お知らせ

 色々と雑事作業をしていたらこの時間に。明日もあるので、今日の更新はお休みさせていただきます。すみません。
 頂戴したミステリマガジンも、じっくりと読書中です。なるほど、タイバニとアメコミを並べて、こんな紐解き方が……勉強になるし、ためにもなるし、何より本自体が面白い。ジャンルとしてのミステリーはご無沙汰だったけど、この読み応えはやはり良い。

日々雑談~1571~

 昨日は不都合で更新できず、すみませんでした。
 そして本日より、自分が藤井三打名義でお手伝いした、ミステリマガジン2014年3月号が発売です。(ハヤカワ・オンライン Amazon
 お手伝いさせていただいたのは、海法紀光先生が担当している『タイバニファンに薦めるアメコミ・ガイド』となります。アメコミとタイバニ、二つのジャンルを繋げるのは、日本に近しい形となったアメコミである邦訳本。さてその顔ぶれは……?

 一昨日に引き続き、WEB拍手中心です。色々な意見を聞いて、自分の中で様々な答えが出てきたような?

>アメコミ高いんだよなぁ…分割して8ページずつくらいでいいので週刊漫画雑誌とかに載らないものですかね

 そうなんですよねー。最近は安価だったり割安なものも出てきましたが、安価と言っても日本の漫画に比べれば高いし、割安と言っても3000円が財布からフッと消えてしまうのも現実なんですよね。言語もそうですが、金額も立派な壁の一つなんですよね。読めば満足でも、読んでもらうのが難しい……。
 週刊誌に載る場合の一番のネックは、元来カラーであることですかね。カラーはどうしても高く付くので。分割だけでなく、短編を載せるのも世間への周知の手段としてアリだと思いますが、実際まだハードルは様々ありそうな気がします。

>Kanon-ssLinksやTYPE-MOON-ssLinksが華やかなりし頃は、あの賑やかさがずっと続くモノだと信じて疑わなかったものですが、容易に自分好みのSSサイトを探せるサイトが失われてからは自分自身で探すのも徐々に億劫になってしまいました。
 ToHeart-ssLinksや痕-ssLinksは存在自体は残っているもののかつての勢いは感じられず……。作品自体が相当前の物だから当然と言えば当然なのかもしれませんが少し寂しいですね。単一の作品で生き残り続ける、というのは容易な事では無いんだなあ、等と。
 単純に二次創作物に携わる方々の年齢層が移り変わったと言えばそうなのかもしれませんが、そうすると今度は、自分も年を取ったんだなあ、なんて考えてしまいます。とはいえ頭に白い物が混ざる年齢になったとしても、様々な作品に、大人げなくはしゃげる自分を失わないで居たいなあとも思うんですけどね。

 ナデシコSS、エヴァSS、TYPE-MOONSS、色々とありました。ただ、当時の賑やかさはなくとも、未だに一定層が取り組み続けているジャンルでもあります。厳密にはウチも、TYPE-MOON小説系サークルですしね。現にコミケへの申請も、TYPE-MOONサークルとして行っております。
 隆盛後にしっかりとファンが付いているジャンルは、賑やかなりし時に、大多数がしっかり振舞っていた印象があります。人間、どうしても豊かな時は気も大きくなりますから。浮かれると人間、何するか何言うか分からんですからね……。まあこれが全てではないですが、祭りに浮かれ切らない自制心も大事よ?ということで。長く長く、ジャンルはみんなで愛したい物です。

>いつも興味深く拝読させていただいております。デッドプールに興味を覚えてここ半年ほどアメコミに手を出しはじめた新参者ですが、逆に傍観していた90年代当時よりも熱気みたいなものを感じるように思えます。遅れてきた者の自己保身とお笑いください。

 いつも読んでいただき、ありがとうございます! ある種の熱気はあると思うんですがね。この辺、自分も贔屓から来るものなんじゃないかと、チト自信が。でも、熱気とその広がりはきっとある。間違いなく!

日々雑談~1570~

 今日は昨日の流れを受けつつ、WEB拍手返信を中心に。こういう話は、色々な人の意見があればあるほど深まっていくので、少しのことでもご意見頂戴できれば。

>この数年は自分が体験した限りで過去最大級の波が来ていると感じてます・・・と言ったら、クリストファー・リーブ主演版の「スーパーマン」が公開された当時はこんなもんじゃなかった!という古参兵の方が出てくるかもしれませんが・・・「マン・オブ・スティール」がガッカリ映画三位とか・・・敵が天才ハゲとかつまらん。人助けよりもバトル盛れ。言われたから「これが本当の実写版DB」にしたのにこの評価、どないせえっちゅうねん!ジャパニーズ!?

 スーパーマンは、出来る事や可能性が多い分、逆にそれが足かせになっているイメージが有りますね。救助活動も戦闘も有り、ならばどれを主軸にするか。前者はリターンズであり、後者はマン・オブ・スティールなのですが、どちらもそれぞれ主軸にならなかったものが欠けていると言われているんですよね。スーパーマンは、個々の「こうであるべき!」のイメージが、若干強めのような気がします。
 期待値が強く、しかも選り好みがある結果のガッカリですかね。ガッカリ認定を、好意的に観るならば。

>そりゃ自分の好きな物を世の中も好きにならないのはおかしい!ってのこそ、おこがましいのは解りますが、こんだけ脈が無いと市場として不毛と見られても仕方無いのに、日本が好きだから認めてもらいたいって熱意と敬意を感じるんです。アメコミ業界には・・・

 確かに、市場への可能性をまだ捨て去ってくれていないことは、至極ありがたいことではあるんですよね。洋ゲーなんか、北米版、ヨーロッパ版、アジア版(韓国版、中国版)以上!と、日本抜きでもどうにかなる市場が完全に出来上がってますし。Activision撤退以降のマーベルキャラゲーとか。未だ日本での可能性を探ってくれる、DCキャラゲー関連のワーナーは本当に有りがたく。

>かなり精度の低い情報なので恐縮なのですが、90年代の1/10程度の発行数だと聞いた覚えがあります。確かに今、マーヴルクロスのような雑誌として毎月邦訳を出せるか、と言われれば厳しい気はしますし。

 金銭事情も変わりますし、価格や販売形態(雑誌と書籍の違い)の問題も有り、一概には比べ難いですね。本気で分析結果を出すとなると、返本率や利幅のような本格的なデーターに当たる必要が。これはもう、沼を通り越して険しき山だ……。
 まあでも、毎月邦訳を出すという流れは休眠期を経て今現在再生されたので、結果的にはオーライかと。今の書籍、昔の雑誌、当時に適した形態にして、関係者の努力の結晶です。

日々雑談~1569~

 アメコミは沼……一度ハマったら、中々這い上がれない深い沼……。個人的には、少し違うかなと。いや、アメコミが沼でないのではなく、“アメコミは”沼という部分が。一度ハマったら、底が無く、中々抜け出しにくくなる。この素養は、アメコミだけでなくどのジャンルも持っている物だと思うのですよ。
 今流行っている艦これだって、軍事ネタやイラスト方面に行ったらどこまでも潜れますし、模型業界もここがチャンス!とばかりに、新規層を狙う気まんまん。流行っている分、その動きは分かりやすく。もちろん他のジャンルだって、この構図は存在してます。枝分かれする分野、底が見えぬ追求、他ジャンルとの関連性、この構図は、以前確か広がる大海と大小無数の島に例えた記憶があります。と言うか、同じ国で同じ世間により構成されている以上、意識や構成の違いが多少あったとしても、大きな形は変わらんと思うのです。なので個人的には、“ジャンルは”沼かなと。
 沼によって、浅い所で遊べるような環境があったり、底の方にいる住人が暴れていたりもありますが、それは別の話。誰だって、遊びやすければ残るかちょびちょび顔を出すし、美味しいトコは独占された挙句に石でも投げられりゃあ二度と来ませんよ。良くも悪くも世間の一部なので、良い話、悪い話、どの沼もごっちゃになっている物です。凄くえぐい目にあっても残る人は居ますし、なんとなく消える人もいる。人である以上、いくら沼が抜けにくかろうと知恵やその気でさっさと抜けてしまうのも、また現実。難しいなあ、こういうのは……。
 話をアメコミに戻しますと、ジャンル自体は他と比べても上向きなんじゃないかと。少なくとも、年に数度映画があって、月に関連書籍が定期的に出て、近い将来地上波アニメやグッズ展開もある。常々言っているように、いい流れは来ていると思うんですがね。もちろん、まだまだジャンルを追求していく余地はあるし、やるべきこともありますが、努力が結果として出そうな、上向き加減。
 ううむ。この辺、流行っていた90年代と比べてどうなんだろ? 発売前の重版みたいに、90年代でも出来なかったことも実現されているみたいだし。販売形態の違いもあるので、これを持って優れている、比肩していると判断できないのもあり。あの頃、せいぜいテレ東のアニメを見るのがやっとの、本能で生きているようなガキだった俺では、ちと比較は難しい。
 沼にずっと浸かった人間にしか分からぬ、せめてその体験を聞かせてもらわないと分からぬ現状。こういう問題に直面すると、キャリアの浅さや、ずっと浸ることの価値を実感するなあ……。

日々雑談~1568~

 COMIC1の申し込みを、そろそろ終えねば。てーか、期限が明日までなので、終えないとマズい。一先ずいつもどおりTYPE-MOONで申し込むつもりですが、ひょっとしたら、新しい何かに手を出すかもしれません。

データカードダス ディスクウォーズ:アベンジャーズ
 バンダイが商品展開するとは聞いていたが、最上級のとんでもない一手を打ってきた。つまりアレですよね? 仮面ライダーやウルトラマンやプリキュアやアイカツみたいに、全国のスーパーやゲームコーナーやゲーセンに、アベンジャーズの名を冠した筐体が設置されるわけですね? なにこれスゲエ。
 しかし、データカードダスでのプッシュをする域の商材と判断されたからには、今後軌道に乗せるまでのプッシュだけでなく、データカードダス化に耐えられるだけの登場キャラの増加も見込めるわけで。レッキングクルー来たー! グレイト・レイクス・アベンジャーズだー! とか、実況で叫べる可能性があるわけですね? GLAはともかく、この流れなら米製バカルテットなレッキングクルーはまず出れると思うのよ。マジで。