ディスクウォーズ:アベンジャーズなコラム~その4~
ディスク・ウォーズ第四話「助っ人ホークアイ」! 一応最後に出てきて助っ人的活動をしたホークアイ! せっかくタイトルに出てきたんだし、弓とか矢とか使ってもいいと思うの。
ヒーロー側のディスクには召喚時間に制限有り+ディスク側のコマンド入力で超必殺技を使用可能。明らかになったルールとしては、この辺りですかね。あと、こっそりメインメンバーのディスクを確保していたスパイダーマン。あれ? 博士が行方不明でディスクの研究もそれどころじゃないとなると、ピーター・パーカーさん自動的に無職になるんじゃ……。
世界の平和より、スパイダーマンの財布が気になってきた昨今! 今日はトカゲ語バリバリで世紀末ファッションだった彼と、助っ人な彼の紹介です。
リザード
隻腕のカート・コナーズ博士が、己の腕を取り戻すため、爬虫類の再生機能を自身に摂取した結果、怪物リザードは誕生した。昔はコナーズの善性と知性、リザードの悪性と凶暴性がせめぎ合うジキル博士とハイド氏状態であったが、最近原作ではコナーズの意思が敗北(リザード曰く消滅)し、悪性と知性と凶暴性を持った、怪物と化している。
この辺りの事情は、映画アメイジング・スパイダーマンでも語られた。前シリーズのサム・ライミ版ではピーター・パーカー(スパイダーマン)の恩師として登場しており、サム・ライミ版に出る可能性も高かった。
そして地味に、ゲーム版に出る回数の多いヴィランでもある。
サム・ライミ版準拠のゲームでは、2で旧友であるドクター・オクトパスに遭遇し腕に大怪我を負い、3ではその怪我を治療しようとした結果、リザードに変貌。ベノム&サンドマンに悩まさせるスパイダーマンを更に苦しめる結果となった。
本編後日談となるアメイジング・スパイダーマン準拠のゲームでは、鼠男バーミンの毒に侵されたグゥエンの治療薬を作れる男として、精神病院に収容されていた所をスパイダーマンに連れ出される。やがてオズコープ社に属するスマイス博士の陰謀が明らかとなり、力を喪失し重傷のスパイダーマンを助けるため、グゥエンの制止を退けリザードへ変貌。ニューヨークを蹂躙する巨大兵器スパイダースレイヤーにスパイダーマンと共に立ち向かった。……グゥエンの予想通り、スパイダースレイヤー撃破後に、再び暴走。下水道に逃げ込み、ゲーム版アメイジング・スパイダーマンのラスボスを務めることになってしまった。ついでにスパイダーマンも精神病院からコナーズを連れ出す際、事故とはいえニューヨーク中に患者を放ってしまう。ちと世界が離れているものの、バットマンが見たら激おこ確定である。
初期PS版スパイダーマンにもリザードは出ているが、下水道で暗躍していた所をヴェノムに捕獲され、爬虫人類な手下は持って行かれ自身は牢に入れられるという、見つけたスパイダーマンも困るぐらいの身の上となっている。
出番が多いからといって、幸福になるわけではないのだ。
ホークアイ
弓の達人!
微妙に不遇!
……この辺は結構語られる話なので、少し切り口を変えて、ホークアイのあまり目立っていないが結構スゲエ!な部分について紹介を。
アベンジャーズ
ウェスト・コースト・アベンジャーズ
アベンジャーズ・アカデミー
ディフェンダーズ
SHIELD
ワイルドパック
ニュー・アベンジャーズ
シークレット・アベンジャーズ
サンダーボルツ
グレイト・レイクス・アベンジャーズ
ここにずらずらと並べたチーム名は全て、ホークアイが賛歌や加入したチームor組織となっている。なおこれらは一例で、全て並べた場合、数十以上のチーム名や組織名が並ぶ。
長年使われている常、ヒーローが沢山のチームに加入しているのは当たり前といえども、ホークアイの関わったチームは、どれも特色豊かな物となっている。若手育成組織であるアカデミー、元々ヒーローのふりをした悪役のみで組織されたサンダーボルツ、権威のなさでは世界一なGLAと、バリエーションの多彩さでは、キャプテン・アメリカやアイアンマンでも叶うまい。
この多彩さの裏には、ホークアイの性格や経歴が現れている。アイアンマンやキャップに負けたくない!という反骨心は多数の組織に参加するきっかけとなり、元はヴィランな為、ある程度の清濁併せ呑める器量を持ち、意外な面倒見の良さはアカデミーやGLAの指導役を努められるだけの能力に。ローニン(下記画像)の名を名乗っていた時期は弓だけでなく、多彩な武器の扱いにも長けた姿を見せたりと、表面上のイメージ以上に、様々な物が眠っているヒーローである。
……元々、ヴィランとして育てられた上に、最初ヒーローらしきことをしようとした時にはアイアンマンの邪魔になったり、ブラック・ウィドウに惚れた結果彼女の気を惹くため犯罪に走ったりというのは、昔の話。あとホークアイ自身は、GLAに自分の写真が名誉メンバー(故人扱い)として飾られていることにおそらく気づいてない。良くも悪くも真面目も不真面目も、ホークアイは多種多様色々な物が眠っている、みんなの兄貴なのだ。