お知らせ

 先週より始めたアルティメット・スパイダーマン ウェブ・ウォーリアーズなコラム。今日はコミ1の作業と、明日の準備にかかりっきりとなった結果、手を付けることが出来ず。期待されている方がいましたら大変申し訳無いのですが、本日は更新を休止して後日に回させていただきます。正直、明日唐突に入った所用の結果、スケジュールがかいきなり危険水域に。コラムも来週までにはアップできると思うのですが……。本当に、すみません。

日々雑談~1864~

Marvel’s Ant-Man UK trailer 1 OFFICIAL

 驚き桃の木山椒の木、一気に時を渡りきり、ついに出た出たやっと出た! 地球のアイドル、アントマン! 試作映像で見せていた自由自在の縮小アクションを、更に高めたような映像の数々。ホント、監督降板の時はどうなるかと思ってましたからね!
 それにしても、映画アントマンのイエロージャケット。ハンク・ピムのイエロージャケットより、全体的なラインは三代目アントマンのエリック・オグレディに似ているね。背中のアームランチャーなんか特に。

イエロージャケット

アントマン3(エリック・オグレディ)

 ヒーローサイドはアントマンとなるスコット・ラングにハンク・ピム。ヴィランサイドではスコット・ラングの敵であったダーレン・クロスが三代目アントマンに似たイエロージャケットと称されるスーツを着る。原作アントマンの要素、目白押しですな。なんつーか、ヒーローとしては問題点のあった三代目アントマンや、精神分裂の結果生まれたイエロージャケットがヴィラン側というのが深く……いやまあ、三代目もイエロージャケットも、そこまで全力全開でひどくはないし、良いところもあるけどさ!
 しかし映像は文句なしに凄いけど、このある種ワンオフなアクション、上手くアベンジャーズに合流できるのかしら……。

アルティメット・スパイダーマン ウェブ・ウォーリアーズなコラム~その1~

 アルティメット・スパイダーマン ウェブ・ウォーリアーズ第一話!
 実のところ、一話ではないけど第一話!

 何をいきなりややこしいこと言っていやがるんだコイツという声が聞こえてきそうなので説明しますと、今回の「アベンジャーズ・スパイダーマン パート1」は本国における第三シーズンの第一話でして、シリーズ通算だと53話になります。ディスクウォーズが全51話だったので、一年放映したアニメ以上の話数を既に稼いでいることになりますね。なお1&2シーズンは、ディズニーXD等の有料チャンネルにて放送されてました。ウェブウォーリアーズと同じ第3シーズンも先行で放映しております。
(※無料BSチャンネルであるDlifeでも、放映されているようです。情報ご指摘ありがとうございます)

かのアベンジャーズのようなヒーロー、究極のスパイダーマンにお前はなれる!と始まった物語なのに、地上波版だといきなりアベンジャーズ入らない?と言われている最初からクライマックスだぜ!感。アイアンマンやキャプテン・アメリカにハルクにソーにホークアイと、彼らともそれぞれ物語があった上での今です。
 最初に組んでいたヒーロー達、アイアン・フィストやパワーマンにホワイトタイガーにノバ、彼らとも様々なドラマがあったわけで。彼らのパワーアップ回もちょっと先にあったり。ウェブウォーリアーズ単体だと「いきなり!?」だけど、シリーズ通してみると50話越えてのパワーアップというむしろ遅めなアレだったりね!w
ヴェノムやカーネイジのように、かなり思い切った改変が行われている部分もあるので、そのへんはさらりと紹介してみたいですね。僕らのジェイ・ジョナ・ジェイムソンも、新聞の編集長でなくマスクミグループのCEOと現代的解釈な大出世を果たしていますし。
 かのガーディアンズ・オブ・ギャラクシーも、ノバとの繋がりがかなりかっちりと描かれて……ウェブウォーリアーズだと、いきなり再開回になるような。「帰ってきたガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」言われても見送ってないよ!? アレか、ディスクウォーズ以来のお帰りってことにするか!?

 海外アニメ原液そのものとも言える本作、まず特筆すべきはテンポの速さとそれによる濃密さですかね。間となる部分も、ジョークを挟んで休ませない。まあぶっちゃけ、向こうの批評家も困るぐらいに、アルティメット・スパイダーマンはハイテンポなのですが。
 この間の無いというのは、良くも悪くもな話でして。例えばアメコミキャラの特徴として使われる「頭のいい脳筋」。頭の良い設定の筈なのに、腕力や火力に結構すぐ訴えかけるな君ら!? 頭脳=火力か!?というのを評した言葉なのですが、これ正直、間の無さが原因な気もするんですよね。間は、躊躇や逡巡を描くのに必要な部分ですから。詰め切って間が無くなってしまうと、敵が出た→即座にぶん殴る!という直結になってしまうわけで。そりゃあ、脳筋に見えるよなあと。
 今回のソーのように手早く真実に気づいたり、また終わった後に怪しんで手加減していた事を口にする、所謂後付的なフォロー手段はありますが、やはりその場での即断即決デストロイが単純な力押しに見えるのは致し方無しかと。別の頭の良い脳筋の例として「よく罠に引っかかる」もありますが、これも演出や物語における都合の面が大きいわけで。豪華絢爛な設定や、ハイテンポなストーリーの都合上、そうならざるを得ない面、あるかと思います。この作品だけに限らず。
 ちと話がズレましたが、このテンポの良さは海外らしい新鮮な物として武器になる可能性も大きいわけで。トントントン!と矢継ぎ早に繰り出されるネタの数々は、視聴者を楽しませてくれる物。幸い、入れ替わりとなったディスクウォーズで設定や認知度の畑は耕されてますしね。今後、どうなるか期待です。
 しかしディスクウォーズ最終回もロキでウェブウォーリアーズ第一話もロキって、コレもうロキの引き継ぎじゃねえか。

 見切り発車だけど、とりあえずキャラ紹介もやってみるか!ということで、今日の紹介はチラリと出た飛び跳ねカエル野郎なアイツです。アルティメット・スパイダーマンのノリに合わせて、自由に適当に、なるべく出たキャラ、未紹介キャラをメインにこうして紹介していければなーと。

 

自称世界最高の蹴撃士

バトロック・ザ・リーパー

バトロック・ザ・リーパー

 フランスパリの裏路地にて使われていた不良の喧嘩技術を体系化し磨き上げ、格闘技へを進化させた、フランス式キックボクシングことサバット。マルセイユ生まれの傭兵ジョルジュ・バトロックは自称サバットの達人であり、近接戦闘の達人と伝えられている。特殊能力は持たないものの、その腕力はオリンピックの重量挙げの選手に匹敵し、跳躍力は常人の数倍と自己申告している。戦略的な知識や兵法にも精通していると、誰かが言っていた。これほどまでに優れた彼が、コスチュームヴィランであるバトロック・ザ・リーパーになったのは、必然的な運命と言えよう。
 ……見事に伝聞や自称で構築されたスペックである。ちゃんと公式資料であるマーベル・アベンジャーズ大事典にも自称や自己申告と記されているので、決して個人の悪乗りではない。公式で、こんな扱いである。他にこんな扱いされているキャラは本当に存在しない、ある意味ずば抜けたレアキャラである。
 大丈夫なのかコイツと心配になってくるが、1966年デビューから今日まで、傭兵としてキャプテン・アメリカやパニッシャーにウルヴァリンといった一流どころと戦い続け、生き延びてきた。

バトロックVSキャップ

 戦果はイマイチとは言え、数多くのヴィランと組み、時にはかのレッド・スカルに対キャプテン・アメリカの襲撃役として雇われた事もある。傭兵としての評価は、そこまで低くない。勝利を殆ど手にしたことも無いのに、なんで失業しないのかは分からない。同じ多国籍系かつ達人かつ傭兵である、どんな武器でも使いこなす英国の達人ザランや、山刀の達人でもある南米の革命家マチェーテには勝ったことがあるが、勝負の後に意気投合。頻繁に三人で組むこととなる。この三人、本人たちが意図しない内に、宇宙滅亡に係る悪事に加担していた事もある。かの最高のB級ことグレイト・レイクス・アベンジャーズが気づいていなければ、彼らごと宇宙が終わっていたかもしれない。

バトロック&ザラン&マチェット

 傭兵であるため、その出現は頻繁かつ乱雑。近年では傭兵軍団としてタスクマスターと共にデッドプールの前に立ち塞がったが、この時は飛び蹴りを掴まえられた上に関節をへし折られるという、格闘家として完全敗北を喫してしまった。

バトロックVSデッドプール

 この数カ月後、骨折を完治させた後にデッドプールへの復讐戦に望むが、今度はモーションの大きさと急所の防御の薄さを突かれ、無慈悲な金的をくらい嘔吐後悶絶。相性の悪さを悟ったのか、デッドプールへの復讐はあきらめたものの、夢魔の女王シクラーと結婚したデッドプールと偶然地下鉄でバッタリ。同じ過程で前歯をデッドプールにへし折られた傭兵トラップスターと共に怯えていたが、デッドプールは急用で走行中の地下鉄から脱出。これで助かったと思ったら、最近つれない夫に激おこなシクラーが八つ当たりで怪物化。傭兵二人の絶叫とともに地下鉄は闇に消えた。
 一時マジで死亡説が流れたものの、本来のライバルであるキャプテン・アメリカの個人誌において活動が確認されているので、バトロックは無事生きていたようだ。トラップスターも、後に別件でデッドプールに仕事を持ちかけている。傭兵の割りきり具合は、凄まじい。

地下鉄でドッキリ!

 バトロックの綴りはBATROC。ある世界線が薄くなったタイミングにて、同じ“BAT“の名を持つヒーローに一騎打ちを挑んだが、あっさり普通に敗けた。フォローするなら、バトロック撃破後に出てきた傭兵たち、ザランもタスクマスターもクロスボーンズ等なども、ブラックパンサーやブラック・ウィドウらの増援があったとはいえ全員敗けたので、バトロックだけが貧乏くじを引いたわけではない。流石に相手が悪すぎた。

バトロックVSバットマン

 映画キャプテン・アメリカ:ウィンター・ソルジャーに、まさかの参戦。序盤のシージャック事件の主犯である傭兵軍団の長として、超人であるキャプテン・アメリカと渡り合ってみせた。格闘家であるジョルジュ・サンピエールが演じただけあって、この肉弾戦での決闘シーンの評価は高い。マスクやピエールなヒゲは無いが、コスチュームの色合いやデザインは結構似ている。なお原作でもバトロックは、自身が長を務める傭兵軍団バトロック・ブリゲイドを率いていた。

ジョルジュ・バトロック(映画版)

 ここまでさんざん懐疑的に書いてきたが、実力がそこまで低いわけではない。独特の跳躍力を活かした蹴り技は、スパイダーマンの危機察知能力であるスパイダーセンスをも潜り抜ける冴えを見せるし、完璧な戦略でなくとも独特な癖のある戦略は相手を惑わすことに長けている。そして何より、パニッシャーやウルヴァリンのような殺害もいとわないヒーローと戦って(現実世界で)数十年間生き延びている。それでいて勝率が振るわないこと、つまりバトロックが弱いのではなく、ヒーローがバトロック以上に強いのだろう。若干不遇でありつつも、頑張って欲しいキャラである。

ディスクウォーズ・アベンジャーズ:ドゥームズデイ#1紹介

「王よ。アベンジャーズはディスクに封印され、子供の走狗となっております」
「フフフ、ハハハハ! 面白い、面白いぞロキ! 貴様の行状において、最も愉悦極まりない!」
「この争いに勝つため、どうか王の力をお貸し願いたく」

何時もと変わらぬ、日常だった。

「最近、ディスクに封じられているのをいい事に、ペッパーさんに甘えすぎてない? ダメな男に引っかかると大変よねー……」
『いきなりなんだ!? おいワスプ、アベンジャーズの戦友が、お前のパートナーに謂れ無き非難を受けてるぞ!』
『……わりと、正論なんじゃない?』
「くそう! おいアキラ、この二人に、俺の成果を見せてやれ! ディスク封印前からコツコツ作っていた、ペッパーへのプレゼントを! どうだ? 凄いだろ?」
『あーうん、前のでっかいぬいぐるみ? アレよりはいいと思うわよ?』
「いやー、ないわー。アキラや手伝ってたヒカルやソーは、なんかちょっと違うなーとか、ズレてるんじゃないかな?とか、思わなかったの?」
「ちょうかっけえ!」
「スタークさん自信満々だったし……僕も手伝うこと自体は、すごく勉強になったよ」
『私の知るアスガルドの女性達ならば、きっと喜ぶと思ったんだが』
「なるほど、止める人間がいなかったわけね」

「見たかこのパワー! 見たか、この硬度! アイアンなど所詮は鉄屑! 最強最硬、それはチタニュゥゥゥゥゥゥム!」
「なんだアイツは!?」
「アレはタイタニウムマン。チタン製アーマーを着たアイアンマンのライバルの一人で、クリムゾンダイナモと同じロシア製のアーマーだよ!」
『クリス、彼をそのままにはしておけない』
『エド。俺をDスマッシュしろ!』

普段の生活を送る事、街で暴れるヴィランを止めに行く事。全ては日常だった。
平穏は、一人の来客により、容易く崩れる。

「やあ。ペッパー」
「アルドリッチ・キリアン……!?」

彼のもたらした脅威が、悪意を加速させる。

「チタニュゥゥゥゥゥゥム!」
「ぬおっ!?」
「ハルク!?」
「あの野郎、倒したと思ったら……いったい何なんだよ!?」

「スピスピスピ、スピーーードッ! ああトロい、世界はトロくて仕方がねえ!」
「駆けつけてみれば、とんでもないことになってるわね」
「スピードフリークには薬物常習の疑いがあるが、それにしたってあの様子と速さは。まさか、エクストリミスか!?」

「僕を壊した男の夢を、今度は僕が壊す。単純な話だろ?」
「キリアン、違うわ! トニーは」
「もう遅いよ。君達は私へのスポンサードを断ち切って、アカツキ博士のディスクに全てを注いだ。結局、捨てられたエクストリミスは新たなスポンサーの元で完成した。私のエクストリミスの長所を欠陥品と呼んだ男に、その長所を極めた本当のエクストリミスを見せてあげよう」
「まさか貴方、自分の体を既に実験台に……」

人間の脳の未使用領域に干渉するテクノウィルス“エクストリミス“と開発者であるアルドリッチ・キリアン。だが、真の脅威は、彼ではなかった。ロキ、レッド・スカル、マンダリン、ウルトロン。彼らと並ぶ巨悪、降臨。

「ディスクを巡る争い、アベンジャーズの敗北、正義の失墜で幕を下ろそうぞ! この、ドクター・ドゥームの手によってな!」

科学と魔法を極めた鉄の王、彼の参戦が物語を加速させる。

「シャイニングフィスト!」
「ノバブラスト!」
「ファルコンアロー!」

全てを出し切る決戦の後に訪れる、最悪の結末。全てを失った後、芽吹く物とは。

「トニー様より、夢のプレゼントです」
「夢のプレゼントって、コレ、私の夢じゃなくて、トニーの夢よね。女に夢を押し付ける男、最低よ」
「最低なのに、笑っているのですか?」
「そうね。おかしいわよね。でもありがとう、ジョカスタ。これで踏ん切りがついたわ。あの計画を、使うしか無い」

「外交特権で守られたドゥーム。既にもう、SHIELDには釘が刺さっている。ホークアイやブラック・ウィドウにも、監視の目はある。SHIELDの切り札を切る時が、来たのかもしれん」

「サンダーボルツ計画……?」
「ふざけるな! 俺は反対だ!」

コミケットスペシャル6新刊
『ディスクウォーズ・アベンジャーズ:ドゥームズデイ#1 ~科学と魔法 悪魔博士~』
29日(2日目)D-33b 「肉雑炊」にて価格300円にて頒布。

コミスペ新刊サンプル

 

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日々雑談~1849~

 今日の更新は短めで。普通に忙しいと、書くことが無いしそもそも思いつかなくなって困るよね……(遠い目で

 モバマスアニメ、今日も心豊かになるお話だった……。城ヶ崎莉嘉、諸星きらり、赤城みりあ。パッション街道まっしぐらな三人のメイン回、パッションとは情感であり夢中なのだなあとしみじみ。どう世間を巻き込んでいくのかというテーマと、思いもよらぬトラブル、そして出した清々しくも正しい答え。うん、良い物見たな!
 メインキャラ三人が魅力的だったのはもちろんですが、武内Pや城ヶ崎姉に他のアイドルも話の抑えとして機能。いやー、サマルトリアの王子じゃねえけど、一回ドツボにハマると中々会えなかったりするもんなんだよな。こういう時に最適解を選ぶのは、大人でも無理よ。
 いきなり大量のアイドルに声がついたりでツイッターでの実況も各地で発狂者続出と、なんとも楽しい30分間でした。アニメって、いいねえ。しかし765の響さんは、初登場時から今日に至るまでで、だんだん外見が若返るというか子供になっていくのは大丈夫なのかホント。昔、もうちょっとクールで高校生っぽかったよね!? え、なに? ベンジャミン・バトン?