お知らせ

 チューハイを飲んで、さあこれから!と思ったら、いやに体調が悪くなってしまいましたので、今日の更新はお休みさせていただきます。デッドプール邦訳奇譚もお休みですが、こちらすでに書きかけのため、都合が付けば明日日中にでもアップします。ダメでも、夜には確実に。
 酒量としてはハッキリ言って楽勝レベルなのに、何故。心身衰弱や病気も特に無いし、思いつくのがこのチューハイ自体との相性の悪さ、もしくはツマミにしていた味付け海苔との食い合わせか。
 どちらにしろ、今日はもう床につきます。自覚はなかったけど、色々身体に溜まっていたのかもしれないなあ。

デッドプール邦訳奇譚~デッドプール/パニシャー・キルズ・マーベルユニバース ~

デッドプール/パニシャー・キルズ・マーベルユニバース

デッドプール:キルズ・ザ・マーベルユニバース

あらすじ

無数の存在する多次元世界。その一つ一つに固有の物語が存在する。数ある世界の中には、無敵のマーベルヒーローが無残な最期を迎えた世界も少なくない。そして、ここにもそんな世界が二つ……。
一つは、デッドプールが己が存在の真の意味を見出した世界……。
そしてもう一つは、パニシャーがヒーロー達への復讐に駆られた世界……。
デッドプールとパニシャー、二人の怒りの前に、マーベルユニバースは崩壊の時を迎える……。マーベルヒーローは皆殺しだ! コミックスの常識を遙かに超えた内容で大反響を呼び起こした二つの問題作が奇跡のカップリング!(Amazon掲載の商品説明より抜粋)

F「デッドプール邦訳紹介二つ目は、デッドプールとパニッシャー、もといパニシャーのキルズ・マーベルユニバースだ!」

S「なんつーか、マーク・ウィズ・ア・マウスが直球だったら、キルズは変化球だよな。うねりにうねって、バッター殺す的な。テニスの王子様の、必ず殺す系の魔球」

F「得点でなく、選手の命を奪うアレな! デッドプールのキルズのストーリーは、“ヴィランに頭を弄くられた結果、完全に目覚めてしまったデッドプールが、ヒーローもヴィランもMINAGOROSHI!”以外の何物でもないもんな。普段ヒーロー側にある主人公補正や出版社の都合が奪われて、殺戮側に全部持っていかれているんだから、本当にタチが悪い」

S「パニシャーも“ヒーローとヴィランの戦いに巻き込まれて家族が死んで、結果全員MINAGOROSHI”だもんな……テーマの時点で、でっけえハードルがあるから、合う合わないが事前にわかるのはありがたい」

F「タイトルも表紙も、一切オブラート包んでないもんなあ。君の好きな人気ヒーローが沢山出てくるけど、みんな死ぬからね! アンケート取ったわけじゃないけど、10人中10人が受け入れられるテーマでないのはわかる。ただ、受け入れられるのであれば、ハイになって楽しめるぞ! デッドプールじゃないけど、パニシャーのキルズは、かのヒットマンのライターでもあり犬溶接マンやセクション・エイトの生みの親であるガース・エニスが担当。“ヒーロー仲間の弱点を調べ尽くしているバットマン”と並ぶ、“本気出せばヒーローを皆殺しにできるパニシャー”として、日本で伝説化していたからな! 結果的に両方共邦訳されて、日本でも直に読めるようになったんだけど」

S「吹っ切れた常人、精神的超人マジ怖い」

F「かたやデッドプールの方は、ある程度物語の枠に収まっているパニシャーに比べ、無法地帯かつ楽屋オチ的な空気があるんだけど……結果的に今、この作品は完全体になろうとしているからな」

S「ひょっとして、続刊となるデッドプール・キラストレイテッド/デッドプール・キルズ・デッドプールが出るのに関係ある?」

F「OH! YES! キルズ・マーベルユニバースで地獄を創りだした男の行き着く先が、シャーロック・ホームズやネモ船長とガチで殺り合うキラストレイテッド。マーベルユニバースが起承転結の起承で、キラストレイテッドが転結ぐらいには思ってるからね、俺。ある意味、二つで完結」

S「それだと、キルズ・デッドプールの立場が無いぞ?」

F「キルズ・デッドプールもしっかり繋がってはいるんだけど、立ち位置的にボーナストラックというか、ボーナスステージというか……うん。やっぱり、三作で一纏めだな。ああそうそう、キルズ・デッドプールにはレディデッドプールやヘッドプールやデッドプール少佐のような、マーク・ウィズ・ア・マウスで出てきたデッドプールたちもちゃんと出てくるからな!」

S「続刊発売を機に、セットで買ってみるのも悪くないってか」

F「だな。このキルズ・マーベルユニバースから一年近く、デッドプールの邦訳は休眠期に入るわけだが……もし、マーク・ウィズ・ア・マウスが出てなくて、デッドプール/パニシャー・キルズ・マーベルユニバースだけ出ていたら、このデッドプール史でも群を抜いてイカれポンチなデッドプールがスタンダードになっていて、大変だっただろうな……と」

S「あー。確かに、今のデッドプールのイメージ、だいぶ変わっていたかもしれないな」

F「アクセル全開な作品を一発目から出して惹きつける!というのもアリだとは思うが、キルズは劇薬すぎてなあ。予測としては、デッドプールが10冊ぐらい訳されてイメージと閉塞感が出来た頃に出る弾だと思ってたし……でもまあ、ある意味正統派なマーク・ウィズ・ア・マウスとのセットで、休眠期をしっかり支えてくれることとなったんだから、結果オーライよ」

デッドプール邦訳奇譚~デッドプール:マーク・ウィズ・ア・マウス~

デッドプール:マーク・ウィズ・ア・マウス

デッドプール:マーク・ウィズ・ア・マウス表紙

あらすじ

激しく燃えた謎の火の玉がサベッジランドの密林に墜落した。その残骸のなかから出てきたものは……な、なんと我らが愛すべきデッドプールだった! しかも黒焦げ状態で……でも彼には超回復能力があるから大丈夫!世界の破滅を目論む悪の組織AIMと契約した冗舌な傭兵は、謎の新型生物兵器を手に入れるため、ジャングルのなかへと足を踏み入れた。任務の報酬を手に入れるためには、ライバルであるテロリスト組織ヒドラの兵士たちを出し抜かなければならない。
しかし、目的の生物兵器にたどり着くことができたデッドプールは衝撃的な事実を知る。彼が持ち帰るべき生物兵器とは、ベラベラしゃべって、脳をムシャムシャ食べるゾンビ・デッドプールの頭部だったのだ! デッドプールとヘッドプールの珍道中がはじまった!!
え!? ヘッドプールだけじゃ物足りない? それなら、SHIELDのウィルソン少佐やデッドプール・キッドはどうかな? そうそう、無限に広がるマーベルの並行世界を語る時に忘れてはならないゾンビバースでの冒険も盛りだくさんだ! デッドプール史上、最もクレイジーな一冊にして、ファン必携のコミック、日本初邦訳!(Amazon掲載の商品説明より抜粋)

F「日本での発売順に追っていくよ! てなわけで、今日紹介するのはデッドプール:マーク・ウィズ・ア・マウスだ。発売前にテンション上って、紹介記事を書いたこともあったな。はじめての邦訳デッドプール。デッドプールの邦訳童貞を奪い去っていった作品だな」

S「すっげえ嫌な言い方だ! あれ? ヴィレッジブックスから出たX-MEN ユニバース:シビル・ウォーの方が、若干早いんじゃないか? アレにはケーブル&デッドプールのシビル・ウォータイイン回が収録されていたよな」

F「シビルウォーの方が、タッチの差、数日違いで早いんだよな。ただ通販限定というポジションが、どうにも悩みどころでな。今現在はFujisan.co.jpで購入できるものの、供給の状況が特殊でいまいち紹介しにくい点もあり。ひとまず、現状X-MEN ユニバース:シビル・ウォー紹介は保留ということで。ただ、デッドプールの邦訳筆おろしの一番手は、こっちにしてもいいかもしれんな」

S「嫌な言い方が、更に重ねられた……!」

F「それでマーク・ウィズ・ア・マウスの話になるけどよ。まーこれ、決定版ですわ。しょっぱなから決定版。今でも、書店やアマゾンのベストセラーランキングにふっと出てくるくらいに、売れてるよ!」

S「確かになあ。二転三転する破天荒なストーリー、ウルヴァリンやキャプテン・アメリカだけでなく平行世界の自分自身(例:レディデッドプール)も含めた豪華なゲストキャラ勢、血肉舞い散る派手なアクション、忘れちゃいけない第四の壁の破壊。多くのファンがデッドプールに求めていたもの、全部てんこ盛りだもんな」

F「俺も邦訳するならコレだろうよ!と、邦訳が動く前より他人に勧めていた作品。初めて読んだ、洋書のデッドプールもコレだったかな」

S「つまりデッドプール童貞をこの作品で捨てたわけだ」

F「……OK、言い出した身としてはなんだが、俺の言い方が悪かった。だからそのBL臭のする喩えを、止めてくれたまえ。あと一つポイントとしては、中に入っている小冊子。中に載っているデッドプールの歴史が、ものすごくいい。デッドプールの生誕からこの本が出た2013年まで、この資料も決定版と言っていいくらいの出来。そして結果的に今、唯一の弱点も補強された」

S「弱点?」

F「2013年以降の情報。これは載ってなくて当たり前の話なんだが……」

S「ああそうか! 2013年以降の作品は、次々と邦訳されているのか!」

F「そういうことだな。例えばデッドプールの兵法入門やデッドプールVSカーネイジ、デッドプール Vol.1:デッド・プレジデント以降のレギュラーシリーズはこれに該当するぞ。資料に情報が載ってない、ならば自分の目で確かめてみればいいのさ。むしろ言及していないほうが、未知の状態で楽しめる。こんな見方もある」

S「未知っていうのは、作品を楽しむスパイスだよな」

F「そういうこと。あとまあ、マーク・ウィズ・ア・マウスは一応チーム全員デッドプールなデッドプール・コァに繋がっているわけだが、実はデッドプール:マーク・ウィズ・ア・マウス自体の追加エピソードも存在するぞ。当時サベッジランドをさまよっていたデッドプールとヘッドプール、そしてヒロイン枠のセクシーメガネっ娘ことドクター・ベティ。いや実はあの時、俺ちゃん、ドクター・ベティと結婚していたのよ! そんなボーナスストーリー」

S「ボーナス……? しかし結婚ってことは、ひょっとしてあの本に載っている話か?」

F「デッドプール Vol.1:デッド・プレジデントの先にある、デッドプール Vol.5:ウェディング・オブ・デッドプール。この中に収録されたデッドプール結婚記念アンソロジー集の中に当時のライター&アーティストがそのまま参加した、マーク・ウィズ・ア・マウス追加エピソードがあるぜ。このアンソロジー集に参加しているメンバーや作品は、全員これまでのデッドプール史に携わってきた面々。レギュラーシリーズの担当が多い中、中編ながらも、このアンソロジーに選出された時点で、マーク・ウィズ・ア・マウスの向こうでの人気や評価もわかるってものよ」

S「しかしまだ、デッドプール Vol.5:ウェディング・オブ・デッドプールの邦訳は発表されてないよな……?」

F「ああ。でも、このままいけば、ひょっとしたら……と思えるところにはいるだろ。1巻であるデッドプレジデントから3巻であるグッド、バッド・アンド・アグリーまでの発売は決まっているんだから。是非ともあの、結婚記念アンソロジーでも屈指のどうしょうもねえなあ、この赤タイツは! そんなエピソードを、是非いろんな人に読んでほしいもんだねえ」

日々雑談~1991~

 スマホ乗り換えで悩んでいましたが、いざ店に行ってみると、Xperia Z4が乗り換えや新規加入なら本体一括0円だよ!ということになっていたので、さっくりと購入。新型のZ5が発表されたとはいえ、今年6月に出たものがこの扱いってえのもなあ……申し込みも一昔前に比べて随分と簡易化していたし、携帯の技術の日進月歩はホント洒落にならないわ。新型携帯すら、振り落とされるくらいに早い!
 電話帳の移行は手弁当でやるとして、けっこうまだ、この携帯でスターライトステージやFate/グランドオーダーをプレイするにゃあ時間がかかりそうだ。

 アイドルマスターシンデレラガールズの最終回がずれ込んだ結果もあり、ツイッターのタイムライン上ではアイドルマスターVS孤独のグルメ新シリーズな構図に。敵は数百のアイドル、戦うのは一人のサラリーマンとアルコール好きな原作者。
 いやしかし、アイマスの方は島村さんが散々に悩んで苦しんで答えを出す展開でしたが、一方孤独のグルメはゴローちゃんが焼き肉をつまみつつ幸せになるだけの話だったので、えらい温度差というかやっぱ孤独のグルメの“ただシンプルに飯を食うだけ”でドラマになっているのは、異端だよなあ。第五シーズンまでいっているドラマにかける言葉じゃない気もしますがw
 島村さんもお肉お腹いっぱい食べれば、それで悩み解決したんじゃないかなあ……と思いつつ、やはりでも美味いものを食べる!という行為はいいですね。憧れる。
 たまには、率直に憧れに向かって突き進んでみるか……?
 

お知らせ

 今日は朝から色々動いていた結果、わりといっぱいいっぱいなので、更新の方、お休みさせていただきます。
 アントマン、マーベル・シネマティック・ユニバースが初見でもOKな出来! と中々評判いいけど、コメントを残している人が何時ものアメコミファンが主というのが、ちょっとバランスのすれ違いを感じて怖いな。