きみあるアニメ版感想~その5~
至極不定期連載な、アニメ版きみある感想。先週書けなかったので、先週の9話と最新の10話を一気に。
「小さな英雄」に「逆転! ナトセ只今参上」と前者はともかく後者に気づく人が何人居るのだろうかと言う位の、レトロな特撮ネタ。前者はまんまウルトラマンのエピソード「小さな英雄」後者はウルトラマンエースのエピソード「逆転! ゾフィー只今参上」が元ネタですね。タカヒロさんがタイトルは付けているそうですが、どうせなら前々回の「対決 上杉 対 武田」も「激ファイト! 上杉 対 武田」にでもすりゃあよかったのに。激ファイトの元ネタが分かった方はどうか友達になってください。
9話では未有の中の人こと、後藤さんが大活躍。デスツインテールの連呼は来るDMCアニメ化&実写化の際の参考にして欲しいほど。クラウザーさんも背景に居たしな。でも、あそこの辺り、話のテンポ的にはダレてたよね。
僕たちのヒーローこと矢車兄弟も、もう二年前のネタだったのかと驚愕。ゲーム発売当時は半年前ぐらいのネタだったのだが、いまだと流石に古く感じるな。だが、矢車兄弟の名は不滅。現に三国志大戦界隈にも矢車兄弟というチームが有り、日々暗躍しています。
「おまえはいいよなあ? 忠義デッキが組めて。どうせ俺なんて……」
「孔明なんか汚してやる!」
とキワモノデッキで流行のデッキを崩そうとする、すごくダークネスなチーム。実は俺が長男だって事はヒミツだぜ?
話が脱線した。未有さまのエピソードはこの一話で完結でいいのかな。ゲームではこの先もあるのだが、とりあえずそっち関係の伏線は見当たらないので。初回の気絶も日当たりっぽく見えるし、もうこれでいいでしょう。続きはゲームでね♪
元祖ドロンボーにはツッコまんぞ!!
難しいな。10話はタイトルからしてナトセさん中心のエピソードと考えていいのだろうか? だがちょっと待って欲しい、夢お嬢様と森羅様のエピソードと考えるのが自然ではなかろうか。前回のヒキからこの話になるとは予想していたんだがね、夢お嬢様はなんつーか話すタイミングが悪かったり、フリを受けて思いっきり外したりと対話方面のスキルがおもくそ低い。決して人とのコミュニケーションができませんという類の人間ではないのだが、なんでだろ。
まーゲーム版やった事ない人にはネタバレになってしまうのですが、ナトセルートのナトセさんはぶっちゃけ病んでますからね。愛するものの喪失への恐怖から事に及んでしまうのは、よっぴー某佐藤さんと変わらんのですが、ナトセさんは過去の悲惨な経験から来る恐怖であり、佐藤さんは植えつけられた劣等感に由来する不安からの恐怖なので発生に差異がある。ナトセさんは既知の恐怖から、佐藤さんは未知の恐怖からという解釈でいいのだろうか。
これでナトセさんも消化されたと考えれば、残るヒロインは森羅様と鳩姉なので次回はこのどちらかがゲゲー!! ハルがメイン!? なんでこのタイミングでと思いつつ、やるならここしかねえかと納得も。基本的に恋愛要素より、こういうギャグパートで力を発揮するゲームだったので次回に期待。