真っ最中に行われたブラックパンサーとストームの結婚式も、登録賛成派と反対派が争いを忘れて参加していたので、ある意味人の縁による安全地帯です。
 ……まあ。デッドプールの結婚式は、争いどころか戦争状態ですが。誰だよ、パニッシャー呼んだ奴。ヴィランと殺し合い初めてるじゃねえか。

デッドプール主催結婚披露宴会場

 昨日も使ったこの画像(デッドプール結婚記念号表紙)ですが、タイトルの下にご注目を。何やら見慣れぬ、World recordという文字とギネスの銘が入っております。
 実はこの表紙、最も漫画のキャラクターが多く描かれている表紙として、ギネス認定されました(ソース)。描かれているキャラクターの数は、圧巻の232人。何人か漫画のキャラではない実在のアーティストやライターも混ざっているので、その分差っ引くと224人。単に数を描いただけでなく、書き分けがしっかりしていて、個々のキャラクターが分かるというのも認定の後押しになったようで。つまりは、デッドプールの名がギネスに刻まれることに。なんともまあ、結婚記念に更にドン!とめでたい話だのう。

日々雑談~1621~

 堅苦しい話は隔離するとして。
 先日遂に出ましたね、デッドプール結婚記念号!

デッドプール主催結婚披露宴会場

 結婚相手の詳細は、エピソード紹介も含め後日に回すかTwitterでやるとして、取り急ぎ今回の結婚記念号の特殊な形式をざっくり解説。豪華ですよ、ホント。画像のマーベルヒーロー総出演な結婚式、ちゃんと付録で全員の名前と配置を書いた図表も付いてますからね! 現状を把握する、クイズの材料とする、使い方は無限大!

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日々雑談~1620~

老害かー……ふと目にしたのでので考えてみたけど、やっぱり難しい言葉だなあ。アピール目的の自称老害は高確率でマジモンだし、知識や常識を自世界で尖らせたまま周りも引きずり込んでいくタイプが明確な害よね。
 そうねえ、自分の存在が居る場所の負になっている可能性を、一ミリでも考えられない人は、危ないんじゃないかなあ。自省も憂いもなき経験なんて、いくら積み重ねても砂上の楼閣。負であれというのではなく、そう思い常に行動を省みる姿勢といいますか。自覚なしにでも自分の生き様が曇りなく正しいと思っているようにしか見えない人間の振る舞いは、一歩距離を置いてみると怖いよそりゃあ。当人たち、気づいてないというか、気づけないけど。
 実際、自分が見てないからその場所にイジメはない、自分が知らないからトラブルの可能性はない。経験から生じた物が、ねじ曲がった自信や、慎重を忘れ対処を考えない無茶さに繋がる光景も見てきましたし。この辺りは老=経験が害となりかけてる光景で。
 ただ、経験が害に繋がる光景以上に、経験が慎重さや金言になる光景を幾度を見てきているので、世の中老害よりは為になる先人の方がまだ多いとは思っております。害になりかねない可能性を自覚しつつ、踏みだそうとしている人間には後押しを、大きなリスクを背負う暴走には慎重を。正しい先人に、なりたい物です。

ディスクウォーズ:アベンジャーズなコラム~その2~

 スパイダーマンが、ウザい(挨拶) でもあの敵側から見たら「ホントこいつ、ぶっ殺してえ!」なファイトスタイルこそ、スパイダーマンの真骨頂。真正面からの殴り合いは、ハルクとかソーの担当なので、むしろこれでこそ、コレで行こう!
 そんなこんなで、ディスク・ウォーズ:アベンジャーズも本日第二話でした。少し展開が遅めかもしれませんが、それは無駄なことをしているのではなく、丁寧な仕事の結果なので仕方ないことかと。
 例えば、アメコミを読んでいる人ならば悩むこともないヴィランという単語。自らにとって普通だと忘れがちなことなのですが、ヴィランって多分、一般的にはあまり使わない言葉ですからね。おそらく、怪人の方が通りが良く。このヴィランという単語を、ちゃんと冒頭ナレーションで解説する丁寧さ。知識に頼りいきなり「ヴィラン」と言うこともなく、分かり易い悪党や怪人といった言葉で押し通すこともなく。この真摯な姿勢には、制作側の本気を感じました。日本という土壌で、個性を殺さぬままアメコミを作ろうとしているんだなと。
 そして、個人的にはレッカーの登場にガッツポーズ。レッキングクルー出てくれないかーという無茶な願いが、ウルヴァリン出てくれないかなーやデアデビル出てくれないかなーより先に叶ってしまうとは……。今後レッキングクルー勢揃いになってくれたら、思い残すことは何もないレベル。
 という訳で今日は、スパイダーマンに負けた赤いアイアンマンと、メジャーじゃ通じないスイングなバール野郎の紹介です。

クリムゾン・ダイナモ

後期型クリムゾンダイナモ

 未だ、米ソの冷戦が続いていた時代。ソ連はアメリカのヒーローであり象徴となっているアイアンマンを打破するために、科学者アントン・ヴァンコにソ連のアイアンマンを制作&装着させた。赤いアイアンマン、クリムゾンダイナモの誕生である。

クリムゾンダイナモMKⅠ

 その後、製作者であるヴァンコは政治思想の転向により、アメリカに亡命。ヴァンコはトニー・スタークの元に身を寄せ、友人となるものの、二代目クリムゾンダイナモとなったボリス・ツルゲーネフと相打ちとなり死亡してしまった。そして製作者死亡と共にクリムゾンダイナモも潰えることと……全然ならず、ヴァンコ死亡後も、続々と10人以上のクリムゾンダイナモが誕生することとなった。どうにも、設計&製作技術が確立してしまったことに加え、兵士が畑で取れるようにヒーローもついでに取れる人海戦術的発想、更にソ連崩壊で色々流出してしまった結果、手に負えなくなっている。8代目ダイナモは、ボリスが着ていたアーマーをうっかり起動させてしまった大学生。10代目に至っては、闇市場に流出していたそのアーマーを買った銀行強盗である。ソ連崩壊後のロシアでも、別の型の中身不明なクリムゾンダイナモがヒーローチーム、ウィンター・ガードで活動しており、もうこれわっかんねえな!

我らウインター・ガード

 余談と推測混じりですが、アイアンマン2でミッキー・ロークが演じたウィップラッシュ。本名はイアン・ヴァンコでロシア在住、更にはアーマーの製作技術持ちと、どちらかと言えばウィップラッシュよりクリムゾンダイナモ寄りのキャラなんですよね。そもそも、ウィップラッシュ自体が、映画前はメイン張る程優遇されてなかったというか、ちょっとした事故であっさり死んだような……? なので、あの映画のメインヴィランはウィップラッシュの皮を被ったクリムゾンダイナモだったのではないかなと、個人的には。

レッカー

レッカー

 顔を隠しレッカーと名乗り、操作妨害のためにバールで犯罪現場を無茶苦茶にした、犯罪者のダーク・ガースウェイト。本来、チンケで粗暴な犯罪者として終わるはずであったが、邪悪の神ロキの陰謀が右往左往し偶然の事故が起こった結果、ロキが授かる筈だったノルンヘイムの女王にて強大な魔女であるカーニラの魔力は、ガースウェイトと彼の持つバールに授けられてしまった。バールのようなものを手に大暴れする犯罪者、レッカーの誕生である。やがてレッカーは、手に入れた力を三人の仲間に分け与えることとなり、その仲間もサンダーボール、ブルドーザー、パイルドライバーという新たな名前とコスチュームをゲット。レッカーをリーダーとした、欧米系バカルテットなチーム、レッキング・クルーを結成することとなる。

レッキングクルー

 頭は決して良くないものの、単純さとパワーがかち合った結果、イメージ以上に強い。力を授かった直後、数時間に及ぶ死闘の末にソーを撃破。レッキングクルー結成後は、自由を求めメンバーと共にカナダへ逃亡。一時期キャプテン・アメリカの代理を務めていたUSエージェントや、異星人版マイティ・ソーであるベータ・レイ・ビルといったアベンジャーズメインメンバーの2Pキャラと、ほぼ互角の力を持つヒーローで構成されたカナダのヒーローチーム、オメガフライトを真正面から叩き潰している。

オメガフライト撃沈

全員脳筋気味なので、まともに攻略しようと思うと、大変。逆に言うと、作戦や策略を立てた上でなら、倒すのが難しい相手ではない。常人であるパニッシャーに毒ガスでやられたり、若手ヒーローチームであるヤングアベンジャーズに捕まったり。ゲームで例えるならば、能力値は高いが行動がワンパターンな上、状態異常に弱いボスキャラ。
 レッキングクルーは、レッカーが他の三人にパワーを分け与えている。なので、レッカー自身はレッキングクルー結成後、弱体化している。バカ強い一人と、強い四人のどっちが手強いかと言われたら、現実的には後者の方がおそらく厄介。ただ、こういう状況下でありながらも、平気で単独行動するメンツなので、バカ強くない一人がウロウロしていることも良くある。最悪手じゃねーか。