注：これはつよきすの記事です。ドイツ人も力士も関係ねー！

　つよきす２学期、ＰＳ２に移植かー。
　ヒロインに浦賀真名と揚豆花が追加ね。チャイニーズな豆花はともかくとして、浦賀さんはバカという特徴がカニと被るからな、ここはもう一つのチャームポイントである「空気を読めない」をフィーチャーしてね、カニとの差別化をって、いったん一寸待て。
　ＰＣ版の２学期の感想で一番多いのって、前回の焼き直しって感想じゃないですか。新キャラが空気だったり、斬新なのは新デザインの服だけだとか、簡単に言うなら作品自体が薄いんですよ。前作からキャラの掘り下げが殆ど出来ていない中で、ヒロイン追加って。基盤がしっかりしていないと、タコのように手足を広げても自滅するだけなのに。
　浦賀さんじゃなくて、製作が空気読めなくてどうすんだよ。

　脚本も原画も居ない状況で続編を作った時点で相当の無茶なんですけれども、まさかさらに無茶を重ねるとは。脚本のタカヒロさんが居ないから、設定の加筆もできないんだろうな。
　というわけで、本棚から引っ張り出してきましたよ、つよきすオフィシャルファンブック！
　実はこの本には豆花＆真名をヒロインとしたミニシナリオが載ってるんですよ、たぶんタカヒロさん作のヤツが。この二本のＳＳから、二人のキャラを掘り下げられるんではないかと。と言うわけで、読んでみます。

少女読書中……

　いかんいかん、ついつい祈先生のページを熟読してたぜ。元ヒロインという響きがひたすら悲しい。
　ん、読んだ結果？　全然わっかんねーな。
　これは半分冗談だとして、もう半分は本気でこんな感想です。
　豆花シナリオはそもそも、フカヒレが主人公みたいなもんだしなあ。フカヒレのキャラを掘り下げてもどうしょうもない。そんな事をするぐらいなら、終わったドラクエのレベル上げでも始めるわ。少なくとも、サバサバしてると言う特徴が強調された以外は、そんなに成果が無かった。

　真名シナリオはエロいね、うん実にエロいシナリオだ。どちらかというとコッチの方がまだ推測に使えるかな。でも、やっぱ空気が読めないという特徴が強調されているぐらいで、あとは懐く相手には心底懐くと言うペット属性が付いたってトコかな。このＳＳは空気が読めない真名を飼い主のレオがアイテムを使って調教するという、とんでもなくエロイＳＳです（真顔で）
　あと、初期構想だと彼女は他作品とつよきすを繋げる役割でも持ってたんですかね？　ＰＳ２のエンドだと将来沖縄のペンションに勤める未来が用意されていたし、このＳＳには指揮者の森羅さまという人名が出てるし。
　沖縄のペンションは多分姉しょの空也が住んでいた犬神家のペンションでしょうし、森羅様は言わずと知れたきみあるのヒロイン。最もこの本が出た頃は、まだ「君が主で執事が俺で」の作品名どころか、みなとそふとの設立さえ遠い未来。森羅という人名の初出かもしれない。
　そんな強い接点ではなく、ほんの僅かな接点の基点となるキャラだったのかなと、そんな事を推測してみました。ちょっと、話がずれたぜ。

　実際、創った人が居ない状況でヒロイン追加しても、二の舞の可能性が高いんじゃないかと。二人ともあくまでサブヒロインなんで、情報がエラく少ない。本編だとスパイス的に二人揃ってボケとツッコミの会話をするぐらいだし。まあ、その分、前作の焼き直しって言われる事だけは無いけどな。
　ファンブックのシナリオの焼き直しだったら、腹かかえて笑うけど。

　俺、ＰＣ版の二学期あるし、コンシューマー版を再び買うというのも。前作は素奈緒目当てで買ったけど、きみあるは未だにコンシュマー版を買ってない。揚羽さまシナリオだけはちょっとやりたいけどさ。
　いやー、誰か心優しくて金が余っている人間が俺にプレゼントしてくれないものか（管理者の方をチラチラと見ながら）