日々雑談~2365~

 なんつーか、映画ジャスティス・リーグにダークサイドが出た暁には、「サノスのパクリ?」「違う! むしろ元ネタ!」という不毛なやり取りがありそうで怖い。ダークサイドの方が数年先に生まれたのは事実なんだけど、サノスがああもインフィニティ・ウォーで存在感を発揮した後だと「後追いの映像化」って評価は免れんだろうなあ……。ダークサイドが先という事実と、ダークサイドが後追いという結果。認識が違えば、お互いに求めている答えは出ずにすれ違うわけでして。不毛、不毛。

 今だから言える映画ジャスティス・リーグへの不満点は、「いや、ステッペン・ウルフ出してる場合じゃねえよ! アベンジャーズのサノスより先にダークサイド出して、スペースゴリラ先住権を主張しておかないと!」というのが、一番でっかい不満点でした。というか、ここがジャスティス・リーグにとって、先行するアベンジャーズを出し抜けるポイントの一つだったと思うんですよね……。

 現在コミックスはともかく、映画においてはアベンジャーズ/インフィニティウォーの3日分の収益がジャスティス・リーグの総興行収入以上と、ここで顕在してしまった無慈悲な差。両方売れてくれるのが理想ですが、なかなかそう上手くは。もっとも、アイアンマンから10年間シリーズを育て上げてきたアベンジャーズに、あっさりジャスティス・リーグが追いついてしまったとしたら、それはそれで無慈悲な気がする。