日々雑談~5858~
ヒャッハー! 今週の新鮮なキン肉マン……いや、カレクックのお時間だ!https://t.co/TzsL8MZD1Q
— 藤井三打@エアコミケ2日目“て”12-b (@nikuzousui) 2020年5月3日
全世界のダークヒーローの運命や哀しさや強さ、全てを包み込んだ名文だと思うのですよ。 pic.twitter.com/3YgT4RnqaK
— 藤井三打@エアコミケ2日目“て”12-b (@nikuzousui) 2020年5月3日
いやこのラスト一コマ凄くない!? ダークヒーローの定義付けだけでなく、今まで立ち場が不明瞭だった残虐超人のポジションも、ここでしっかりと固定。この一コマを持ってして、キン肉マンの読み切り群の中でも頭一つ抜けているといっても過言ではなく。でも次の超人血盟軍結成秘話も、王位争奪戦の「ソルジャーが正体を明かす前に離脱したのに、やけにアタル兄さんを察しているアシュラマン」のミッシングリンクを埋める、結構重要な話だったりする。まあアレだ、最近のキン肉マンの読み切りは、どれも面白いな!
キン肉マンにおける残虐超人の概念は「団体内(同一勢力内)のヒールユニット」が近いと思うんですが、残虐超人初登場の80年頃だとまだ維新軍も生まれていない時代なので、そりゃ当時は上手く纏まらんし伝わらんよなあ……。
— 藤井三打@エアコミケ2日目“て”12-b (@nikuzousui) 2020年5月4日
日本人レスラー対外国人レスラー、日本人のエース同士の対決の後に生まれた、団体内ユニットによるイデオロギー闘争。キン肉マンの連載期間は、新日本プロレスで維新軍やはぐれ国際軍団やUWF軍団の登場でイデオロギー闘争が急速な成長を遂げた時期でもあります。ジャパンプロレスの誕生で、対外国人レスラーがメインだった全日本プロレスにも火は伝播し、やがて天龍同盟やnwoジャパンやCHAOSや鈴木軍やCRAZY-MAXや蛇界転生のようなユニットが各所で次々と生まれ、ユニット抗争は当たり前の今に繋がっていきます。
残虐超人は当時合った概念がまだ日本のプロレスで薄かったからしょうがない一方、やっぱ2世開始時に残虐超人を悪魔超人や完璧超人とあわせて悪行超人にしたのは不味かったよなあ……。他団体もしくは外国人レスラーのポジションだった悪魔超人や完璧超人と組むことで、残虐超人のアイデンティティがねえ。先達であるラーメンマンやカレクックやウォーズマンが正義超人入りしたままだったので、そのあり方はさらにあやふやに。作品のリスタートという、定義付けがしやすいタイミングを逃したってのはあるわね。