Deadpool#7 レビュー
先日刊行されたDeadpool#7はMarvel NOW!ではなくMarvel THEN!でした。NOW(今)ではなくTHEN(当時)、舞台は80年代当時のアメリカ。題材となるのは、アイアンマン伝説のエピソードDemon in a Bottle!
※以下、だいたいのあらすじです。まだ訳していないところや勢い任せのところがあるので、話半分でお願いします。
デーモン・イン・ア・ボトル あらすじ
企業の社長として、アイアンマンとしての重責をアルコールで紛らわすようになったトニー・スターク。危ういバランスを酒で吊り合わせているうちに、トニーはアルコール中毒になってしまう。社長としてもヒーローとしてもおぼつかなくなったトニーは、更に酒に溺れるようになる。しかし、周りの人々の忠告や思いを受け止め、最終的にトニーは自らの力で酒を断つことに成功した。
デッドプール#7 あらすじ
少し昔の話(80年代)。ピーター・パーカーは、友人であるフラッシュ・トンプソンの車が謎の怪人デッドプールに盗まれるのを目撃する。ピーターにスパイダーセンスがささやく「アレには関わらん方がいい」と。
「前見て運転しなよ!」「轢き殺す気か! このフリーク!」
「デビューしたばっかで分かってないだろうけどな、お前ら将来的に酷い目に遭うから覚悟しとけよ? パワーパック」
そんな無軌道なデッドプールを見初めた悪魔が、交渉を持ちかけてくる。彼の目的は、至高のヒーローであるアイアンマン、トニー・スタークの魂を堕落させることであった。
「アイアンマンはアル中になったが、ただ見守っているだけでは、彼はいつかアル中から脱してしまう。君の力で、アイアンマンに酒を飲ませてくれないかね? 酒断ちをさせてはいかん。堕落させるのだ!」
「オフコース! アイアンマンが酒をたらふく飲めば、アンタも幸せ、オレちゃんも幸せ、トニーも幸せ! トリィィィップ!」
数刻後、デッドプールは酒瓶が大量に詰まった袋を抱えて、悩むアル中トニーの元に現れる。
「私は、助けを求めてるんだ」
「よし分かった! じゃあとりあえず、このボトルを手にするんだ!」
果たして、トニー・スタークはどうなってしまうのか? 悪魔が絶叫する結末、デッドプールすら驚くオチとは!?
うん。まず……デーモン・イン・ア・ボトルって、そういう意味じゃね―から! マジもんの悪魔入ってないから! つーか、入ってたの!?(混乱中
今回、80年代当時のアートやコマ割りに紙質と、当時のリーフを再現しようと頑張っております。ヒーローがわざとらしく商品の宣伝をする、CMコミックス風の物まで入っていたり。これはまあ、昔のほうが頻度が上とはいえ、今でもリーフだと結構やっている手法ですけど。そしてデーモン・イン・ア・ボトルのオマージュシーンも盛りだくさん。上のトンチキなアイアンマンが空飛ぶシーンも、元ネタの方にありますからね。それっぽいシーン。いやー楽しかった!
以下、オチのアレでアレなファッションについてのネタバレです。
最後に出て来たケーブルの見慣れない格好は、ニューミュータンツ初登場時の懐かしい格好だったりします。その数号後、ニューミュータンツ誌でデッドプールが初登場と。まあ、その時は衣装マイナーチェンジしてましたけどね! その時の衣装で迎えに来いよ! モヒカンで迎えに来いよ! ややこしい!