日々雑談~2236~

 時間が空いた! 上映時間もちょうどいい! ということで、スーサイド・スクワッドを観て来ました。鉄は熱いうちに打て、映画は見れる時に見ておいた方がいい。最近はシン・ゴジラや君の名は。の予想外のヒットもあってか、各映画の上映期間や上映期間がズレ気味ですしね。ぼやぼやしていると、後ろからバッサリだ!

 ううむ、これは確かに評価の別れる映画。ストーリーの隙間をキャラクターの魅力や個性で埋めていて、結果的に測りにくい部分のウェイトがデカくなっているので。例えば俺的にはハーレイ エロかわいい! キャプテン・ブーメランのおっさん出てるよ! で既に満足なのですが、それでみんなが満足するかと言ったらちと難しいかなと。イメージとしては、わりとライダー映画に近いんじゃないかと思います。キャラクターの魅力が活きる環境の創造と、そのキャラクター性への一任。
 現行ライダーと前期ライダーがハーレイとデッドショット、歴代ライダーがその他のキャラと言った感じですかね。ジョーカーは、来年のライダー。

 スーサイド・スクワッドのタイトルやイメージカラーとして使われているのはどぎつい極彩色ですが、これはホント見事なイメージカラーですね。エロかわいいハーレイ・クイン、百発百中の暗殺者デッドショット、チンピラオブクレイジーなキャプテン・ブーメラン、悩める男ディアブロ、妖しき魔術師エンチャントレス、ワニ男キラークロック、妖刀そのものなカタナ、ガチガチの軍人リック・フラッグ、狂人界の核弾頭ジョーカー……個性的で強烈な色を持つキャラが交じり合えば、そりゃ極彩色になるってもんです。

 見れば色々納得できる映画、それがスーサイド・スクワッド。イメージや前情報も全て両立させてしまう、美味な闇鍋の如き映画。
 いやーしかし、ジャレッド・レトのジョーカーは、妙な几帳面さとどことなく高貴さがあって、これまた掘り下げたら面白いジョーカーよねえ……。