日々雑談~412~

 ラットキャッチャーなんてヴィラン、誰が知ってるんだよ!
 というわけで、空の境界 童夢残留を更新しました。さっさとジョーカーとか出したいよね。次回はバットマンVS???で。凶ーれか、それとも?

 オリジナルのラットキャッチャーについて簡単に説明しておくと、いたって普通のネズミ使いです。いかんせん使役しているものがものなので、一度捕まった後も下水管を介してネズミに指令を飛ばしてました。タチ悪いわ。
 何が恐ろしいって、ネズミ>>人類の危険人物なのに、彼は捕まるとブラックゲート刑務所に収容されるということ。つまり、精神鑑定で正常と診断されているといるわけで。どう見てもアウトです、本当にどうもありがとうございました。

空の境界 童夢残留~Ⅰ~

 ただ、通り道にあるスーパーでアイスを買おうとしただけだ。ハーゲンダッツの、ストロベリー味。家にある在庫が切れたので買っておこう、そう思っただけなのに、今、式は酷い目にあっていた。
 もし彼女の精神がこの小動物を忌避する性格であれば、今頃気絶していただろう。事実、騒動に直面してしまった人間の中には、男女問わず気絶している者がいる。残りは事態が飲み込めず、カタカタ震えている連中だ。式は奇しくも、唯一騒動に立ち向かう者になってしまった。
 カサカサと、陳列棚に乗せられた山盛りのジャガイモが揺れている。チューと鳴き声を上げて、中から牙を剥き出しにしたネズミが跳び出してきた。思わず気をとられそうになるが、コレは囮だ。本命は――。
 式は片手でネズミを払うと、即座に一歩飛びのく。寸前まで式が居た場所に、ネズミの滝が現れた。天井から数百匹のネズミが一斉に順序よく落下してきたのだ。ドドドと重く落ちたネズミたちは、分散し群れの長の元に向かう。長は菓子の棚の上に立ち、式を見下ろしていた。
「ほう、俺の友の動きを見切っているのか、人間!」
 そう言うネズミの長も人間だった。ゴム手袋に防毒マスクに薬臭い白い作業着と、まるで駆除業者のような格好をした男。彼にネズミは頭を垂れ従っていた。彼の横、訓練された軍人のように整列している。
「そういうおまえも人間だろうが」
「人間? 違う、俺はそんな下賎な生き物ではない。高潔なる友、ネズミを友とする……ラットキャッチャー! それが俺の名だ!」
 男、ラットキャッチャーはごてごてと化学用品が付いた棒切れを手に、高らかとイカれた宣言をした。
「まいったな」
 ただ、後悔に尽きる。なんでこんな人間と縁を持ってしまったのか。
「こいつは、とびっきりすぎるだろ」
 無理やり起源を当てはめるなら、“鼠”か。ラットキャッチャーはとびっきりだった。とびっきりで、頭のおかしい男。いつからこの街は、こんな変態が跋扈する街となったのか。まるで季節外れのハロウィンだ。
 平凡なスーパーは現在、ラットキャッチャーと名乗る犯罪者と、彼の率いるネズミ達の餌場となっていた。

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日々雑談~412~

 遠出したら、ちょいと時間が出来たので、劇場版Fateを見てきました。感想? 予告で流れたプリキュアオールスターズDX2が死ぬほど面白そうだった。キントレスキーにノーザ姉さんにムカーディア……今度の敵は歴代組織の敵幹部か! キントレスキーVSキュアブラックって死闘や血戦のにおいしかしないんですけど!
 前作はウザイナーやホシイナーのような再生怪人軍団、最新作では強敵再生幹部連合。続編で見事に敵がスケールアップしてるじゃないか、スゲーなあ。
 ところでさ……なんで東映は幼女向けアニメでこういうことが出来て、仮面ライダーで出来ねえんだろうか。再生怪人軍団なんて、本来ライダーの十八番じゃないかよう。大ショッカーやスーパーショッカーのポンコツっぷりを見てると、プリキュアのまっとうさが眩しくてしゃあない。
 ディケイドは正直、スパイダーファンガイアが土蜘蛛に跨って襲ってくるぐらいのノリでよかったと思う。

 え? Fate自体の感想? 本編を見た上で、微妙に詳細を忘れていればちょうどいいのでは。そのうち、ちゃんと感想書きます。

日々雑談~411~

 え? あの口からでまかせが当たってたの!?

 どうしよう。型月風の一人称が書けないぜ。昔はバリバリ書けたというのに。そもそも一人称自体最近あんまやんないしな。ハルヒ本の時は一人称にしてるけど、あれはキョンの一人称なわけで。もう一回、空の境界読み直すか……。劇場版Fateも早いうちにフォローしておきたいところ。
 明日見直して、金曜までになんとかって感じかな。大丈夫、大丈夫……。

 最近ストレッチしながらのDVD鑑賞がマイブームなので、三本ばかしレンタルで借りてきました。今日見たのは、実写版ヤッターマン。消失が原作を忠実に再現した映画ならば、ヤッターマンは原作を忠実に解釈した映画だと思うの。もうね、いい意味でくだらない。全108話を111分に凝縮した作品といえましょう。
 そういや実写化がヤッターマンと同時に発表されたガッチャマンはどうしたんだ? 何もそれらしきニュースを聞いてないんだけど。ポシャった?

日々雑談~410~

 ようやく分かった。Wは解釈しようとすればいくらでも出来るシーンが多いので、深く書こうとすればするほど、疲れた割にはとりとめのない感想になるんだ。いっそのこと、展開をなぞって少しずつツッコミを入れていくスタイルの方が楽なのかもしれん。

 最近、史上最強の弟子ケンイチの単行本を1から集めてるけど、馬剣星VSディエゴ・カーロ戦でようやく細かさが理解できた。そうだよな、メキシコと日本でヘッドロックのかけ方は左右逆なんだよな。自分が無知なムエタイや中国拳法の薀蓄はピンとこなかったけど、よく知ってるプロレスの描写でティン!と来た。このレベルのこだわりを週刊連載でやってるのか、すげーな。

余談:メキシコと日本のプロレスにはロープの飛ばしかたやボディスラムの投げ方など、細かな差が多数有ります。ちなみに日本のレスラーVSメキシコのルチャドーラーが試合をする場合、比較的器用な日本人レスラーがメキシコの流儀に合わせることが多いそうです。合わせられなかったら? そりゃ事故の可能性増大+大凡戦確実ということで。