購入に役立つ、デッドプールさんのエピソード紹介~後編~
ふじい(以下F)「前編、そして中編。なんだかんだで長くなりました。でも、これで最後だ! 」
サイレン(以下S)「デッドプールのシリーズは、日進月歩で増え続けてるし、そのうちまたやるようなんじゃないか?」
F「……うん。そうだね」
Deadpool Team-Up – Volume 1: Good Buddies
F「デッドプールと他のヒーローによる、コラボレーション短編シリーズ。それがデッドプールチームアップ! ウチのサイトでやってるデッドプールさんのクロスオーバーSSにも、この名称を勝手にお借りしています」
S「ゴーストライダーやヘラクレスやパニッシャーのような一線級ヒーローばかりでなく、USエースやザパタブラザーズのような、マイナーキャラともコラボしているんだな」
F「マイナーどころか、他の作品で見た記憶さえ無えわ! マイナーなキャラを、人気急上昇中のデッドプールさんと絡ませて、認知度を上げるという狙いもあるのだろう。出来に、バラつきはあるものの、ゴーストライダー編はかなり見物。ゴーストライダーの頭の炎を消そうと消防車で追いかけるわ、マスクオフの上、自ら両足を切断してフリークスのサーカスに潜入と、やりたい放題のデッドプールさん。この一本だけでも、見る価値があるんじゃないかと」
Deadpool – Merc With a Mouth: Head Trip (Deadpool: Merc with a Mouth)
F「おや? 親切な人が、既にレビューを書いてくれているぞ?」
S「しらじらしいなあ、テメエ!」
F「という訳で、詳しいことはレビューを読んで下さい。ヘッドプールを巡る、一連の冒険。全てが終わり、大団円だ!と喜ぶデッドプールを招き寄せる、超人種族エターナルズ。この冒険をやり遂げた彼ならば、この宇宙に忍び寄る危機をどうにかできると……。大型シリーズのプレリュードでもある本作、でもプレリュード部分は最後ぐらいなもので、話自体は一冊ですべて完結しています。まず買うのなら、コレがダントツでオススメ。星5は伊達じゃない。ちなみに、レビューの関係上、上で上げたのはハードカバー版。安価なペーパーバック版はこちらです。そして物語は下記シリーズへ」
F「世界の危機を救うには、デッドプール一人の力では足りない。でも、世界を救えるのはデッドプールのみ。なら、デッドプールをいろんな世界から集めりゃいいんじゃね? そんな感じで始まる、メンバー全員デッドプールという夢のチーム、デッドプールコープスの結成譚」
S「女性版デッドプールのレディープールに、子供のキッドプール、犬のドッグプール。そして、頭だけのゾンビなヘッドプールか。これに本家デッドプールを加えた、四人と一匹がデッドプールコープスのメンバーだな」
F「ボケが余っていて、ツッコミ不在。なんて恐ろしいチームなんだろうか」
Deadpool Corps – Volume 1: Pool-Pocalypse
F「旅に出る理由は、世界が滅びる未来変えるため。デッドプールコープス、宇宙へ……! 極彩色の宇宙人たちに迷惑をかけながら、外宇宙を旅する我らがデッドプールコープス。ほんとうに迷惑な、デッドプールコープス」
S「戦隊モノのように、極強な追加戦士まで居るのかよ。まあ、追加戦士というか、追加デッドプールだけど! その名はチャンピオンプール! あれ? 中身ウェイドさんじゃない? 全くの別キャラだ」
F「その追加戦士の中の人は、ハルクやジャガーノートをねじ伏せられるレベルの化物だからな。そんな強者も、状況に流されデッドプールになる世界。それが、デッドプールコープスよ! どっかの世界を旅する仮面ライダーと違って、きちんと完結に持ち込んだものの。どうやらまだ、終わりじゃないようだな」
F「シメはデッドプールシリーズの核弾頭、デッドプール:マックスだ! ちなみにコレ、成人指定ね。血ィドバドバでるし、モツもバリバリでるし、セクシャラスなシーンも満載よ? マックスの名称を持つ作品が、他にパニッシャー:マックスぐらいしか無い点から、お察し下さい」
S「いわばMAX世界とも言える、別世界のお話なのね」
F「正直、説明とか無理なので、下のキャラ設定を読んで、どんな作品か判断してください」
デッドプール
悪の秘密結社ヒドラと戦う、凄腕の殺し屋。なお、この世界におけるヒドラは、現状デッドプールの脳内にしか存在しない組織である。不死身の異名を持つものの、実際はどうなのかは不明。
ボブ
アメリカのエージェント。色々な任務を適当にヒドラの仕業に見せかけ、デッドプールに請け負わせるだけの簡単なお仕事に従事。アーッ!な目にあったり、精神病院に置き去りにされたりと、毎回酷い目にあってる。
ケーブル
デッドプールと双璧をなす、凄腕の傭兵。自称未来人であり、その辺りをボブとは違うエージェントに突っつかれ、デッドプールと同じくいいように使われている。なお、世界観的にミュータントは存在しない筈なので、たぶん普通の人間。鋼鉄の義手は健在ながらも、本編に比べ、恐ろしいぐらいに老けている。70代といわれても通じるレベル。
タスクマスター
女性。テロリストの育成専門家。少年時代のデッドプールを一人前に鍛え上げた師匠であり、デッドプールは彼女を母のように慕っている。たぶん、CV井上喜久子。
S「カオス極まりねえ!」
F「ケーブルでさえ、全力全開で頭おかしいからな。ネジ一本とか、そういう次元じゃない。という訳で、かなり上級者向けなので、買う際は注意を。エログロへの耐性って、無い人は本当に無いからねえ……」
F「まあ、とりあえずこれで終わりかね。だいたい、事情を把握できているものは紹介できた筈」
S「次はどうするんだ? スパイダーマンの紹介?」
F「いやこれ、真面目な話、一日一本紹介しても、終わらないんじゃないでしょうか。流石はスパイディとしか言いようがねえぞ……」