冥王の死
セーラープルートとかどうするんだよとか、プラネットマンの氷点下首四の字ができなくなるとか、そもそも太陽系9番目の惑星バルカンに変わるのかとか……
真面目に語るなら、今まで星として認識していたものを明日からそれは星ではないと否定されてもしっくり来ないということですかね。地球から最も遠く(今は海王星の方が遠いですが)太陽系最深部の暗闇にあることから冥王の名を付けられた惑星、小学生のころ、この星の名前を聞いたときはなんとなしなかっこよさを感じたものでした。俺のなんとなしなんかは程度の低い話ですが、もっと冥王星に強い興味を持っていた人たちもいたはず。
まあ何が言いたいかといいますとね、人がそれまで太陽系や星に抱いていた概念や理想が根底から崩されるのではないかと。こんなものは科学者から見ればクソみたいな理屈なんでしょうが、科学者とは縁遠い思考な俺からしてみればなんか禁忌にも感じる冥王星という概念の消滅。
理論が概念を殺せる世の中ってどーかと思うのですよ。
追記
冥王星が太陽系の惑星から外される事が正式に決まったそうです。
てえかさあ「私たちは70年前に過ちを犯した、冥王星を惑星と認めたことだ」ってニヤニヤしながらインタビュー受けてた学者がいたんだが、わかってんならもっと早く言えよ。もっと真剣な顔で言うなら納得するが、「私は前々からおかしいと思っていたんですよ」って態度はカチンとくる。後だしでなに勝ち誇ってやがる。
しかし、なんで俺、星ひとつにこんなにムキになってんでしょうね。プラネタリュウムでイビキかく男なのに。