購入に役立つ、デッドプールさんのエピソード紹介~中編~
ふじい(以下F)「前回に引き続き、X-MEN ファースト・ジェネレーション公開記念放談!」
サイレン(以下S)「断定は出来んけど、デッドプールはたぶん出てねーだろうよ」
F「クラッシックの名前通りに、旧作を纏めたシリーズだな。捨てキャラとしてのデビューも、サイリーンとのラブコメも、90年代からを纏めたシリーズだ」
S「最初はX-MENとしか絡んでいなかったのに、気がついたらタスクマスターやブルズアイとも絡み始めていらっしゃる」
F「黎明期のくせに、ふらふら出まわって、色々なところで大暴れするというコンセプトは既に確立されていたり。ただ、20年前なだけあって、絵柄が多少固く、台詞も多めと、結構読みにくかったり。資料的価値は高いんだけどねー」
S「女に騙されて、便器で延々と嘔吐するシーンとか?」
F「いや、それ貴重かな? 個人的には冬の街で倒されて、ワンエピソード丸々雪に埋もれるだけというエピソードを……」
S「それも貴重じゃないだろ。多分」
Deadpool & Cable Ultimate Collection – Book 1
F「いつの間にか、ケーブル&デッドプールがデッドプール&ケーブルに入れ替わっていたことで有名な、このシリーズ。ある意味、ジャンプシステムよりシビアなMarvel編集部」
S「見たまんま、デッドプールとケーブルの二人が主人公なシリーズだな。ハウス・オブ・Mにも関わってるんだっけ?」
F「実はシビル・ウォーにも関わっている、正史との繋がりが濃いシリーズでもあります。ただ、問題があるとしたら……途中でケーブルが一旦未来に帰っちゃって、一時期殆どデッドプール単独主演状態に。ケーブルの名前が載っているのが、表紙のタイトルだけと言うね。X-MENでの展開的に、しょうがないんだけど」
S「流石のケーブルも、プーさんほど、自由に動ける立場では無かったか」
F「まあ、このシリーズの最終巻まで腐れ縁は続きますのでご安心を」
Deadpool Vs. the Marvel Universe (Deadpool Classic)
F「大げさなタイトルや、ウルヴァリンやキャプテンアメリカとの共演、そして何より親友ボブの初登場と、中々に面白そうな一冊、でも問題点が一つ。実は先ほど紹介したDeadpool&cableのBook 3に丸々収録されてます。なので二冊買うと、同じ内容じゃん!とバカを見ることに。まあ、Book 3の内容はこの一冊+グレイト・レイクス・アベンジャーズ入団編なので、GLAに興味がないならスルーという手も。-GLA分だけ、こっちの方が安いですし。ちなみに、さっきから管理者が出ていない理由は、お察し下さい。管理者という人柱が出たからこそ、こういう忠告が出来るわけでして……」
Deadpool: Wade Wilson’s War (Deadpool (Unnumbered))
F「まだペーパーバックは出ていないが、ハードカバー版は購入できるので、ここで紹介。マーベルの大人向けレーベル、マーベル・ナイツから出版された外伝。まあ、単発ものです。そもそも、ヒーローが居ない世界での話なんで」
S「メキシコで起こった大量虐殺事件。被告として出廷したのは、ウェイド・ウィルソンと言う名の、奇妙な赤いマスクを被った男だった。彼は自身をデッドプールと呼び、秘密部隊ウェポンXの隊員であると主張する」
F「嘲笑に包まれる、法廷。ウェイドが語り続ける、奇抜さと現実味が入り交じった物語。果たして彼は妄想狂なのか、それとも秘密部隊の隊員なのか。どこまでが嘘で、どこまでが真実で。何が虚実で、何が現実なのか。良い意味で、大人向けの一冊です。二冊目か三冊目推奨。一冊目に読むには、色々複雑かつ、どんでん返しすぎるわ。アメコミ邦訳挑戦の一発目に、ウォッチメンを読むようなもんですよ」
F「今日はこんなとこかな。次回最終回、デッドプール大集結デッドプールコープスやデッドプール誌の核弾頭、デッドプール:MAXの紹介でラスト」
S「最後にキッツいのばっか残したなあ!」
F「起承転結。そりゃあ、結に置くのは、それなりにインパクトのあるシリーズじゃないとな」