日々雑談~1503~

 明日の聖闘士星矢Ωを録画しようとしたら、熱き血潮の兄弟たち再結集との文句が出てきて、ふと胸が熱く。熱き血潮という言葉は車田先生の好みらしく、作中至るところで出てきたり。でも神々の熱き戦いなんてタイトルの劇場版もあったし、車田先生むしろ“熱い”が好きなのかもしれない。
 個人的にベストな劇場版は、やっぱ真紅の少年伝説かな。黄金聖闘士の復活や大洪水による地上粛清と、冥王編とポセイドン編を足して二で割った感じ。軽く言うと簡単に見えますが、とんでもない職人芸ですよ、コイツぁ。

>ふじいさんがよっぽどの事が無い限り作品を貶めないスタンスなのは理解していますが、ガイムは本当にちょっと微妙じゃないですか?ダンスやモラトリアム等、明らかに不要な設定がノイズになりすぎている気が

 確かに自分には「つまらないと思うと全部つまらなくなるので、なるべく好意的に見よう」という主義と、つまらないというイメージを流布することで他の人に色眼鏡をかけるのも良くない。この二つの理由であまり作品は貶しませんが、ことライダーのような作品には、もう一つ理由があります。
 いかんせん一年間続くドラマなので、先が読めんのですよね。前半期イマイチで後半期に爆発した作品や、逆に後半しりすぼみな作品もあるので。ひょっとしたら今は少し持て余している設定も、後半に昇華する可能性があるかなー……なんてことも考えてしまい、自然と気長になります。まあ気長でなくとも、個人的にはまだ普通に楽しめるライン内に居ますが。
 現状の鎧武、ライダーの数や設定のような在るべきものが初期段階の割に数多いので、この多さを前提や基板とした、中盤のちゃぶ台返しがあるような気もするのよね。

日々雑談~1502~

 仮面ライダー鎧武のダンス設定は、正直あまりスイングしていないけど、キョウリュウジャーのEDを一時期華麗なダンスでかっさらいまくっていた時点で、序盤に得るべき稼ぎは既に得ているのかもしれん。今後、徐々にダンスも盛り上がっていけば。まあ、フルーツやなんやらの鎧武自体のアクが強すぎるのも、ダンスが目立たない理由の一つかも知れんけど。全日本裸踊り選手権クラスのインパクトがないと(無茶

 MH4のティガレックス希少種、奴めはモンスターでなく怪獣に違いない。大仰な避けやすい動きと見せて、一度掠れば即死。まるで、ゴジラの足の下で記念撮影をするかのような危険度。どうやって倒そう、コレ。

 ううむ……しっかと腰を落ち着けて読む、GLA。多数の事件が複雑なパズルのように組み合いながらもすっと読める分かりやすさは、稀有かもしれない。GLAも邦訳されてほしい作品の一つだけど、これは本気で難しいだろうな……。むしろ、邦訳されたケーブル&デッドプールのシビルウォー編に出ている現状、すでにこれ奇跡。でも、願うだけならタダ、名言ですよね。そのうち、詳細な資料を得た現状での再紹介をしたいものです。一人の願いは、たとえ自身を生贄にしても届かずとも、100人、1000人の願いであれば……!

日々雑談~1501~

>赤タイツさま再来日!?マジですか!でもキル・ザ・マーベルユニバースか・・・個人的には一目惚れしたキレイな赤たいつさまこと、デッドプール少佐の再登場に期待したいのですが・・・

 一応、デッドプール:キルズ・マーベルユニバースの流れを追っていけば、最終的に現在連載中のデッドプール:キルズ・デッドプールにたどり着くので、マーク・ウィズ・ア・マウスのデッドプール少佐(メジャー・デッドプール)にもまた会えますよ! 彼も、キルズ・デッドプールに出ているので!(目を逸らす

 実は先週、俺も気づかなかったんですが……大変なものが、あちらの電子書籍サイトであるcomiXologyで配信されておりまして。
 グレイト・レイクス・アベンジャーズの個人誌配信開始……! あとついでに、GLAがデビューしたウェスト・コースト・アベンジャーズも配信開始。
 2005年に発行された、GLA個人誌。最も権威なきヒーローチームが、初めて権威ある悪党に出会った時、彼らはどうなるのか。多数の戦死者、打ちのめされるリーダー、救世主となるニューヒロイン。彼らは、本物のアベンジャーズとなれるのか!
 敗北から再起を描いたストーリーにオリジンがスパイスとしてかけられ、所々のズンドコ風味がこれまた良い味になっている、これまた怪作と良作の間にいるような作品です。ある意味、ヒットマンに近いかもしれない。いやあ、一週間遅れでも、配信に気がついてよかった!

日々雑談~1500~

「おい管理者、ニュース聞いたか?」

「ああ。ビックリだよ。まさか、こんな形で、公の場に姿を現すだなんて」

「全く想像してなかったな。大人から子供まで、受け入れてくれるのだろうか」

「元のポテンシャルには十分なものがあるんだ。料理の仕方にもよるけど……可能性は、むしろ大きいだろ」

「そうだな。1ファンとして、期待しよう」

「ああ」

 いやー、ビックリですよね、ホント。アリスソフトの名作ゲーム闘神都市の3DSリメイク! 闘神都市2(1994年発売)をベースとした物になるようですが、いかようにリメイクするのか。だいたい、物語の肝である闘神大会の設定が

参加条件として、人間の標準的価値基準を満たす美しい女性のパートナーが必須。試合に勝つと、勝者は対戦相手のパートナーを一日自由にする権利を得ることができる。

 なので、ホントこの辺どうするんだと。一日自由って言うとアレですけど、ぶっちゃけエロですからね。更には、もっとエグい設定が根っこには潜んでおりまして。おそらく大規模な改造をしないと、任天堂ハードで出せる品にはならんでしょう。旨みを残しつつ、全年齢に適応する。中々高いハードルですが、乗り越えられることを信じております!

 ……あ!
 アベンジャーズが日本でアニメ化、ディスク・ウォーズ:アベンジャーズもおめでとうございます! 闘神都市リメイクの驚きで、一瞬忘れてた。
 こうして、新規層に訴えかけられる作品が出来る事は、まず嬉しい事。

“凶悪なヴィランを捕らえるために開発された携帯用捕獲装置「ディスク」。だが、ロキの陰謀によって驚くべき数のヴィラン、そしてヒーローまでもがディスクに閉じ込められてしまい世界中に散らばってしまった!

その混乱の中、5人の少年たちが「バイオコード」というプログラムによってディスクに閉じ込められたヒーローを実体化させる力を手に入れた。辛くも難を逃れたスパイダーマンが取り戻した5枚のディスクを授かる少年たち、そして彼らの力で実体化できるようになったアベンジャーズ!

果たしてロキの陰謀とは何なのか? ついに火蓋を切る地球規模のディスク争奪戦! アベンジャーズは少年たちと力をあわせ、それぞれの能力と必殺技を駆使して戦いに挑むのだ”

 日本の所謂子供向けの王道ストーリーですが、王道とは良きものだからこその王道。日本の王道とアメリカの王道が化学反応を起こしてどうなるのか。こちらも要注目の、期待度大な作品であります。

海外マンガフェスタ雑感

 海外マンガフェスタに関しての意見を纏めてみました。あまりどっぷり浸かれなかったので、ちょっと距離をおいた視点で。良い所と悪い所、二つの視点で考えてみようかと思います。

 良い所は、まず行ったかいがあると言わしめるだけの情報と顔ぶれですね。去年よりスペースは狭く、ベラボーマンのゲーム筐体やイラスト持ち込み受付は今回無かったのですが、その分を補おうとする姿勢。コンパクトに、出来るだけのことを。まあ、情報に関しては、今回初参加のヴィレッジブックスが全部持って行った気もしますけど!
 ここぞとばかりの、邦訳情報のラッシュ。ロケットラクーン、パニッシャーとデッドプールのキルズ・ザ・マーベルユニバース、クライシス オン インファナイト アースズ……しかも、常に設置したモニターで情報を流すことにより、間断ない発信を実現。そして地味に楽しかった、コスプレコーナー。いやー、気がついたら、キャップの盾とムジョルニアを手に、ポーズ取ってましたよ。JLA/Avengersのスーパーマン仕様ですね。ブースにドキドキとワクワク感を用意。ヴィレッジブックスのブースは、ある種の理想形でした。今回のMVP。
 トークライブは、別枠ですね、もはや。海外マンガフェスタでもなくコミティアでもない、日本と海外をそれぞれの有名クリエーターで繋げる国境線。ずっと聞いたり見たりは出来なかったのですが、多くの人が集まる様、またプロジェクターで壁面に映されたトークショーの光景を見ることで、雰囲気と活気は伝わってきました。週刊連載とモンハンをこなしつつ、トークショーに参加していた真島ヒロ先生は、ある種のオンリーワンかと。仕事をこなす速度で言ったら、マジで世界の五指に入るかも知れん。
 そして助かったのが、ブリスターの存在。今回は洋書ではなく、アメコミ邦訳本メインの販売でした。何が有難いって、当日自分が頒布していたアメコミ邦訳本ガイドに記載した本が、だいたい売っていたこと。よかった、企画倒れにならんで。なお、日米マンガ比較論+アメコミ邦訳本ガイドはちょっとだけ余ったので、余った分は次のイベントのおまけとして使います。
 コミティア創作サークルとしての自分もあるので、殆ど自スペースに詰めつつ時折フラリと行った感じでしたが、それでもイベントの楽しげな空気は感じ取ることが出来ました。

 良い所と違って、悪い所はあまり言いたくないんですが……黙してスルーするよりも、最終的に得になると信じ、絞り出させていただきます。
 まず第一の弱点は、イベントとしての練度の問題、そして第二の弱点は海外コミックスを初めて目にするような新規層へ訴えかける力の弱さでしょうか。
 練度の問題ですが、少し細かく言うと、配置や列形成や参加者の意識と言った問題です。人がひしめき合っていると一見盛況に見えるのですが、少し遠くから見てみると、場所が狭い場所にサイン会の列が重なってひしめき合っているだけ、入り口は混雑しているものの足を踏み込んでみると奥が空いている。ブース内に入れない原因は、ごく少数の人間がずっと話し込んでいるから。一歩引いた所から観察していると、少しの改善でぐっと多くの人間が快適になるであろうポイントが幾つもありました。
 ただ、この問題は、前回に比べてのイベント規模縮小による詰め込みや運営上の都合と言った事情もあるので、一概に駄目だったと非難することは出来ません。しかし、意識することでほぼ確実に解消に繋がっていく問題でもあります。誘導により列を邪魔にならない場所へ、はしゃぐ前に一旦回りを見てみる。
 練度に関しては、全てのイベントが回数を重ねていくことで徐々に上げてきたものです。海外マンガフェスタはまだ二回目、全て今後の話かと。
 当面の問題は、新規層への訴えかけの弱さでしょう。地図がなかったことやガイドブックが中々見つからないような場所にあったこと、いったいブースで何をしているかわからないスペース、この辺りが響いた結果、コミティア参加者で海外マンガに興味を持ってくれた人は少なかったんじゃないかなと。
 こういう時のリアクションを知るのに便利なのは、Twitterです。海外マンガフェスタでツイートを検索してみると、だいたい関連の発言をしている人は「関係者」か「海外マンガに元より興味がある人」のどちらかなんですよね。時折キーワードのチェックをしていますが、開催から今まで、プロフィール欄にアメコミの文字もなくアイコンにもそういう匂いのしない方は、一人か二人と言ったところでした。時間帯にもよるでしょうが、おそらく用意周到にチェックしても、両手、下手をすれば片手で数えられる範囲から抜け出られそうにはありません。
 確かに既存層の満足は大事です、ですがそれと同じくらいに、新規層を引っ張り込むことも大事なことです。幸い、コミティア参加者という、引きずり込みやすい人たちが居るわけですし。ジャンルや作家に固執せず、単に面白い物を探しに来ている方が多いですから。サークルスペースに、簡易地図を配るだけでも変わるかと。
 コミティアと共催している以上、新規層の獲得は大事だと思うんですよね。もし既存層特化を目指すのであれば、いっそ単独開催の方が向いてますし。一人あたりの接客時間が長いアーティストアレイと小規模な会場の自由度や参加者への親しみ易さは親和性があり、単独開催ならコスプレの解禁も自由。これはこれで、上手く回る気が。ちなみに、小さな会場でやったほうがいいんじゃないかと言うのは、決して馬鹿にしているわけではありません。小さな会場には会場で、大会場には無い利点があるのです。

 第三回があるのかどうかは分かりませんが、もしあるとしたら、次までの一年という期間を、上手く使いたいところです。一年あれば、1参加者でも有益な宣伝ができる。コミティアに元来参加している海外作家さんとの連動なんかも、面白いかもしれませんね。なにげに向こうのプロの方も、一同人作家として参加してますし。イベントが上向きのまま、次に繋がることを、願っております。