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突発企画 B級のキワミ グレイト・レイクス・アベンジャーズ

 明日が祝日であることを唐突に思い出したので、突発企画開始。分かっているさ、コイツらに需要なんてないことは。


 GLA(Great Lakes Avengers)それは、Marvel世界において、最も権威がないヒーローチーム。元々発祥も、リーダーのイモータルが、「ヒーローチームのメンバー募集。当方リーダー、以上」という、アホなバンドが出すような広告から始まった。だがしかし、スポンサー兼メンバーのビック・バーサや天才科学者フラットマンの加入により、それなりの体は整った。なお、アベンジャーズと名乗っているものの、それは自称である。むしろ、メンバー全員がミュータントなので、アベンジャーズよりX−MEN寄りとも言えるが、グレイト・レイクス・エックスメンを名乗ることは、サイクロップスにやんわり断られたので仕方なし。
 グレイト・レイクス・アベンジャーズ(笑)と人々に冷笑されながらも、彼らは世界の危機にそれなりに立ち向かう!


 メンバー紹介

GLA+1

Mr・イモータル(首だけ残し埋められてる人)
 ある日、恋人と無理心中を試みた青年はあることに気がついた。
「おかしいな。彼女は死んだのに、俺は何度自殺しても死ねないぞ?」
 青年イモータルは、自分が不死身であることに気が付き、ヒーロー活動を開始する! しかし、不死身であること以外一般人以下だったので、何の役にも立たなかった。窮した彼はヒーローチームメンバー募集の広告を掲載。GLAは、ここから始まった。
 能力は“不死身”であることのみ。しかし、その不死身っぷりはずば抜けており、同じ不死身キャラのデッドプールさんでさえ「俺よりスゲエ!」と認めている。そして、挨拶代わりに毎回斬首。でもイモータルは平気。死ぬほど痛いけど。不死身キャラらしく、数十回ほど死んでいる。英語ウィキペディアで死因を確認できるが、半分くらいの死因に“Deadpool”の単語が含まれている。

ビッグ・バーサ(太った女)
 GLAのスポンサー。本業、一流モデル。いや、嘘じゃないって。
 能力は身体の質量の変化。パワーキャラの超肥満体にも、スリムなモデル体型にも、瞬時に変化可能。似たようなキャラとして、ブロブ(X‐MEN)という巨漢ミュータントがいるが、彼は肥満体のまま質量を増大させることしか出来ないので、ビッグ・バーサはブロブの上位置換キャラなのかもしれない。

ドアマン(真っ黒でサーフィンをしている男)
 スパイダーマンのエイリアンコスチュームに良く似ているが、能力は全然別物。自身や人を、どんな場所にでもテレポート出来る。実は一度死んだものの、冥界でその能力を見込まれ、死者を涅槃に送る死の天使として蘇生された。そんな仰々しい役割を与えられても、彼はGLAで日々平穏に暮らしている。なお同じ能力を持つ、クロークというキャラは、メインストーリーの中核キャラとして常時大活躍してる。

フラットマン(ペラペラで、ハンモックをやっている男)
 収縮可能な二次元の身体を持つミュータント。天体物理学者にして、GLAの副リーダー。衣装も顔も能力も学者であることも、ファンタステックフォーのリード(ミスター・ファンタスティック)に似ているが、両者の性質は若干違う。ゴム状の身体であるリードとは違い、フラットマンはその名の通り平面男。紙より薄いペラペラのボディであり、伸ばすことも変形することも可能だが、あくまでペラペラのまま。横を向いたら、視覚で認知できないくらいに薄い。伸縮性に関しては、リードの方が上のようだ。しかし最近、東洋の折り紙を学ぶことにより成長。平面のまま、折り目をつけることで様々な物に変形できるようにもなった。
 同性愛疑惑をかけられつつ靴の匂いフェチと、中々に性的にフリーダムなお人である。

スクイールガール(最前列の出っ歯な女性)
 リスの身体能力とリスの意思疎通能力を持つヒロイン。アイアンマンのファンを名乗り、アイアンマンのサイドキック希望者としてデビュー。デビュー戦でDrドゥームを撃破するという大金星を挙げるものの、年齢が若すぎると言われ、アイアンマンのサイドキックにもアベンジャーズにもなれなかった。
 その後、GLAに加入。マンダリン、サノス、M.O.D.O.Kといった、アイアンマンさんが長期シリーズで一年かけて倒すような強敵を、あっさり数コマで倒している。
 相棒のリスは、只のリスのはずなのだが、潜入能力やハッキング能力が一流スパイ並。なんだろう、このリス。
 当然、オール7。あまりの戦績に「なんでGLAなんかに加入してるの!?」とよく言われるが、「いやー、GLAって本気になると凄いのよ」とコメントし、現在もGLA在籍中。まあうん、彼女がMarvelのメインストーリーに参加したら、どんな壮大なストーリーも1ページで終わっちゃうしね……。メインストーリーに参加したとしても、その場合は自重して大幅下方修正が入る。せいぜい、ウォーカーギャリアやボトムズレベルの機動兵器を生身で何体も破壊できるくらい。あまり自重してないような気がしないでもない。
デッドプール「お前、この単行本見てみろよ! 大変なことになってるぞ!」
スクイールガール「あ! ホントだ! 今のマーベルって、こんな展開になってるんだ!」
 こんな会話を平然と交わしたことにより、彼女も第四の壁を認識していることが判明した。

デッドプール(補欠メンバーの赤マスク)
 GLAには、はみ出し者が集まる。当然、デッドプールさんもやって来た。シビルウォーの際にはGLAと交戦。デッドプール完敗。その後、少し旅に出たスクイールガールの代わりに、GLAの補欠メンバーになる。イモータルを殺しまくる、フラットマンを折り紙にしてお風呂で遊ぶなどの蛮行を繰り返し、見るに見かねたスクイールガールが帰還。即座にGLAから追い出された。

 グラスホッパー(補欠メンバー)
 バッタ人間ではあるものの、日本の某ヒーローとは違い、コミカルなキャラ。デッドプールがクビになった直後、デッドプールの前に陽気に登場。首をへし折られてしまった。多分、生きてるんじゃないかな。多分。


 ここまで読んだ方なら分かると思うが、三流と冷笑されているものの、GLA、実はかなり強い。能力値カンストの2人以外のメンバーも、イモータル以外は高く設定されており、イモータルを除いてメンバーの能力平均値を取れば、全ヒーローチーム最高値を記録するのではないかと言われている。ぶっちゃけ、X‐MENが本気でかかってもデッドプールを捕まえられなかったしね! GLAは二回ばかし、アレを叩きのめしてましたよ?
 ……だってイモータル、能力能力オール1なんだもの。ファンは体力が高いと思っているようだが、死んでからの蘇生なので、体力も低かった。HP10だけど、毎ターンザオリクがかかるキャラということで。
 かつて、人形爬虫類ダイナ・ソアーというメンバーもいたが、彼女は世界をかけた激戦の中、死亡した。三流チームと罵られながらも、自らを犠牲にして脅威と戦う彼ら。自称ではあるものの、GLAはアベンジャーズと言う名に十分足りるチームなのかもしれない。

 GLAのライバルにしてヴィラン、レザー・ボーイ様。

変態だー!

 元はGLAのメンバーだったものの、普通の人間であることがバレてしまいクビとなる。一応、GLAにも超人限定という縛りはある。
 その後、スクイールガールが加入したことでプッツン。ヴィランとなってしまった。イモータルを惨殺したのはいいとして、当時スクイールガールの相棒だったリスも殺してしまう。その後、何事もなかったかのように復活したイモータルの証言により犯行が発覚。逮捕された。
 なんというか、立ってるだけでオチになるキャラってスゴいよね!

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