日々雑談~1698~

>入稿お疲れ様でした! イラストを拝見した瞬間から気になっていたストーリーですが、まさか総ゴリラ化でしたとは! ますます気になってしかたありません。

 そう言ってもらえると、イベント前でもこうしてやったかいを感じることが出来ます。ありがとうございます。制作途中管理者に何度か見せたのですが、「ゴリラが青竹握りつぶすシーンを入れたほうがいいのでは?」「ドラミングがもっと欲しいな」と、現代社会では中々聞けないアドバイスが沢山来ました。あの人、頭おかしいわー(他人事

 毎回長めの作業を終えた後には、禁欲が長かったせいかアンニュイに。何をやりたい!とかアレがほしい!という気持ちが希薄になるんですよねー……。注目のゲーム! イベント開催!とかそういうのもこの時期特に無く。来週末夏コミとあっては、散財も出来ませぬ。好き勝手夏過ごすと、通帳とか見れなくなるからな!
 あんまりボーっとしていてもアレなので、明日か明後日にでも連投用アカウントを使ってなにかやります。全部終わったらTogetterで纏めて、このHPにリンクを張ります。ふっふっふ、アンニュイで動けないなら、自分で自分を追い詰めて動くよう仕向けるしか無いのさ。今週実は、実生活が忙しいというのは忘れよう! どうせ忘れても、追いかけて追いつめてくるし!

日々雑談~1697~

 なんでマーベルでミュータントって差別されるん?(前編後編)をアップしました。正確には、完成しました。前編アップしたの、差別や迫害が関わる上に、最後にデリケートな話を持ってきてしまったりと、何時も以上に気を配った上で、あの世界の雰囲気が伝わるよう頑張ってみました。ディスクウォーズや映画、様々なメディアコンテンツを楽しむ上での一助となれば幸いです。

 アメコミカタツキ Gorilla/stay nightの現物が届きました。印刷にも問題なし、これで余程のトラブルがない限り、新刊は頒布できます。頒布価格の方は、600円。表紙はカラーで、裏表紙にはあらすじ。以下が表紙と裏表紙になっております。画像は、クリックすると大きくなりますので。

アメコミカタツキ Gorilla/stay night 表紙

アメコミカタツキGURAHYOUSHI

 ……我ながら、頭おかしいなコイツぁ! 兎にも角にも、新刊はこのようになっております。値段表ができ次第、改めまして正式な告知記事を作りますので。あと、おそらく会場限定のおまけペーパー付きます。現在、製作中です。

なんでマーベルでミュータントって差別されるん?~後編~

ふじい(以下F)「というわけで、前回に引き続き、マーベル世界におけるミュータントの、ちょっとつら目なお話です」

サイレン(以下S)「どうしてもテーマがなあ。前回他のヒーローとの差異がメインだったな。で、今回はどのように?」

F「もっと具体的な差別や迫害事情? まず多くの人の中にあるのは、得体のしれないものへの恐怖、自らと違う者に石を投げてしまうのは、歴史が証明しているな」

S「前回触れた、ミュータントには能力発祥の理屈が無いっていうのがポイントだね」

F「でもこれは、ふわっとした、あまり確固たる理由がない差別だよな? まあ、広く漠然としているからこそ怖いんだけど……。問題はさらに上、完全に敵対している反ミュータント主義者たちだ。ミュータントのイメージ低下の理由は、彼らの扇動にもあるからな。ちょっと代表的なキャラクターを下に挙げてみるぞ」

ボリバー・トラスク:ミュータント殲滅ロボットセンチネル開発者

スティーブン・ラング:トラスク亡き後、センチネル計画を引き継いだ科学者

グレイドン・クリード:反ミュータント組織「人類の友」主宰。ミスティークとセイバートゥースの子供。

ウイリアム・ストライカー:ミュータントを悪魔とみなす狂信者集団ピュリファイアーズを率いる元軍人の宣教師。

キャメロン・ホッジ:反ミュータントを目的とする武装集団ライトの創設者。優秀なスポークスマン

S「ここに最強最悪のセンチネルなバスチオンを加えれば、反ミュータント組織連合「人類会議」の面々になるな」

F「X-MEN:セカンドカミングのミュータントの代表であるX-MENと反ミュータント組織人類会議の最終決戦は、超盛り上がったよな! 盛り上がりすぎて、その後シリーズ自体がちょっと落ち着いちゃったぐらいに! ……オホン。さてこのメンツを見て、気づくことは?」

S「グレイドン・クリードは、両親がミュータント、それも悪に属するミュータントだって事で、ミュータント自体を憎むようになったんだよな。本人が非ミュータントで。こう言っちゃなんだけど、私怨だよな」

F「キャメロン・ホッジも元は恨みというか嫉妬だぞ。同級生だったX-MENのエンジェルの裕福さとハンサムさに嫉妬した結果、エンジェルごとミュータントを憎むようになって。最初は、味方のふりしてたからね、このロクデナシ」

S「あちゃー。まあこの二人は、私怨だとして、残るは……」

F「科学者二人と元軍人一人だな。まずこの三人を語る前に、重要なことを一つ。人からミュータントになる事を、定義上進化と呼んでいる。ホモ・スペリオール、ホモ・サピエンスから進化した者だな。ミュータントの事を、新人類と呼ぶこともある。つまりミュータントに覚醒できない人間は、旧人類なのかよ!?って事ですよ」

S「つまり新人と旧人、クロマニヨン人とネアンデルタール人の関係か!」

F「俺たちは滅ぼされた旧人、ネアンデルタール人になるものかよ!というのが、センチネル開発や反ミュータント組織結成の根っこだったり。映画でもトラスクが語っていたけど、彼らむしろ、ミュータントの優秀さを認めてますからね。ストライカーだって、元はウェポンX計画の主導者。優秀だからこそ滅ぼさねばならない、そうでなければ、人類は彼らにとって代わられてしまう」

S「ゴリッゴリの反ミュータント主義者の背景にあるのは、単なる差別意識や迫害運動ではなく、生存競争って事か」

F「地球人対宇宙人、人類対爬虫人類みたいな、やらなきゃやられる戦いだな。少なくとも、彼らにとっては。この間紹介したミュータント専門の捕食者ことプレデターXなんか、アレ確実にミュータントを生物学的に滅ぼすことを狙ってるからな。食物連鎖に無理やりねじ込んで」

S「ところで、ウィリアム・ストライカーなんだけど……あの人、何があったんだ。映画でも軍人だったのに、宣教師って」

F「いやー、息子がミュータントなのにショックを受けて一家心中を図ったら、一人だけ生き残ってね。そんでなんか“私が生き残ったのは神の思し召しだ! ミュータントは地球の汚濁なのだ!”って変な物に目覚めて覚醒しちゃって。なんつーか、触れにくいよね!」

S「あ、ハイ。でもストライカーレベルの狂信的な解釈をせずとも、宗教的に見た場合、生きる現在進行形進化論のミュータントはあまり良くない存在になってしまうのか……」

F「このメンバーの非科学者勢、グレイドン、ホッジ、ストライカーは、扇動家として超一流だからな。こういう確固たる怨みや狂った信念を持った人間の言葉が強いとか、一つの悪夢だぞ。信奉者は増えるし、同調する人間に至っては更にドン。しかも、殺るか殺られるかの生存競争を挑まれた時点で、生存競争に望まざるを得ないわけで。穏健な手段を模索できる余地がねえし」

S「ミュータントも、自然と対応が殺るか殺られるかになっていき、反ミュータント主義者はそれをダシに自らの信奉者を増やしていくと」

F「もちろんミュータントにだって、アポカリプスやアザゼルのように、旧き者を支配する野望持ちがいるけどね。現実と一緒で、排他主義者同士が率先して傷つけあって、差別も迫害も深まっていく。一般市民も、自然とそれに引っ張られていき。漠然とした人々の差別意識と、強烈な一部の人間の排他主義、この2つが交じり合った結果が、マーベル世界におけるミュータントの苦難の病根……ってことだな」

S「分かってはいたけど、やりきれない結論だ」

F「きっとそのやりきれなさに、人は納得しちゃいけないのさ」

 

F「最後に、前回の引きに使った、非ミュータントでありながらミュータント差別を受けたヒーローについて語ることで、差別の病根の例としたいのですが……あまり愉快な内容ではないので、ひとまず閲覧注意ということで」

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日々雑談~1696~

>デッドプール、人造ゾンビに食われそうになったところで、あまりのまずさに吐き出すってシーンもありましたね。全身を覆うガン細胞とフィーリングファクターが味の決め手になっているのかもしれません。

 率直に言うなら、腐っているんでしょうなあ。でもX-MENのエンジェルは、気付け薬代わりに喰わされてもなんとか無事でした。流石は元フォーホースメン。そう言えば、別のとこのゾンビはデッドプールを美味しく頂きましたが……アレはアレで、ゾンビにエラいものが感染するという凄まじいオチでした(ヒント:黄色いフキダシ)。

 なるほどなあ、海の向こうで、こんな事があったのか。
 現状グレーゾーンである同人と、公式の距離感。歩み寄ってくれる作者出版社も増えましたが、一方同人にあまり愉快な感情を抱いていない人、きわどい作品を見ることで同人自体に悪感情を持ってしまった人が居ることも事実。それに作者本人は良くとも、会社の方針であまり好意的に接することが出来ない例も。向こうからの歩み寄りはともかく、こちらからの過度な歩み寄りはまず危険。寝た子を起こして、ジャンルと一緒に心中というのも、ありえない話ではなく。ある程度相通じてる、互いが分かっている人同士なら、問題にならないラインを模索できるので、この限りではないですけどね。あとはコミケ参加者同士での、やりとりとか。この話の中心となっている作者さんの慎重さと、まず周りの事を考える姿勢は、好ましいものです。本人のあずかり知らぬところ、ラインを模索する暇も無い事案だもんな、コレ。
 グレーゾーンを直視するタイミングに、今後のオリンピックのような大きな流れ、同人とは大きなジャンルではありますが、だからと言って強い物、力を持つ者ではないのです。

ディスクウォーズ:アベンジャーズなコラム~その19~

 ディスクウォーズ:アベンジャーズ第19話! 
 ディスクウォーズ:X-MEN第19話! 
 もう併記でいいんじゃないかな!?

 サイクロップス復活! サイクロップス登場! サイクロップスとウルヴァリンのチームアップ! この二人が、まっとうに並んでいるだけで嬉しい!
 ノリコ、クリスを始点とする人間模様。とりあえずグッチャグチャな人間関係負のスパイラルが二本になってまず落ち着いた。ミュータント、そしてキャプテン・アメリカの因縁に。
 いきなりミュータントになる感覚を無理に現実で喩えるならば、自分が朝起きて別の人種、日本人が白人に、白人が黒人になったとして、それを受け入れられるかどうかよね……。例え本人に差別意識が無くても、自らが全く違う人種になれば、誰とて戸惑うかと。ミュータント、ヒーローというより人種としてのあり方が大きいからなあ。その戸惑いに、受け入れればチャラ、全部元通り!という甘言を差し込まれることで戸惑うのは、仕方のない事かと。
 クリスとキャプテン・アメリカの間のトラブルは、おそらくお互いが相棒ということを認識すれば、解消に向かうかと。相棒ってのは、互いに歩み寄ってこそですよ。そうでなければ、対等でないわけで。それぞれの捨てようのないもの、バッキーや反発心が、それぞれの壁になっているんだよなあ……。そして満を持してのバロン・ジモ。にバロン・ジモについては書きましたが、これはひょっとしたら中身はバッキーとキャップを行方不明に貶めた初代、外見や剣術は初代の息子である二代目、つまりダブルのハイブリット・ジモでしょうか。X-MEN編でありながら、キャプテン・アメリカの物語も展開。ディスクウォーズ、油断できねえ……!
 本日の紹介は、ミュータントを喰うだけに生まれた生物です。管理者曰く、ミュータントだけを餌にするイビ◯ジョー。悲しいほど合ってる。

プレデターX

プレデターX

 人の手によって造られたミュータントを殺戮する為の機械、センチネルシリーズ。ミュータントを識別、抹殺する機械としてもはや完成形に近いセンチネルとは別コンセプトで造られた、全く新しいミュータント殺戮兵器がプレデターXである。この生物の役割は、人の進化とも呼ばれるミュータントを下等な種とし、生物ピラミッド上で抑えこむこと、どこまで行っても道具であるセンチネルでは出来ない非道だ。
 ウルヴァリンにアダマンチウムの爪を与え、デッドプールのような数々の能力者を創りだしたウェポンX計画。壊滅廃止されたこの計画の残党はファシリティと名乗る新たな組織を設立。研究による最強の兵士の製造を目指す彼らは、少女ミュータントのX-23を誕生させた後、最悪の獣プレデターXを創り出してしまった。既に凶暴性、量産性に優れた獣であったものの、研究班は生体水銀の肉体を持つミュータントであるマーキュリーを誘拐。彼女の皮膚を一部採取しデーターをプレデターXの設計図に組み込むことで、猛獣は柔軟にして最硬の皮膚を手に入れることとなった。
 性質は、飢餓そのもの。いくら食べても常に飢餓感を感じるように設定されており、一度放たれれば飢えを満たさんと大地を時速数百キロのスピードで猛進する。そしてその主食は、ミュータントである。無理やり食物連鎖に組み込まれた怪物は、自らに組み込まれた遺伝子情報からミュータントを感知。本能のままに襲い、本能のままに食らう。例え死体でも、ミュータントなら食べる。

進化した捕食者

 ミュータントを食べる度に肉体は強化されていき、ミュータント数十人を喰らう所まで行けば、もはやX-MENが総攻撃するぐらいしか倒す手段が無くなる。ミュータントを絶滅させるためだけに生まれた生物、ミュータントの根絶の具現化と称される、忌まわしくも悲しい生き物である。既に作り方のレシピも流出しており、反ミュータント派だけでなく、ヒドラのような悪の組織の対ミュータント兵器としても使われている。ただ、そうなると、非ミュータントのヒーローどころか、只の人間でありながら怪物の域に達している怖い人とも戦うハメになったりするのだが。

殺戮生物VS処刑人

 なお今はある程度どんな存在か、どう倒すのかが研究された生き物でも有り、X-MENのメインメンバーであれば単独撃破も狙える。例えばサイクロップスの本気のオプティックブラストならば消し飛ばすことも出来るし、ストームの落雷でもトドメは刺せる。コロッサスなら力で押すことも出来る量産化されている以上、キャラの強さを図るバロメーターになってしまうのは、仕方のない事かもしれない。
 あと地味に天敵はデッドプール。婉曲的に言えばまあミュータントなので食指は働くが、食べたが最後、マズすぎて吐き出す。腹も壊す。

注:この後、吐きます

 死体をも食らう常時飢えた生物すら受け付けない不味さとは一体……!?