日々雑談~2338~

デッドプール「俺ちゃん、実は90年代より前から活動してたし、ヴェノムだったりアベンジャーズだったりしたんだよ!」
???「真歴史」
???「ボカンと見届けました!」
デッドプール「誰だよ、お前ら! 最終回記念かよ!」

 ここ最近のデッドプールの歴史を積極的に書き換えるムーブは、だいたい真歴史かトンマノマントで通じる。
 そんなこんなで、タイムボカン24が今日最終回。とは言いつつも、ここからしばらく僕のヒーローアカデミア2期に譲り、半年後に再開するという、流行りのスタイル。再開が決まっているということは、視聴率やら玩具売上やらを全てひっくるめて悪くなかったってことですね。次があるというのは、いいことだ! シリーズは繋がり続けてナンボ!

 平成ヤッターマンもそうだったけど、タイムボカン24も、最初は手探り、話が進んでいく内に「ここからここまではやっても大丈夫!」というラインが出来てきて、後半になればなるほど話が盛り上がる環境が出来ていくねえ。昔のままのラインが無理なら、今のラインでギリギリそ狙う! そりゃあ、ビマージョ様も胸揺れするし、紅茶飲みつつ格言を語り始めるってぇもんですよ。

 しかし、今期最終回がレオナルド・ダ・ヴィンチベースのお話で、平成ヤッターマンも最後の方に強敵レオナルド・ダ・ベンキメカが登場と、ダ・ヴィンチちゃんは平成ボカンのターニングポイントでよく使われるねえ。流石は天才。まあ、アレですよ。カブト、クワガタと出てきて、スルーされるかなと思っていた、バッタの登場フラグを立ててくれた時点で、ダ・ヴィンチちゃん最高ですよ! アイツわりと不遇だから、スルーが洒落にならなかったんですよ……。

日々雑談~2224~

 録画忘れたけど、無料見逃し配信ありがとう! なタイムボカン24と、ワールドプロレスリングとのセットって最高すぎない? なタイガーマスクWを纏めて視聴。両作とも、かつての名作の続編。さあて、どんなもんかいな。

 

 タイムボカン24! 主人公であるトキオの性質が時間にルーズ(遅刻魔)で、時空管理局の目的は“クレオパトラはクレオとパトラという漫才師だったんだよ”というな、なんだってー! となる与太話レベルな真歴史の復活。子供が真似したり、覚えちゃいけないことを仕込んでくる。なんて、タイムボカンシリーズな。毒というかさ、身体によくないモンが入っているのがタイムボカンだよなあ。例えるならば、合成着色料満載の駄菓子や、身体に悪い旨さだって分かる、油滴るホルモンとかさ! 

 話の詰めっぷりは、アルティメット・スパイダーマンと同じ域なものの、スピード感でそれを補っていたアルスパとは違い、タイムボカン24はキャラクター性やノリと勢いでギツギツに。ナレーター:千葉繁のパワーは、ハンパねえ。そしてアルスパもタイムボカン24も両方使っているのが、第四の壁をぶっ壊しての説明や回想の短縮。お前ら……その無法、ナイスだぜ!

 

 タイガーマスクWはアレだ……ヤバい。湘南乃風による、「行けタイガーマスク」熱唱のOPの時点でヤバい。今の絵柄と、昔ながらの線の強さが入り混じった映像、ヤバくない!?

 虎の穴により同じ悲劇にあった新人レスラー二人、東ナオトはかつての反逆者タイガーマスクの名を継ぎ、あえて虎の穴に身を投じての復讐を目指した藤井タクマはタイガー・ザ・ダークとなる! 東ナオトの側には、初代タイガーマスクのアニメにも出ていた高岡拳太郎が。タイガー・ザ・ダークには同じく初代のアニメにて、虎の穴に君臨していたタイガー・ザ・グレートや幻の三人タイガーの匂いが。いやあいいねえ、こういう新世代の物語に、しっかりと過去作が絡んでくるのもいいねえ。過去に頼り切るのではなく、同時に今を切り開こうとしているのもいい。

 次週の虎の穴の刺客ブラックパイソンも、初代アニメでタイガーマスクの前に立ちふさがったブラックパイソンと同名だし、公式サイトにいるレッド・デス・マスクも初代アニメの強敵赤き死の仮面とそっくり。更に二人の仇となる、イエローデビルもまた、初代アニメの登場人物。結果的に初代となるイエローデビルの正体は、当時現役のプロレスラーだった高岡拳太郎でしたが。失踪した息子とかじゃねえだろうな、Wのイエローデビル。
 
 

 タイムボカン24とタイガーマスクW、両作とも過去作の血脈を継ぎつつ、今の時代におけるタイムボカンやタイガーマスクを模索していて、たまらん第一話でした。共に放映日な、土曜が待ち遠しいぜ!