日々雑談~1685~

 うーむ……どうにも、色々と行き詰まりな気がする。夏コミ新刊作業も含め、ペースアップしていきたいところなんだけど。

 アラン・ムーアがクトゥルー神話に挑んだネオノミコン邦訳決定!
 ……えーとあの、アレ正直、表紙が人皮で出来てますと言われても信じるぐらいに行き着くトコに行き着いているんですが。とりあえず、この英断に花束を。ああ、大好きだよ、こういうフルスロットルな作品! とりあえず、どんだけ狂気まみれかというと、ジョーカー大暴れなバットマン:キリング・ジョークよりあっち側にいっちゃってます。でもまあ、表紙からして「こういう作品ですよ」オーラ全開な辺りは、表紙詐欺とかとは無縁で実直この上ない感じです。あふれる、善意! 善意!(2回目

ネオノミコン

日々雑談~1684~

「ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ」、7月16日からX-MEN編に突入 夢の共演実現

 ウルヴァリンVSセイバートゥースより始まる、X-MEN編! 野球におけるセパぐらいの距離感なアベンジャーズとX-MENが、地上波アニメで交流戦! いやまあ、最近は原作でも交流戦の数自体は結構上昇気味ですけどね。とにかく、こりゃ楽しみ。ところでデッドプールさんは、X-MENにカウントしてもよろしいのでしょうか!?(何かを期待し続ける目で

>子供っつっても小さな大人ですからね。金を払ってくれるなら立派なユーザーですし

 その通りです。そして更に突っ込んで言うと、将来的に長く愛してくれる可能性を持つ、率直で正直なユーザーです。ぶっちゃけ、ゲームをプレイしようと思って小銭握って筐体に行ったら大人がずっと占拠している!なんて状況が数度続いたら、離れる要因になってしまうので。商業的なことを差っ引いても、嫌な思い出を子供に刻みつけたくはないですからなあ。

>「僕のヒーローアカデミア」ヒーローが営利企業に属すという点はタイバニですが、超人の方が人口が多いとか、ヒーローが人格者ばかりでなく俗人というか割とクズ揃い(今のところ本物と呼べるのはマイトガイくらい?)な所は「ワンパンマン」でしょうか。あとこの手のジャパコミでは「RATMAN」も忘れないでください。長期連載作品なのに今一マイナーなままで終わってしまいましたが。

 あとはコミックリュウのKEYMAN -THE HAND OF JUDGMENT-も忘れたくない良作ですね。あとは漫画ではないですが、外の世界を意識しつつ街を舞台にしている仮面ライダー鎧武にもテイストはありますね。仮面ライダーWやフォーゼもそうですが、あれはもう外の世界を意識しないぐらいに風都や学園高校周辺が一つの世界になっていたので。あそこまで徹底した世界だと、多分米軍からのミサイルとか封鎖は似合わない。つーか、無理筋。アメコミとは少し毛色の違う、純一世界。

日々雑談~1682~

>記事とは関係無いですが、ジャンプで始まった「僕のヒーローアカデミア」という作品についてどう思われますか?アメコミっぽい要素がちょこちょこ使われてて面白そうですよ。

 遅ればせながら、自分も読んでみました。こりゃ確かにいいですね、『僕のヒーローアカデミア』! 喩えるならば、ジャンプ漫画の高クオリティさという霜降りに、アメコミ風の焼き方やスパイスで風味を付けた極厚ステーキ! 第一話からしてぎっしり。超人が居る世界、そしてヒーローが在る社会を描いた作品として、これはかなりの期待株。
 ただ、今のジャンプは各作品がしのぎを削るというより、一定のラインを越えた作品が長期連載の席に座り、残った席を新人中堅が奪い合うという感じですからね……。良作の匂いがするとはいえ、既存のラインとは違う作品が生き残るのは難しいと思います。移籍のようなリカバリの手段があるとはいえ、本誌に居ることが最上。とりあえず読者側としては、良い作品ですよ!という宣伝と、アンケート提出。
 アメコミっぽさがある日本の作品といえばタイバニがありますが……アカデミアは少しタイバニと毛色が違うというか。所々にあるヒーローへの冷めた目やヒーロー業界の歪みの気配から観ずるに、アカデミアはMarvelの色に近いような。ヒーローへの肯定や明るさがあるタイバニは、どちらかと言えばDCコミックスかなあと言った感じなので。あくまで、私見ですし一概に線引は出来んもんですけどね。

ディスクウォーズ:アベンジャーズなコラム~その15~

 ディスクウォーズ:アベンジャーズ第15話!
 それぞれ紅一点であるジェシカとワスプがメインのお話。親しい人だからこそ、弱い部分を見せたくないという躊躇、正直言って俺にも有りますし、誰にでも大小問わずある躊躇だと思います。いきなり全てをあけっぴろげにするのは無理だとしても、ゆっくりと己を開いていくこと、お互いを知っていくことが親しくなる過程なんじゃないかと。そんなジェシカのある種意固地な悩みを否定するのではなく、真正面から受け止めるワスプもまた良し。どっちかっつうと、ファッションデザイナーであり著名なヒーローでもあるワスプはノブレス・オブリージュ側の人間ですからね。友だから、女性だから、相棒だから分かる。この作品のアベンジャーズは、子供を受け止められる実に良い大人をしています。
 今日紹介するのは、派手なコスチュームチェンジをしたあの博士。おそらくアレ、遠目で見ると丸い身体がタコの頭に見えるデザインよね。

ドクター・オクトパス

ドクター・オクトパス

 肉体労働者である父を早くに亡くした本の虫であるひ弱な少年は、息子の頭脳に高い期待をかける母の元で育ち、やがて核と放射能の研究において右に並ぶものが居ないとまで言われる優れた科学者に成長する。しかし、大人になった少年はやがて傲慢になっていき、母も過保護となっていく。母が、息子の婚約を強引に破棄してしまった事により遂に二人は口論。その末に、母親は心臓発作で死亡してしまう。嘆きと罪の意識に苛まれ、手製の金属製アームだけを共に危険な実験に臨む元少年オットー・オクタビアス。数時間後、彼は事故に巻き込まれ、金属製のアームと神経レベルで融合してしまうことになる。
 マスター・プランナー、マスター・プログラマーの異名と四本の金属製の触手を持つ頭脳派犯罪者、ドクター・オクトパスの誕生である。元々の両手足に、四本の金属製の触手で八本、蛸の足と同数になる。
 科学の力で人間を超越したと思い込んだオクトパスは、真なる新たな創造物として既存の論理も道徳も踏みにじっていく。怪物と化した天才の前に現れたのは、スパイダーマン。一匹の蜘蛛に敗北した蛸は以後、蜘蛛の優越性を否定するための歴戦に臨むこととなる。蛸であるオクタビアスと、蜘蛛であるピーター・パーカー、ひ弱な本の虫であり、優れた頭脳を持ち、父親的存在を早くに亡くす。来歴だけ見れば、二人はそれなりに似ている。ただ、それぞれ超人となった後に出した答えは、真逆となったが。

スパイダーマンVSドクター・オクトパス

 能力は、まず金属製の触手の操作。融合の際、オクトパスの脳には新たな神経経路が出来ており、彼は触手を感覚的に使い分けることが出来る。秒速27.4メートルで動き、7.8メートルまで伸びる触手の力は容易にコンクリートを砕くことが出来る。
 しかし、彼の最も優れた能力は、頭脳である。感覚的に動く触手、つまり人間で言うなら手が一気に四本増えたことになる。機械的な補助がないまま、これら触手を同時に操り別の作業をそれぞれこなせるのは、オクトパスの天才的頭脳があってこそ。そして科学者として触手のアップグレードも重ねており、今では切り離しての遠隔操作も可能、更に触手の数を倍増、最終的には八本の金属製の触手を操ることとなった。

ドクターオクトパス(末期)

 元々科学者であったせいか、積極的に新たな挑戦にも取り組んでいる。例えば人々を威嚇するための、コスチュームの変遷(ジャンプスーツ→テーラードスーツ→トレンチコート)。

ドクター・オクトパス(スーツ)

 一時期、代理のオクトパス(レディ・オクトパス)となった弟子キャロリン・トレイラーの育成。

レディ・オクトパス

 本人が最高の犯罪と自負する対スパイダーマン連合シニスター・シックスの結成。

シニスター・シックス

 そんな彼の最大の試みにして閃きは、永年放射能に侵され死期を自覚した時に披露されたのだが……この試みの結果、スパイダーマンは最大の受難を背負い同時にドクター・オクトパスも思わぬ宿命を背負う羽目になったのだが、この数奇な話は別の機会に。とにかく、オクトパスの挑戦心は、本人の宿命や運命を切り拓く力となっている。
実写では映画スパイダーマン2(サム・ライミ版)で登場。アームに善性を侵食された悲劇の科学者として登場した。

ドクター・オクトパス(映画版)

そしてスパイダーマンのメインヴィランとして、関連アニメに何度も登場。アニメ、アルティメットスパイダーマンでは痩身長髪と今までとは一線を画したデザインながらも、途中披露した機械的なスーツはディスクウォーズでのオクトパスに近い。

ドクター・オクトパス(アニメ アルティメット・スパイダーマン)

長く続くアメコミであるが、それは停滞ではない。日常的に数多くのクリエーターが思考を振り絞っており、例えばオクトパスの挑戦心として世に出ているのだ。

 なお、時折話題となるピーター・パーカーの保護者メイおばさんとの関係は……警察から身を隠している時家に転がり込んだり、メイおばさんが当時最高峰の原子炉を遺産として受け継いだ時に結婚を申し込んだりと、結構打算的なモノに見えないこともないが、時折メイおばさんの写真を見つつ飲んだくれているので、やっぱそれなりの物はある感じで。この辺り、どう転んでも面白いと、ある意味卑怯です。

ドクター・オクトパスの結婚式

日々雑談~1680~

 奈須きのこ先生の個人サイトにして同人サイト……同人サイトでいいのかな。とにかく、竹箒にて、現在は閉鎖されたTYPE-MOON公式携帯サイトまほうつかいの箱。サイト終了間際に掲載された「2015年の時計塔」が掲載されております。サイト終了間際という都合上、実際に目にした人も少ない作品。読んでみると吉かと。
 ……ところでなんで最初の挨拶がパ◯ッ◯ャーの◯◯編風味なんだろう。

 ピーター・パーカーならぬ、ミゲル・オハラが中の人なスパイダーマン2099が復活。スパイダーマンゲーで2作連続プレイアブルの優遇から数年、いよいよ90年代以来の正式復活ってトコか! 近未来的な2099の世界観は好み。ゲームでも、空飛ぶ車や立体映像が跋扈するいかにもな未来を、超高速能力アクセルビジョンで疾走!と、躍動感あふれるプレイが実に魅力的でした。バーチャルリアリティのゴーストライダーとかエイリアンチックなスコーピオンとか、世界観的にもそそる物が。

スパイダーマン2099復活

 それにしても、久々のスパイダーマン2099。言われて気づいたけど、確かに2099は響鬼さんにデザイン似ているかもしれん! ところで、真ん中の赤いニンジャスパイダーマンは新しいサイドキックですか?(すっとぼけ