日々雑談~1513~

ふじい(以下F)「ジャンルって、島だよなー」

サイレン(以下S)「あ。このネタ続くんだ」

F「先ほど、こんな意見をWEB拍手で頂いたんだが」

>内陸の都会だったはずなのに何時の間にか陸の孤島になってたりすることも有りますよね。いえ、何か特定の作品を指している訳では無いんですが。

S「うむ。確かに衰退化していくジャンルはあるな」

F「急激な成長からの衰退化は、アニメ化やブームのような、一過性の潮の流れで急激に大きくなったジャンルによくある話だ。流れ着いたから来てみただけで、潮の流れが変われば去っていく。一過性を防ぐには、潮がなくとも島に辿り着ける海路の開拓や、来た人を迎える港の整備が必要だな」

S「ジャンルに興味を持った人を容易く島に招くための海路。来た人が容易に基礎知識や島の全貌を理解でき、各所を散策するための基地にもなる入り口の港。だいたいこんなところか」

F「専門用語を簡単に理解できる手段も、港の時点できっちり用意しておかないと。なにせ、そのジャンルにも、差はあれど専門用語は存在する。理解できない専門用語なんて、外国語と一緒だ。まあ世の中には、一歩足を踏み入れた瞬間、現地住民が未開の言語を叫びながら出てきて、興味本位の旅人を奥地にかっさらっていくような島もあるが……」

S「それダメだろ!」

F「いやー、それがさ、次に別の人が島を訪れると、前回かっさらわれた旅人が現地住民の中に加わってるんだわ。なめらかに未開の言語を話しながら」

S「怖いよ!」

F「一見ホラーなんだが、ジャンルにどっぷり浸かった人間が、ジャンルに興味を持った人間を熱烈歓迎して島を理解させる姿勢は、むしろ立派なものなのよね。足を踏み入れた瞬間、現地住民に槍持って追い回されるよりはマシさ」