お題~アメコミ編 ノーマンズランド~
ふじい(以下F)「久々の放談ということで、今日のテーマは……」
サイレン(以下S)「二号ライダーについて? 2号~アクセルまでのサブライダーを詳細に解説とかどうだろ」
F「やってもいいけど、お前相手にその話するとギャレンで始まりギャレンで終わる気がする。なので今日は別の話。最近このホームページでプッシュの激しいアメコミの解説だ。ようやくお前も、バットマンイヤーワン&イヤーツーを自費で買うぐらいの興味を持ってくれたからな。お兄さん嬉しいよ」
S「買ったのはいいんだけどさ、なんでアメコミはこんなに高いのさ。のきなみ3000円代って」
F「どうしてもなー。そもそも向こうの漫画って高いのよね。日本の漫画を輸出しても、2倍くらいの値段になるし。俺が一緒に買った、ダークナイト・リターンズなんかもはや芸術書のレベル。面白いんだけどね、やはり高い。まずここが、アメコミが日本で受けない最大の理由よね。間口が狭い」
S「どうにかなんないのか? 正直もったいない話だぜ」
F「機巧童子ウルティモかHEROMANを見れ。以上。両者ともジャンプスクエアに地上波アニメと見やすい環境かつ、原作はスパイダーマンやXーMENの原作者ことスタン・リーだ。特にHEROMANは今期アニメの中でも随一の評価だ。ジャンプスクエアもテニスの王子様だけじゃないんだぜ?」
S「革命じゃー!」
F「……うん、まあ。あんなインパクトのあるシーンが載ってた日には、それしか記憶に残らんわな。テニス怖ぇえ」
S「んで。どうすんの? はっきり言って広大な世界よ、アメコミ」
F「アメコミの歴史や形態を語るのもいいが、そういうのは既にもっと詳しいサイトが有る。だから俺らはあくまで間口として簡単な話を。キャラクターや世界観やキーワードをピックアップして語ってみようかと思う。幸い、知名度が低くて魅力的なネタはゴロゴロ転がっているから」
S「なるほど、悪くはないと思うが結局何から……?」
F「バットマンと言えばゴッサムシティ。ゴッサムシティと言えばアメリカの都市。しかし一時期、ゴッサムシティはアメリカ合衆国から放棄された歴史を持っているのは知られていない。ある時、大地震により隔離されたゴッサムにアメリカ政府が下した結論は、ゴッサムを統治区域外とし封鎖するというものだった。無法地帯と化したゴッサムを舞台に繰り広げられた長期シリーズ、Batman: No man’s Land(バットマン:ノーマンズランド)の紹介から始めようか!」
S「悩む正義、力を手にする悪、必死に生き抜こうとする一般市民。様々な思惑がいり混じったゴッサムは戦国時代に突入。中々魅力的な世界観だよな」
F「支配領域や同盟という言葉が飛び交うと思ったら、生きようとするだけの単なる一市民を描いた話まで。話の多岐さといい世界観といい、日本人受けしそうなのに邦訳されていないのが悲しい。だからこそ、こうやって紹介させてもらうぞ」