「ありがとう。助かった！」と管理者にめっちゃ感謝されたものの、「藤子・F・不二雄作品のキャラでウルトラ・スーパー・デラックスマンを倒せるのか？」という質問をいきなり投げてきた理由もわからんし、なんでそこまで感謝されたのかもわからん。今日も、当サークルは平和です。

　ウルトラ・スーパー・デラックスマンはぶっちゃけスーパーマンのパロディキャラなので、スーパーマンを倒せるかどうかという話に近いのですが、スーパーマンにおけるクリプトナイトのようなわかりやすい弱点がウルトラ・スーパー・デラックスマンには無いんですよね。そのかわり、ウルトラ・スーパー・デラックスマンはスーパーマンには無い弱点があるので、そこを突けばいいんじゃない？という話になるのですが。

　ウルトラ・スーパー・デラックスマンのネタバレになってしまうので、以下内容は隠しておきます。ウルトラ・スーパー・デラックスマンというか、藤子・F・不二雄のＳＦ短編集は傑作しか無いので、未見の方はぜひともその眼で確かめて欲しい。知らないのは生きる上で勿体無い域。

　ウルトラ・スーパー・デラックスマンを倒す手段なのですが、誰を使えばいいかとなると、ドラえもんですね。すげえありきたりな答えで、申し訳ないのですが。手段としては、まず一気呵成に相手を倒せるどくさいスイッチようなひみつ道具。あとは、時間を使った攻略法です。空気砲やショックガンのような、大長編で武器として使われるタイプのひみつ道具は、おそらく効かないでしょう。たぶん、地球破壊爆弾でもキツいと思う。

　どくさいスイッチはともかくとして、時間を使った攻略法です。ウルトラ・スーパー・デラックスマンの正体である句楽兼人は元は平凡なサラリーマンだったので、タイムマシンで彼が平凡なサラリーマン時代にタイムスリップすれば十分対処できます。いわゆる、鉄人兵団方式ですね。あと、多分物語的というかスパロボ的に話を膨らますこともできそうな対処法が、タイムふろしき。表でかぶせて時間を戻せば平凡なサラリーマンに戻ってしまうし、裏で時間を勧めた場合、原作での死因となったウルトラ・スーパーデラックスがん細胞が増殖して死にます。実際被せるには、時間を止められるタンマウォッチを使えばいいわけですし。時間干渉は、やっぱ強いわ。

　ウルトラ・スーパー・デラックスマンの弱点は、前は平凡なサラリーマンであり、後はがんで死亡と、過去と未来にスキがあることです。この点、先天的な超人であるスーパーマンには無い弱点なんですけどね。スーパーマンは、幼少時代でも十分強いので。

　時間に干渉すればどうにかなるということは、航時機を使えるキテレツもいけるか……？　まああと単純に、パーマン全員と中年スーパーマン左江内氏で挑めば戦力の差はかなり埋まるよなと。まあアレだ、藤子・F・不二雄作品全部という範囲設定は多彩すぎて目も眩むので、そりゃどうにかする手段も、たくさんあるわな。