ギルスが暴れてる? よし、川に流そう

ユウスケ「グロンギがこの世界にも居るだなんて、ここはクウガの出番だよな!」
士「ああ、そうだな」(クウガのカードを手に持ちながら)
海東「うん、確かにクウガの出番だ」(クウガの以下略)
ユウスケ「どちくしょぉ~~~!」

矢車「いいなアイツ。俺たちの義弟になるに相応しい闇だ」
影山「そうだね、アニキ」

 葦原涼と氷川誠と津上翔一、アギトの世界の三人のライダーが一つとなって芦河ショウイチ。つまり三位一体のトリニティフォームなわけだ。トリニティフォームのドガバギみたいな復権を祈りつつ、ディケイド12話アギト編前編の感想。

 三人のライダーの話なんて、二話っぽっちで書けるわけねーじゃん! だから、三人をごちゃまぜに合体させてみたよ!
 その覚悟、実に良し! 無理に何人も出すと駄目になるんだな、と言うのはブレイド編で学んだので、この決断は肯定。しかもどうもアギトとギルスとG-3の両立と言う事を成し得ているようなので。そうか、ギルスをこういう切り口で書いたのかと、普通に勉強になる脚本。
 しかし、こんだけの物が書けるまでになったのに脚本の會川昇さん降板かよ。ブレイド編以外を担当したメインの方なのに。ブレイド編だけならわかるけど。
 響鬼騒動のリ・イマジネーションは勘弁だぜ。

 ゴメン、ユウスケにそっと差し出されるG3マイルドというオチを期待していた。ユウスケがアギトの世界に残って降板と言う噂があるけれども、それはまずいんじゃないだろうか。だってほら、今までの世界ですごい華々しい活躍をしていたならともかくとしてだ。

キバの世界→一応変身したものの、あっさりボコられる
龍騎の世界→蚊帳の外
ブレイドの世界→ホスト
555の世界→あっさり気絶

 なんかアギトの世界に残ると言っても、作り笑顔でご退席願われそうな経歴だ。追い詰められた新卒がよく知らない会社に駆け込みで就職するような感じ? 
 もうちょっと今までが華々しくあれば、素直に可能性の一つとして残留も認められたのに。いやーライダー大戦もディエンドの召還能力で説明できちゃうしねえ、ホントにユウスケはどうなるのか。

 G-3Xを脱いでドレイクとデルタを召還。これは、果たしてパワーアップなのか……? ここにイブキさんかギャレンが加われば、駄目な銃ライダーの数え役満じゃねーか。いやまあ、ディエンドを戦力として数えれば、流石に上だろうけど。
 人の英知の結晶のG-3に対し、あまりに野生的なギルスの姿。ワイルド枠は結局この後の平成ライダーの誰もが請け負えなかったギルスの完成度の高さは相当な物。ゲットワイルド! ちなみに同じアマゾンベースのライダーに響鬼さんが居るけど、あの人はワイルドじゃなくてサバイバルなので除外。
 そして来週はアギトが登場。G-3やディケイドとの共闘は分かる。でも、やはり一番見たいのは、クウガとアギトの競演なんだ。平成ライダーをずっと見続けてきた世代なら、なんとなく俺の言いたいことがわかるだろ?

「おいおい、その夏ミカンは絞っても美味しいジュースにはならないぜ?」
 この主人公、いきなりなんて事を言い出すんだろうか。日曜の朝っぱらから、エロゲーの隠語的なセリフ吐いてやがる。そしてベルトを剥ぎ取られ、主人公大ピンチ。それをやっちゃあ、おしめえよ。士のリアクションが素で「え?」って感じでとても良かったです。そしてボーっとベルト取って突っ立ったままのギルス。なにこのシュールな光景。

 えーと、電王の世界がTVと同一世界とされたせいで、ディケイドと設定の行き違いが生じ會川さん降板って噂はマジですか? だとしたら救えないなあ。電王は好きだし続く事に文句はないけど、新しい可能性を摘み取ってまで続けるのであれば、別に無くなっても構わない。
 二匹目のどじょうを掬うために、川の流れを歪めてどーするよ。