日々雑談~3577~

 ホームページ自体は変わっていないものの、実は内部システムにちょっとした変更があって、混乱中。やれることが多いのはわかるものの、なにしろ手探りなので、やり方がわからん! とりあえず、管理者にいろいろ聞きつつ、慣れていくしかないな。

 期間限定で横山光輝の三国志の無料読み放題をやっているサイトがあったので、久々に全60巻の気になるところをつまみ食いしながら読んで見る。もうすでに読み放題は終わってしまったものの、終わるまでにそこそこ読めました。

 黄巾賊の乱から董卓の専横を経て、群雄割拠の時代に。その後訪れる、三国鼎立の時代。だんだんと各勢力や戦の規模が大きくなっていくことで、武将の武力から軍師の知略へ、個の時代から全の時代に移り変わっていくのに、飽きさせなさもあり、寂しさもあり。まあ、三国志はけっこう早い段階で、武力最高峰の呂布が敗れてるからねえ。そりゃ、全体的な価値観も変わってくわ。

 それにしても、三国志をベースにした作品は、どこまでやるか悩むね。最終的に、魏呉蜀のどれでもない晋が出てくるし、横山三国志や蒼天航路でも描かれなかった老いた孫権と陸遜の最期はわりと辛い。上記両作の最終盤で、物語のシメに相応しいひらめきを見せている分、辛い。歴史は綺麗に終わらんってのがよくわかるし、仮想戦記などの思い切った作品の需要もわかるわ。

日々雑談~2360~

 というわけで、横山光輝『三国志』の無料読み放題企画が始まってますね。サイトへの会員登録をしないと6巻以降が読めないものの、ひとまず1~5巻だけでも読んでみると吉。読んだことがあったとしても、読み返す価値は十分ある作品です。

 執筆当時、日中国交の回復ならず→資料が満足に手に入らない→従来の三国志に無い描写が生まれる。この苦心の結果、今となってはこの作品ならではのオリジナリティを感じる部分が多々生まれているのは、世の中わからんもんというか……。現状、張飛と董卓の体型が一番スマートな作品だと思う。

 結構この、情報の遮断により産まれた漫画のオリジナル描写というのは面白いものがあり、例えばジャイアント台風やタイガーマスクでの空中殺法なんてのがあります。この頃まだ、日本に本格的な飛び技が伝わってなかった結果、この当時のプロレス漫画内での凄い飛び技は、ドロップキック100連発のような伝わっている技の超強化やキン肉マンもかくやな超人技の2択となっております。後者の超人技はキン肉マンの必殺技のルーツとなっているものもあり、最初から情報が満足に伝わっていたら幾つかの必殺技が産まれていない可能性もあったんじゃないかと。もっとも空中殺法の追求は、漫画やアニメの発想すら飛び越えた初代タイガーマスク(佐山聡)の登場で、またすげえことになっていくのですが。まあ、それはひとまず置いておきます。話、すっげえ長くなるし。

 それはそれとして、横山光輝の三国志もいいけど、爆風三国志もね! という強引なシメでオチに。爆風三国志、贔屓目なしで、日本の三国志漫画のトップランカーに入ると思うんだけどなあ……三国鼎立前よりずっと早く第一部完なことからは、目をそらすとして(小声