シン「財団Xだと……!」

イナゴの女「山本博士、発見~☆ えい♪」
山本?「ぐわ!?」
イナゴの女「あれ? なんか微妙に顔が違うような。でもまあ、格好が一緒だし、合ってるよね。たぶん」
山本?「なぜ私がこんな目に。これもあれも、みんな……おのれディケイド!」
イナゴの女「あ。これ違うわ。絶対」

 鳴滝さんの格好+トリロジーREDにおけるモモタロス=山本博士。だいたい合ってる筈。ほら、山本博士、鳴滝さんに比べて少し薄汚れてるし。数式におけるモモタロスの役割は、REDを見れば分かる。見れば。
 遂に全貌を表さんとする、敵組織ミュージアム。仮面ライダーW 37話感想。イナゴの佃煮ねえ。小学生時の給食、誰かのおばあちゃんがクラスに大量に差し入れてくれたことがあったなあ。全然ダメな人と普通に食える層、真っ二つに分かれたワケでして。俺? 当然のように後者ですけど何か?

 ウェザーが消えた後、街に訪れたのは、三人の曲者来訪者。
 まずは鳴海探偵社に来たオッサン。やけに落ちぶれた格好、何かを隠している素振り、フィリップの顔を見た瞬間にハッ!と。怪しい依頼人と言う要素を限界まで詰め込んだら、こうなるのだろうか。格好が前作の厄介者鳴滝さんに似ているのもポイント。おのれ、ミュージアム。
 二人目は謎のゴスロリ、通称イナゴの女。名前があるかと思ったら、公式サイトでも、普通にイナゴの女呼ばわりされていて。正体がホッパー・ドーパントなのでホッパーとでも呼ぼうか? ……キックやパンチを付けたくなる衝動にかられるから、これは止めておこう。バッタ怪人は平成に入ってから結構いるけど、ここまで生物的なホッパーはいただろうか。シンやドラスのラインのデザインだ。ドーパントのデザインは多彩なので、どんな路線にも持っていけるのがでかい。ゴ・バダー・バみたいな神秘的なデザインでも、許されただろうね。
 そして三人目は、今のところ影の薄い白スーツの男。今回の話の中じゃ一番目立ってないけど、他の二人と違って今後も出るのが確定なので、そのうち目立つはず。支援組織財団Xねえ、独自の戦力はあるのかしら。

 おいおい、あんな甘々な会話の感想を俺に書けと? なんかフィリップと若菜姫、血は繋がってないような気がしてきた。きょうだいにしては、甘すぎる。子供の頃、一緒だったという幼馴染ルート?
 管理者にまたかと言われるの覚悟で、やはりこういう状況には、キンモクセイの「二人のアカボシ」が似あうと思うんだよ。ふーたりーこのままーとおくへときえさってしまおうか♪

 照井さん、カード切るの下手だよな。手札はいいんだけど、切り方を間違えて負けるって感じ。決め台詞で決まらなかったり、最高のタイミングを見逃したり。そして今回みたいに、トライアルになりそこねたり。あんまりに不甲斐ないんで、縁を切った筈のシュラウドが来ちゃったよ! その点、手札が多く、なおかつ不利な状況に置かれることの多い翔太郎は、エクストリームという切り札を上手く使っている。
「この街に恐怖をもたらす本当の敵……ガイアメモリ流通組織ミュージアム!」
 ババーン!(効果音) 遂に、ミュージアムの名前が公に。おのれ、園咲家! あれ? でも照井はともかくとして、翔太郎達も知らなかったのか?  多分照井が知ってたら、アクセル初登場シーンが園咲家討ち入りになっていたはず。登場当時の照井さん、余裕がありそうで余裕なしを地でいってたから。
 スイーツの時はまず知らなかったんだろうけど、霧彦さんと知り合ったりしてるからなあ。様々な末端組織(ビギンズナイトの会社みたいな)に誤魔化されて、園咲まで達せなかったのだろうか。
 まあほら、ズバットなんか最終回一話前まで、敵組織があるってことに気付かなかったし! 正体が分からないとかじゃなくて、組織の存在自体に気付いていなかった。お前は次々出てくるオモシロ用心棒が引き連れている戦闘員をなんだと思ってたんだ。胸にDってでっかく書いてある彼らを。

 天国から地獄、マスカレードに追い立てられる冴子さん。風都をうろついてないでいっそ遠くへと思ったものの、それじゃ舞台から消えることになるしね。風都にいなければ、復讐もクソもない。若菜姫、全力のとばっちりだけど。
 相も変わらず株を下げないミック様。今週は手負いとはいえ元幹部のタブー・ドーパントを一撃だ! 真面目な話、ミック様はテラーに次ぐ№2の実力者じゃなかろうか。というかいかんせん動物なので、思惑を全く読めないんですよね。実はシュラウドの手駒だったとかいうオチもありえるし。動物は十分、話のジョーカーになりえる。
 実はかつて、一匹のカラスのせいで負けた首領がいてだな。

 大量の科学者を拉致し、組織の研究に従事させる。ミュージアムは、昭和における悪の組織の伝統を引き継いでいる組織です。でも脳科学者って珍しいな。いかんせん、ライダーは脳改造の前に逃げ出すのがお約束ですから。
 フィリップの消えた記憶とは、いったいどんな記憶なのか。と言うより、来週明らかになるのか? 具体的な内容は知らない、もしくは伝える前に山城博士が死にそうなんですが。瀕死の重傷で誤解されそうなキーワードを言ってポックリと。鉄板過ぎて逆に無いか?

おまけ:最初小ネタとして用意していたものの、ボツにしたやつ。いや、正直伝わりにくいかなって。

若菜「気がついたら、ミュージアムの後継者になりそうだなんて。お姉さま……」

デッドライオン「気がついたらとかないわー。いや俺はね、実力でブラックサタン最高幹部になったクチだからさ。決して、前任者が倒されたみたいな、消去法じゃないよ?」
百目タイタン「ちょっと裏に来てもらおうか」

若菜「身内で争うくらいなら、権力や地位なんていらないのに」

ヨロイ元帥「え?」
デルザーの皆さん「え?」
ジンドグマ四幹部「なん……」
海兵隊長ボスガン「……だと?」