日々雑談~1402~
管理者と話していたら、急にゲゲゲの鬼太郎が観たくなったので、レンタルショップでまとめ借り。日本爆裂の鏡爺、アホみたいに強い上に、DCのミラーマスターと並ぶ能力の汎用性持ってたよなーというのが話の始まりなので、最新版の第五部を。
少年漫画じみた雰囲気のせいでネアカに見えますが、実は第五部の鬼太郎は、アニメにしては珍しい“人を見捨てる鬼太郎”ですからね。流石に、人に度を越えた非がある場合ですが。人間と妖怪、人間側に立ちやすいアニメの鬼太郎の内ではかなりの中庸寄りです。作中でも「善でも悪にも決して偏らない、透明な心の持ち主」と子泣きじじいが称してましたし。
墓場鬼太郎? ありゃ妖怪でも人でもなく、自分寄りです。善か悪で言うなら、かなりの悪党ですよ、アレ?
舞台装置である妖怪横丁。徒党ではなく勢力もしくは軍団として登場している、西洋妖怪や中国妖怪。話に筋を通す妖怪四十七士。このような新規要素だけでなく、既存のネタを上手くずらして使ってみたりと、イメージ以上の巧みさがあるんですけどねえ……。視聴率も良かったのに、局都合で打ち切りと、どうにも尻切れトンボになってしまった。きっちり敷いていた伏線のせいで、余計にね!
いつでもまた再開できるようにしていたのに、田の中勇さん(目玉のおやじ)と青野武さん(ぬらりひょん)の逝去で、以前通りの再開も難しく。特に田の中勇さんは、ヨナルデパズトーリもやってたから。悪魔くんと同じCVで鬼太郎に登場と、今後の広がりを感じさせてくれる配役だったのに。惜しい、ひたすら惜しい。