日々雑談~5834~

 アイアンマンやロボットアニメの主人公って安全で恵まれてるよなーみたいな話がTwitterで流れてたので、アイアンマンを読んできて作中で見た評判をちょっと並べてみる。結果はともかく、マーベル・ユニバースってウルトロンやヴィジョンのようなロボットやアンドロイドが普通に在る世界なので、パワードスーツを着ているとはいえ生身で前線に立つって、むしろ危険で非効率的というか。宇宙単位で見ても、もともと生身の基準が超人クラスだったり、肉体を直接改造するサイボーグ手術が主流と、結局トニー・スタークは出来るのにやらず、危険で非効率的なやり方をしているわけのわからん人間になるわけで。

 そもそも、ガンダムでトニーを例えた場合、アムロ・レイ並の操縦技術とテム・レイやミノフスキー博士ばりの頭脳と革新性を持って最前線に挑むアナハイムの社長みたいな、本当にわけのわからん存在になるわけですが。むしろ、最前線に立たないで!?と周りが懇願する立場だな……。

 自分の知らないところで人が死んでいる事実から目をそらしていた死の商人は、どんな状況でも事実から目をそらさず、その場に在り続けるヒーローとなった。これは今、パッと思いついた一文ですが。だからこそ、アイアンマンは物語になるし、美しいわけで。逆算する形にはなりますが、作品を見ていい所に注目していけば、似たような文章はバンバンできるはずです。

 現実的な話をしてしまうと、万全と安全で物語を続けるのは無茶ですしね。話の路線を渡る世間に鬼はなしばりの内輪でのトラブルものに変えたり、サザエさんみたいな日常4コマ系に変えるぐらいのことをすりゃどうにかなるけど、本末転倒だしなあ。しかしまあ、見る角度によって、そのキャクターの立ち位置ってのは随分変わるもんだわい。