日々雑談~862~
一本のネタとして立ち上げられる程ではないけど、思いついたので、さらっと掲載。七夕以来の姉弟ネタかねえ。
「もし、自分がふらふらしていたとして。途中、なんか知らない連中が肩を寄せて暗がりに集まって、自分の知り合いも混じった噂話を延々と続けていたら、どう思う?」
「そりゃあ、気にはなるよ」
「物陰で聞き耳立てたりしちゃわない? 何の話をしてるんだろうって。最悪ふざけんなテメえら!って殴りこんじゃったりしない?」
「まあ……聞き耳ぐらいは立てるかも。あと、さすがに殴り込まないよ」
「暗がりでよく顔が見えなかったけど、この間チラ見したアイツの彼女ブサイクだったんだぜ!って頭悪そうに喋ってたら?」
「殴る。それで、姉さん。これ、なんの話なのさ」
「いやあ、アンタがさ、百物語に使えるような怖い話を知りたいって言ったじゃん。だから、分かりやすく百物語を語り終えると本物が出る!って話のメカニズムをね、ちょっと。あちらさんがカチンと来て暴れる理由も分かったでしょ?」