日々雑談~187~
サンデーとマガジンに同時掲載された、サンデー×マガジン クロスラインが面白かった。元々今は亡きマガジンZでの企画だったのが、サンデーとマガジンの融和の流れに乗って、さらに大規模な作品に。サンデー側の藤田和日郎×椎名高志×島本和彦×河合克敏×皆川亮二の参戦はお釣りがくるほどにでかい。島本キャラと村枝キャラの殴り合いって、もはや何の最強決めてるんですかと。そして、この豪華作家陣を差し置いて別格扱いの久米田先生。
「絶望した! こんなこっそりとサンデーに復帰した事に絶望した!」
複数の作家による一つの巨大な世界の構築というやり方は、従来の日本のやり方ではなく、アメコミ式のやり方ですよね。作品を作者固有の物として考えず、出版社のものとして考える。一人の作家が話をずっと考えるのではなく、複数のスタッフで連立して話を作っていくというやり方。まあ日本で言うなら、ドラマやアニメの作り方かね。
そういや、スパイダーマンの原作を担当したスタン・リーが長期旅行から帰ってきたら、主要キャラが死んでたり、主人公が代替わりしてたりと、知らぬ間にスパイダーマンで超展開が繰り広げられてて唖然としたとか。人気は当然急降下。いやー、アメリカはやはりスケールが違うね。