日々雑談~5729~

 まず単体で高クオリティを保ちつつ、超獣に怯える怪獣ベムスターやトサカ繋がりでウルトラマンAと勘違いされ襲われるウインダムのような小ネタを挟む。子供からマニアまで幅広い層に応えようとする、満点の作りでありました。このクオリティの映像を、TV番組で流すんだからスゲエわ。もしウルトラマンZ劇場版なんてのがあったら、どうなっちまうんだ。

 スペースZ、威力があるというか、くらったバラバの死に様が悲惨すぎて怖いよアレ。スペースQってああいう技だったんですね! とゼットに無邪気に聞かれたウルトラ兄弟が「知らん、なにそれ……」と困る域。やっぱ、エースが撃つのではなく、エースのパワーを受け取った影響なんだろうか。あと、こんな悲惨な状況でも、痛みより恨みが先にくるヤプールは本当に手に負えんな。

 ウルトラマンAといえば情け容赦ないファイトスタイルが有名だったものの、それは敵が感情なき戦闘兵器超獣であったから致し方のないこと。いやでも、たとえばエースに真っ二つにされて内臓ばらまいたメトロン星人Jrは宇宙人……それはそれとして! 実にスッキリとした見解でしたね。感情がないからこそ、ドスを持ったエースとレッドマンによく似たベータスマッシュが槍を持って並んでいても、尻尾を巻いて逃げ出さない。俺これからひどい死に方をするんだと、これまで自覚できる相手、そうそういねえよ。

日々雑談~5726~

 2020年にしかできない、2020年ならではの話ってのはやはり珍しい。そんな、2020年の再挑戦。もし将来的にまたケムール人メインの話をする場合、過去となった2020年からの使者ということに。なんだろう、それはそれでいつか見てみたいな。
 あくまでウルトラマンの枠内から大きくそれることはなく、それでいて最上級の不気味さと奇妙さがてんこ盛りとなった本作。もっと突き抜けるところまで行こうと思えば行けそうなものの、あくまでウルトラマンZのワンエピソードである以上、ブレーキは必要よね。そもそも元祖寄りの路線は、レキューム人がいるし……。似た方向に突っ切るよりは、ベースを活かした路線のほうが好きだな。
 
 

 ホントねえ、次回がエースと聞いた時はビックリですよ。こういうことがあるから、世の中も同人も面白い。

 ウルトラマンAとウルトラマンZの間にはなにか関係があるらしいけど、なんなんだろうか? むしろ、AとZといかにもなアルファベットなのに、こうしてエースが出てくるまで気づかんかったよ。

 そして超獣バラバが久々の復活。え? 48年ぶり? なんつーか、ウルトラマンA登場時のエピソードは一緒に出たエースキラーに持ってかれ、印象的な鉄球と鎌の腕はタイラントに持ってかれと、十分完成度の高い超獣なのに、超人気怪獣たちの影に隠れてしまったイメージが。全身武器庫と言わんばかりの能力の数々は、普通に濃いはずなんだけど。復権が楽しみだわー。