技の匠の娘さん?

ふじい(以下F)「タスクマスターの個人誌が発売されたということで、今の今まで取っておいたネタを解禁する日が来たな」

サイレン(以下S)「それはまさか、デッドプール:MAXシリーズの女タスクマスターの事か!?」

D「ひょっとして、お母さん!?」

F「いや。アレは手元に資料が無いんで……。少し雑談でも匂わせていた、タスクマスターの娘の話をちょっとしておこうかと」

S「ああ。あの娘か」

能力的にはタスクマスター+ホークアイ

F「名前はFinesse。正直読み方が分からんので、今回は英語表記でお茶を濁らせてもらう。ヒーロー訓練学校兼ヒーローチームのアベンジャーズアカデミーのリーダー役を務める、頭脳明晰な女性。特技は百発百中の射撃&投擲術と」

S「相手の技を見ただけでコピー出来る能力か。いやでもねえ、能力が被ってるだけじゃねえ。デアデビル誌やアベンジャーズで活動している、暗殺者のエコーの能力も、相手の技を見ただけでコピー出来る能力だぜ」

F「まあ、彼女自分で、タスクマスターが実父だって明言してるしね。タスクマスター自身は認知してないけど。技能と引換に自身の記憶を失うという新設定のせいで、娘の存在を忘れているだけかもしれんが」

S「タスキーは、メジャーリーガーの技能やミュージシャンの技能辺りから忘れればいいと思うんだ」

F「アベンジャーズアカデミーの概要に付いて説明しておくと、ノーマン・オズボーンが権力を握っていた当時、彼の手により限界値まで改造された少年少女を正しく導くために、オズボーン更迭後に作られた学校だな。ハンク・ピムやクイックシルバーにスピードボールと、ヒーローとしての実績がある講師陣により、彼らは日々、ヒーローとしての道を学んでいるワケだ」

目指せ、ヒーロー

S「ちょっと待て。俺の記憶が正しければ、その講師陣は妻にDV働いたり、実の娘に『嘘つきなお父さんは尊敬できない』と言われたり、狂気にとらわれて苦しんでいたりの、ロクデナシばかりなんだが」

F「お前ら、生徒を育てることにより、自分たちもちっとは成長しろよって事じゃねーの。講師全員、これまた過ちを犯した経験のあるキャラばっかなんだよな。実のところ生徒たちも全員、生きる放射能&毒ガス兵器や、強烈すぎる電撃能力を持っていたりと、危険過ぎる能力持ち。限界突破な生徒たちを、まだちょっとトラウマが抜け切れていない講師陣が見守る。何かのフラグが立っているとしか思えないぜ!」

S「そんな中、比較的Finesseはマトモに見えるな。能力もそこまで危険なものじゃないし」

F「精神的にも落ち着いてるし、頭脳明晰なだけあって戦略も立てられるという、中々に有用な人材。ただやはり、父親との関係をどうにかしたいとこだわっている面があるな。だがしかし、地球最高の頭脳と名高いハンク・ピムことジャイアントマン、じゃなくてアントマン、じゃなくてゴライアス、じゃなくてイエロージャケット、じゃなくて二代目ワスプによる的確なアドバイスが!」

S「めんどくせえなあ! ハンク・ピムは!」

「お父さんとの関係で悩んでいるようだね。実はクイックシルバーのお父さんはあのマグニートーで、彼も親子関係に悩んでいて(中略)と言う訳だから、君もある程度自省しないと身を滅ぼすよ」

「はい。わかりました」

S「なるほど。複雑な親子関係だったクイックシルバーを例にして、父親にこだわりすぎる事への危険性を説いたわけか。流石はリードや社長も越える頭脳の持ち主!」

「先生はマグニートーの息子で(中略)という訳で、マグニートーとの一件を世間にバラされたくなかったら、私の父を探すのに協力してください」

「……誰から聞いた?」

「そんなのは、どうでもいいんです。頼みますね、クイックシルバー先生?」

S「あ。彼女、タスキーの娘ですね」

F「俺もこのやりとりを見てから、本当に娘なんだなという気持ちが強く湧いてきた。そしてハンク・ピム(笑)。バラしたらまずいことまで、勝手にアドバイスに使うなよ!」

S「流石はスクラル人に『コイツ、頭脳はスゲーけど、ホントにロクデナシだよな』と言われただけはあるな」

F「結局、タスクマスターが開いていた学校を強襲する形で親子は出会うことになるが、対決中の細かなやりとりがイチイチ面白かったぞ」

「むむ!? その技は俺の知らない技だな。一体、誰から盗んだ!?」

「違う! この技は盗んだんじゃない、習ったんだ!」

「待て。今日は決着を付けるのは止めておこう」

「逃げるの?」

「違う。次出会う時、お前も俺も、新たな技を覚えているだろう。そうして戦えば、お互いまた技を覚える。技のギブアンドテイクと言うヤツだ」

S「スバラシイオヤコカンケイデスネ(棒読み」

F「ソウデスネ(棒読み アベンジャーズアカデミーシリーズは近年始まったシリーズだし、タスキーがピックアップされ始めたのも最近だし、この二人がこれからどうなるのかは、神のみぞ……もとい、Marvel編集部のみぞ知る話だな」

おまけ

アベンジャズーアカデミー生徒
Mettle…身体がイリジウムで出来た、不死身の男。

デッドプール「俺の息子!?」

F&S「「いや、それは無い」」

読解 ワールド・ウォー・ハルク~激戦編~

ふじい(以下F)「やべえ、あまりに間が空きすぎて、前回どこまでやったかを忘れた……こ、ここいら辺からだっけ?」

 天才物理学者のブルース・バナーは軍事研究に携わり、新型爆弾ガンマ・ボムの研究を進めていた。屋外での実験中、何処からともなく迷いこんできた少年を助けたブルースは、大量のガンマ線に被爆。超怪力の巨人、ハルクへと変貌してしまう。
 戦略兵器レベルの危険性を持つハルクは処分すべし。軍上層部の決断を察したブルースは、終わりなき逃亡生活を始めることとなる。実験の責任者であった、サンダーボルト・ロス将軍はハルクの追跡任務を命じられ、彼もまたハルクとの終わらぬ戦いに足を踏み入れる。ブルースの恋人でありロス将軍の娘でもあるベティ・ロスも、当然この波乱に巻き込まれることとなる。三者三様、複雑な立場に置かれた三人のこれからはいかに――。

伝説の始まり

サイレン(以下S)「ちょっと待て! お前、どこまで戻るつもりだ!  ワールド・ウォー・ハルクの話だろ! 前回はこここれ! ブチ切れたハルクがアイアンマンとブラックボルトとMrファンタスティックをぶちのめして、ついでにX-MENも壊滅寸前に追い込んだところまで!」

F「あー、そうだったそうだった。悪の組織イルミナティ最後の一人、Drストレンジが最後の手段を講じようとしていた所までだったな」

S「いや、悪の組織って。あってるっちゃあ、あってるけど」

 其れは凱旋だった。スパイダーマン、ファンタスティックフォー、ルーク・ケイジ、ワンダーマン、ミズ・マーベル、スパイダーウーマン、ブラックパンサー、戦闘不能となった彼らを引き摺り、ニューヨークを練り歩くハルクとウォーバウンド。その光景を目の当たりにしたのは、救助活動のために残った警察官や消防士。ハルクを支持するヒッピーたち。カメラを回すマスコミ。そしてハルクの旧友を名乗る男性だった。王者の行進を続けるハルクの前に立ちはだかった自称旧友は、ハルクに問いかける。
「ヘイ、ハルク。俺を思い出してくれるか?」
 自称旧友の名は、リック・ジョーンズ。かつてガンマ・ボムの実験現場に迷いこんでしまった少年。今は青年である彼こそが、その少年の成長した姿であった。

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肉雑炊的アメコミ紳士録

レッキングクルー(Marvel)
 レッカー、ブルドーザー 、パイルドライバー 、サンダーボールというパワータイプのバカ四人が集まった奇跡のバカルテットチーム。元はレッカーだけが一人だけで活動してました。バールのような物を持って大暴れ。
 四人揃うとバカみたいに強くなるという、Marvel版エグゾディア。USエージェントやベータ・レイ・イービルと言った、キャップやソーに劣らぬ2号キャラでさえ圧倒していたので、実力は相当な物。カナダのヒーロー業界を壊滅寸前にまで追い込んだこともあり。
 ただし、基本バカなので、なんとも言えない。単独行動大好き、時折ソロ活動もあり。一人ひとりになってしまえば、ただのB級悪役。デッドプールとスパイダーマン相手に有利に事を運んでいた時も、乱入してきたパニッシャーに睡眠ガスを嗅がされ一気に全滅。慎重や計画性といった言葉を学んで欲しいところ。

カレンダーマン(DC)
 ゴッサム・シティに居を構える犯罪者。実は二人いる。曜日ごとに衣装や武器を変える、ファッショナブルな犯罪者であるAタイプと、アンソニー・ホプキンスタイプの、祝日ごとに関連した犯罪を企てる頭脳派のBタイプ。先に誕生したのはAタイプなものの、最近の設定では「Bタイプに憧れて、犯罪者になったAタイプ」という、ややこしい設定に。
 Aタイプは近代映画社版、Bタイプはロング・ハロウィーンと、それぞれ別の邦訳版に出演している幸運な二人。なおBタイプは、バットマンでさえ一年間辿りつけなかった、殺人鬼ホリディによる一連の犯罪「ロング ・ハロウィーン」の真相に初期段階で気づいていた様子。Bタイプ、マジ頭脳明晰。そりゃAタイプも時系列を無視して軍門に下るわ。

サスカッチ(Marvel)
 橙色の毛を身体中に生やした、UMAであるサスカッチそのものの姿を持つカナダのヒーロー。ハルクに触発された学者が自身もガンマ線を浴び変身したヒーロー……という触れ込みだったものの、実はガンマ線とはあまり関係なく、偶然開いた異世界の扉からやって来た精霊に取り憑かれたのが、サスカッチに変貌した原因だった。むしろコイツ、ゴーストライダーやブレイドみたいな、オカルト系ヒーローじゃね? 魔界の扉とか開けるし。
 カナダのヒーローチーム、アルファフライトに長らく所属していたものの、チームが壊滅。唯一生き残ったサスカッチは新チームオメガフライトを結成するものの、レッキングクルーにボコボコにされた挙句、サスカッチの暴走が原因で解散。しょんぼり。

キラーモス(DC)
 蛾をモチーフにした飛行スーツを着る、目立ちたがり屋のB級ならぬC級犯罪者。飛行能力と麻痺銃だけで、どグサレ共が集まるゴッサムで名を売ろうとしている時点で無謀。怪人キラーモスとしてギャングの用心棒として雇われ、ゆくゆくは大物犯罪者に。というプランを立てていたものの、全然どうにもならず、ギャングにも馬鹿にされる日々。ガンバレ、キラーモス。
 ……と、閉めたいところだが、キラーモスはこちらの想像以上に追い詰められていた。キラーモスは偶然出会った悪魔ネロンと契約、怪物キャラックスへの変貌を遂げる。人を繭で拘束し、人肉を喰らう蛾の化物キラーモス。もう彼を笑える人間は誰も居なかった。ついでに本人の理性も残っていなかった。ガンバレ、キャラックス。

ウィザード(Marvel)
 発明家兼奇術師という、目立ってなんぼの商売をしていたベントレー・ウィットマン。発明家としても奇術師としても一流だったものの、世間の話題は全てスーパーヒーローたちが。特に忌々しいのは、ファンタスティック・フォーのリードよ! 地味な科学者のクセして、目立ちまくるだなんて!
 プッツンしたベントレーは、ステージネームであるウィザードの名で、犯罪者へと転向。ファンタスティック・フォーに対抗する、犯罪者チームフライトフル・フォーを結成し、ファンタスティック・フォーやスパイダーマンの前に立ちはだかる。
 だがしかし、フライトフル・フォーは負け続き。タイミング的にベストであっても、必ず負ける。最初はともかく、だんだんチーム入りしてくれる悪役も減ったため、現在は元妻と親権のない娘に頼み込んで、チームを結成しているような状態。家庭は崩壊しているものの、チームは結成できたよ! ……おい誰か、コブラかテッカマンランス連れてこい。
 なお、本当にメンバーが居なかった時期は、デイリー・ビューグル誌に求人広告を出していた。応募するヤツがいるわきゃねーだろ。
「へー、チームメンバー募集中か。当方ボーカルでバンドメンバーを募集するぐらい無茶だ。だが、それがいい!」
 デッドプールが記事を発見し、タスクマスターやコンストリクターを誘ってチーム入り。ファンタスティック・フォーに勝てる戦力が集まったものの、結局負けた。ドンマイ。

ビザロ&バザロ(DC)
 スーパーマンの粗悪なコピーであるビザロ。粗悪なのはオツムだけで、身体能力はスーパーマン本人に劣らぬ実力者。オツムが足りないが、一番の問題なんだが。スーパーマンが目から熱線を放つなら、ビザロは目からの冷凍光線。スーパーマンがコールドブレスなら、ビザロはホットブレスと、特殊能力に関しては真逆。
 いつの間にか、バットマンの粗悪品のバザロというキャラまで登場。バットマークも逆さまで、ポケットも逆さまというワケの分からなさ。ツールを持ち歩けず、証拠品もよく無くす彼に付けられたアダ名は、史上最低の探偵。耳が不自然に尖っている辺り、多分人間ではない。得意技は射撃、人をバンバン撃ち殺します。コイツもまた見事な真逆。
 以前、某MUGENの大会にバザロが出場。銃をバンバン撃ちまくるファイトスタイルで暴れまくるものの、一部のバザロを知らない層が本物のバットマンだと勘違い。「バットマンは銃を撃たない(キリッ!」というコメントが続出した。バザロは一級の釣り師。

お金持ち二人のはなし

世界一の大富豪はドナルドの伯父スクルージ、フィクション界のフォーブス億万長者番付発表

ふじい(以下F)「ヒューイ、デューイ、ルーイの大勝利じゃないか。希望の未来へレディーゴー!」

サイレン(以下S)「トニーですら、6位か。しかしブルースのお父さんは、金持ちなのに警戒心無さ過ぎじゃないか。親子夫婦、そろって裏路地に出かけてバキュン!と」

F「財産は面々と伝わるウェイン一族としての物、自分は医者。名医なだけあって、ブルースの父親には医者としてのメンタリティを強く感じる」

S「とはいえ、ブルースはあまり金を稼げるイメージが無いんだが」

F「いやー、正しい儲け方をしていると思うぜ。自分は放蕩貴族を演じて、矢面に立たず趣味に没頭。仕事や資産運用は、信頼出来て優秀な人間に丸投げ。理想的なブルジョワの生活じゃあないですか」

S「あー。本人の経営能力は問われないわけか」

F「信頼できる人間を探せるだけの、目と鼻の良さは必要だけどな。JLAの運営や、節々の判断を見る限り、ブルース自身の経営能力はむしろ高い方だけど」

S「トニーと比較すると?」

F「矢面に立った上に、全てを自分でどうにかしようとする社長はやり過ぎ。矢面には立たず、任せるべきところは他人に任せるブルースの方が、多分寿命は長いし、ミスも少ない。ただ、最終的に他人を信じているのはどっちかと聞かれると、ブルースは……」

S「ギリギリまで行くと、全員疑う」

F「まあ、やるやれないを割り切ってるブルースの姿こそ、賢い金持ちの姿じゃないでしょうか」

S「トニーは?」

F「綻びの多さや、一旦会社を潰した現状を見るに、破滅型としか言えんなあ」

マーベル・アベンジャーズ事典発売記念放談

ふじい(以下F)「記念放談っつっても、新しいネタが入ったのにカコつけて、新たにネタを撒き散らそうってだけッスけどね」

サイレン(以下S)「いきなりぶっちゃけた!」

F「というわけで先日、マーベル・アベンジャーズ事典がめでたく発売されました。メジャー、マイナー関わらず、1Pで一人紹介するという方針の為、えらくマイナーなキャラのことも、じっくり解説してあります。キャプテン・アメリカとMr・イモータルも同じ広さで紹介って、よく考えたら正気じゃねえよな!」

S「まあ、GLAのようなマイナーなキャラもきちんとフォローしているというのは素晴らしいな。ところで、GLAの補欠メンバーことグラスホッパーは載っているのかね?」

F「お前何、しれっとおこがましいことを口にしているんだ。まあ確かに、ほんのちょっとアベンジャーズに在籍した人間や、なんとなく気の迷いで敵対しちゃった悪役もフォローしてはいるが……。同じ補欠メンバーのデッドプールさんが載っていない時点で、お察しあれだ。というわけで、X-MENやファンタスティック・フォーのような、アベンジャーズ以外のチームに所属するキャラはあんま載ってないので、買おうとしている方はご注意を」

S「ウルヴァリンとビーストと、ハウス・オブ・エムという大事件に関わったマグニートーは載っているんだな。ところで、僕らのレッキングクルーは?」

F「……ホントだ。あのアメリカンバカルテットども、掲載されてねえや。要所要所で、適当にアベンジャーズと敵対しているのに、なんでだろ?」

F「まあ、得意技:単独行動なバカどもは放っておこう」

S「チームの四人が揃えば、ハルクやソーでも倒せるのに、あいつら何故かバラけて行動しやがるからな……。で、何処まで触れるんだ」

F「そうだなあ。タスクマスターやGLAみたいに、ウチで嘗て触れたヒーローについて、再度触れてみようか。あと、以前使わなかったネタや最新のネタも絡めてな。ああそれと」

注:この記事は独自研究に基づいています。

S「なんじゃい、コレ」

F「いやねえ。別に情報を持っていくぶんにはガンガン持って行って構わないんだけど、ネタをネタと見抜けぬままWIKIみたいなのに記載しちゃう人がいてねえ。そういう記事を書くなら、まず自分で文章の推敲と資料の検証をしないとダメだぜ!?」

S「まあ、ネタがそのまま時と他人の口を経て真実になったら、色々困るもんな」

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