クレイは滅びぬ、何度でも甦るさ!(byテラー)

フィリップ「いけない、ハードボイルド分が足りない」
翔太郎「ハードボイルド……ぶん?」
フィリップ「そうだよ、ハードボイルド分だ」
翔太郎「それは糖分や塩分みたいなものか?」
フィリップ「その通りだ。翔太郎がコミカルなことをするごとに減っていく。ハードボイルド分が足りなくなると、ボクがメインキャラをやらなきゃいけなくなる。それは非常に面倒だ」
翔太郎「それはおやっさんなら、十分に足りている成分なのか?」
フィリップ「ハハハ、当たり前じゃないか」
翔太郎「大変だ! 俺が……俺がもうダメだ!」
亜樹子「とりあえず落ち着け」

 今回のネタはあずまんが大王をリスペクト。あずまんが大王公式ファンブック『大阪万博』好評発売中!
 それにしてもハーフボイルド翔太郎め、前回で溜めに溜めたハードボイルド分を開始五分で消化しやがった。翔太郎がダメなら、主役はフィリップ。仮面ライダーW(ダブル)第13話感想。若菜姫の風は(事務所的)に迷惑な風だって、ドレイク風間さんが言ってた。現時点で悪と正義、お互いの本拠地に自覚無く乗り込みあっているとは。まるで最終回直前の展開のようだ。

 霧彦さんもマスカレイドだったのかなあ。ビギンズナイトじゃマスカレイドだったりして。量産型ドーパントことマスカレイドの詳細と謎の骸骨男の話は、映画館で見るしかねえな!
 それはとにかく、今回は園咲若菜のメイン回にして災難の回。
 今まで流していたけれども、園咲若菜も相当に謎が多い。なんでタレントをしているのか。なんで姉(禁忌)や父(恐怖)のような概念的なドーパントではなく、ミックや霧彦さんのような古代寄りのドーパントなのか。なぜ、変身ベルトをわざわざ逆に巻いているのか。最後のは、ただのファッションかベルト正面巻き=本気のどっちかだろうけど。
 霧彦さんにあしらわれたせいで、クレイドール最弱説が流れていたけれども、やっぱ並みのドーパントよりは強いし、何より不死身っぽい。いや、あれで死んじゃったら今後色々とマズい。
 それにしても、スイーツといいバイオレンスといい、なんでガイアメモリ購入者は販売元の園咲家に迷惑をかけるんだ。待てよ。バイオレンスはアイドルの若菜に迷惑をかけてはいるものの、アイドルを否定する園咲家の意向には沿っている……?
 バイオレンスの正体に関しては、またバイラスの時の様に、管理者と話し合ってみようかと思います。今回はどの容疑者が犯人でも、あまりにストレートすぎんだよな。
 それにしても霧彦さんはいい人だ。あんだけ日頃、邪険にされているのに心配して見に来るだなんて。来週きっと、
霧彦「たいへんだ冴子! 若菜ちゃんが、若菜ちゃんが!」
若菜「あら、お義兄様。私がどうかしたんですか……チッ」
霧彦「ゲゲー! バラバラになった若菜ちゃんが再生してるー!」
 こんなキン肉マン風のやり取りがあるに違いない。

 盛り上がって勝手に押しかけて、相手の本性を見てヘコむ。すげー、箇条書きにしても何にしても、もはやハーフボイルドでもなんでもない、ダメな兄ちゃんだ。今回翔太郎がやってんのって、典型的な安楽椅子探偵の助手役だ。行動力はあるけど知恵は無い。いかん、コレはミステリーにおける探偵助手のテンプレか。
 ハードボイルドとミステリーって微妙になんか違う気がする。というわけで、今回の事件はフィリップ無双。Wの主人公コンビは、それぞれベクトルがまともな方向に向かうと、一人でも十分良い仕事をしてくれる。お互い行動力と知恵がそれぞれ欠けていて……。
 あれ? でもダンスの回のフィリップは随分と行動力があったな。むしろ、翔太郎以上に無駄なほどに。翔太郎いらな……いやね、やっぱ常人役としての舵取りは必要だよね! フィリップが行動力全開にすると、暴走するし!
 常人目線のツッコミという役割が、ハードボイルドに要るのかというのはさて置いて。あとゴキスターの回は脚本に穴がありすぎて参考にならなゲフンゲフン。

 とにかく、映画もついに今週土曜! Wは今のところ健全に盛り上がっているので、調子を落とさないで欲しいところ。当面の問題は、ウルトラマンとどっち先見るかってことぐらいだな。
 Wも好調で、ウルトラマンも期待感バリバリ。あれ? なんか一人忘れているような……?