日々雑談~1846~

>こんにちは。いつも楽しく読ませていただいております。ふじいさんの記事がきっかけでデッドプールを読み、すっかりはまってしまいました。ただ、日本では、他のキャラクターを原書で読む場合、どれから手をつければいいかわかりにくいのが実情です。それで、お手隙の際で結構ですので、ふじいさんおすすめの原書紹介なんかもやっていただけるとうれしいですね。どのキャラクターも魅力的ながら、なにしろ歴史がどれも長いので、まったくどこから手をつけたらいいか見当もつかないので…

 おお、このサイトが一つのきっかけになったのならば幸いです! ありがとうございます!
 なるほど、原書の紹介ですか。オススメと言うのはありますが、実のところ結構な数がもう邦訳化されてるんですよね。例えば、扱い始めた、読み始めた頃、最初期のオススメしていた原書というか作品はデッドプール:マーク・ウィズ・ア・マウスバットマン:ノーマンズ・ランドですし。そうですね、今度「こういうタイプの原書が読み易いよ!」「このシリーズはオススメですよ!」という個人的なコツをここで纏めてみます。ひとまず、英語が出来なくてもどうにかなる!を目標に。ただ最近、新刊作業と繁忙期が重なってバタバタしておりますので、しばしお待ちくだされば幸いです。
 ウルトラマンの映画も、観に行けるといいなあ……。

 今週も試合無いのにむっちゃ面白かったキン肉マン。ストロング・ザ・武道。超人閻魔。数々の姿と名を持つ強大な男、その真名は“始まりの男“ザ・マン! この“超人“スーパーマンに並ぶシンプルさ。零式を名乗る男に、相応しいとしか言いようがなく。
 悪魔将軍とストロング・ザ・武道。二つの超巨星の間に割って入ったのはネメシス。ネメシスの一言が、今後のカードを決めるきっかけとなるのは、十中八九間違いなく。しかし「自分で調べた」からこそ、いったい何処までネメシスは現状を知っているのかが分からず。実のところ、グリムリパーの正体がサイコマンであることを知っていた(回想シーンでサイコマンと接している)ネプチューン・キングの方が、情報的な優遇度合いではネメシス以上だったというのが興味深い。マグネットパワーを教わったこと、無量大数軍所属時の称号“完潔“の立派さ、離脱した後も幹部扱いはされていた事実。今では小物と蔑まれてはいるものの、当時のネプチューン・キングへの期待値、コレ相当な物ですよ。

日々雑談~1845~

 現在進行形でコミケットスペシャル用のディスクウォーズ本を作っているのですが、「ディスクウォーズに出てないキャラクターをディスクウォーズ仕様にする」が想像以上に楽しく。メインキャラクラスはともかく、B級やC級に属するヴィランには、やっぱ悪魔超人の如き愉快な笑い声が必要よね! 序盤のメインキャラ、キングコブラの如く!

 以前、一部界隈で大炎上していた有害都市の最新話を読んだものの……「ヒーローコミックス界隈にも本来の自分達を取り戻そうとした人達」が居たことには触れてほしいなと。あと正直本音としては「お前ら、あの派手な表紙(注:閲覧注意)でいつか目えつけられると思ってなかったんかい!?」というのもあり。つーか、絶対気づいてはいたよなあ……。それにしても、Twitter上で呟いたら寝た子を起こす事になるなーとなり軽くつぶやけないポジションの表現規制を扱った漫画って、なんか一言で言い表せない難しさがあるな。

日々雑談~1844~

 アニメモバマス、一周回って杏ちゃんが尊く見えてきた。しかし、奥ゆかしさの極地ことモバマスの緒方智絵里と、強気なセレブことディスクウォーズのジェシカ、この真逆な二人のCVが同じ大空直美さんというのは、面白い通り越して声優さんってスゲエ!と感嘆するしか無いよなー……。よし。どうせアニマル属性だろうし、みくにゃんDセキュアして、智恵理にDスマッシュしてもらおう。よし、勝てるぞ!(何にだ

 本日、海底に眠る戦艦武蔵の生中継(録画版はコチラ)が。更に艦これのアップデートが。家具「武蔵の掛け軸」が配布され、次のアップデート時にまで弱冠武蔵の建造確率も上がっているという、ある意味時節に合わせた仕様に。そして、一定条件下なのかどうなのか、雄々しい掛け軸の文字をふと確認してみると……。

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 ずるいなあ、コレ。ずるすぎる。

 

日々雑談~1843~

 色々な物の合間に、ドラクエ無双こと、ドラゴンクエストヒーローズをプレイしております。無双は二作目から本番とよく言われますが、ドラクエヒーローズに関しては一作目で十分なクオリティ。スクエニとコーエーの間が、上手く回ってたんだろうか?
 そして本日、ゼシカ&ヤンガスのドラクエ8勢のサブエピソードと共に、魔剣士ピサロ参戦! 大魔王参戦! ただ、使うにはまず敵として出てくるピサロを倒さなければ行けない上に、本人もお供のピサロナイト(クリア後メインなモンスター)も強豪と、ラスボス倒せるぐらいの段階に行ってないと勝つのは難しく。
 プレイアブルキャラとしての性能も、いてつく波動や魔力開放による自己強化と、非情に高いものなのですが……問題は必殺技。DSドラクエ4で使っていた高レベル技が、ザラキーマ(クリフト)、ドラゴラム(マーニャ)、ジゴスパーク(テリー)とみんな持っていかれた状況。一体何を使えばいいのか?

「進化の秘法!」(CV小野大輔)

 デスピサロ最終形態だこれー! 両面からの高出力レーザーにより、地平と共に吹き飛ぶモンスター! 魔王だ、魔王デスピサロや! 今後、無料DLCでダークドレアムやゾーマと言った強豪や魔王の配信が決まっている現状。魔王デスピサロVSゾーマ、女房を質に入れても見たいカードだぜ、コイツぁ……。

>熱い! ディスクウォーズ:アベンジャーズの展開もさることながら、今回の記事の文章もとても熱く、感動的でした。こうした巨峰とも思える絶対的な敵役に、技量と知恵と勇気を駆使して立ち向かうヒーロー。アメコミのひとつの、そして大きな魅力ってそういうところにあると思うのです。それが全体から漂う、とても素晴らしい記事でした。

 お褒めの言葉、ありがとうございます! ドルマムゥに関しては、資料性よりもボスとしての威厳や最終決戦への期待感を重視しました。最後の戦い、全員終結、大敵降臨! この流れ、盛り上げるしか無い!

>ドルマムゥ…凄い筈なのに最近じゃマジックにボコボコにされたイメージしかない…

 すげえ強いというか、かのサノスでもガントレットが無いと太刀打ち出来ないレベルの人ではあるのですが、マジック戦やディフェンダーズ戦では力負けと言うか結構ボコボコにされてはいるんですよね。あと、それなりにコミカルなシーン(メフィストと遊んでいたり、ギャラクタス達と地球侵略シフトの相談をしたり)もあるのですが、前述の理由もあり今回はオミットしました。そっちもいつか、触れたいですね。

ディスクウォーズ:アベンジャーズなコラム~その49~

 ディスクウォーズ:アベンジャーズ、49話。
 現れた絶望、去りゆく希望、留めるのは絆。

 レッド・スカルが成し得なかった野望、数々の敗北や術策を重ねた結果ウルトロンがようやく辿り着いた一手。人の意思を容易に制圧してみせ、いつでも世界を飲み込めるという事実を知らしめたドルマムゥ。最後の大敵、アベンジャーズの100倍の力を持つとまで言われた魔人。最終決戦に相応しいだけの実力者として、今回思う存分振るってくれました。絶望と恐怖を糧とするドルマムゥにとって、怯える人類は最高級のごちそう。惑星食いの大魔神とは、別の形で星を喰らう男としての本領を……あれ? ロキが支配すべき物、そもそも残らなくね?

 アベンジャーズの完全開放により、ディスクウォーズ、終結。少なくとも、ディスクを巡る戦いには、終止符が打たれたと言ってしまってよいでしょう。元々の計画は、ディスクにヴィランのみを収容し、開放の権限となるバイオコードを責任者たるフューリー長官に与える流れだったのでしょう。これならば、ヴィラン収容のコストカットと安全性を同時に保てますしね。フューリーに全部預けるって、何らかの大爆発を起こすフラグですよね。予測規模としては、ディスクウォーズ本編以上な。
 そして開放された以上、あくまで非常手段として戦いに参加していたアキラ達はお役御免に。更には、記憶と共にバイオコードも奪われることに。非情に見えますが、元々今までの流れが偶然から始まる異常だったわけで、このような形となることはむしろ正しく。アカツキ博士の意見は、子を持つ親として当然でしょう。むしろ、ドルマムゥの洗脳に最終的に抗えるだけの強さを持ってないと、いくら親でも恨まれるのが分かっている非情は、口にできんよ……。

 必死で世界を救おうとするヒーローに懐疑的なだけでなく、ドルマムゥに捧げることすら考えるマーベル市民達。まあ、マニアの鉄板ネタとして“マーベル市民はクソだ!“というのがありますが……正直これ、クソというか普通じゃね?と。実際現実世界でも、一方的な見方から始まるデモはありますし、もっと悪くなれば、デマや嘘まで織り交ぜて他人を批難できる人間も居る。マーベル市民の遷ろいやすさは、ある種現実的ではあると思います。市民を導く者ではなく、市民を支える者。人の自由意志を尊重するというのも、キャプテン・アメリカを始めとする、マーベルヒーロー達のスタンスですしね……。

 例え記憶と繋がりを失おうとも、絆が途絶える訳ではない。理屈としては退くのが正しくても、乗り越えてしまう物がある。例え人の犠牲になることを厭わずとも、分かって欲しい心はある。子供達は思ったよりも強く、ヒーロー達は思ったよりも弱い。だから、支え合えばいい。
 ディスクウォーズ:アベンジャーズは、ヒーローの物語ではなく、ヒーローとパートナーの物語。だから、最後まで共にあって欲しい。これでいいし、これがいいんだ。全てを精算して、繋ぎ直しての最終決戦。次週、激戦必至。

ドルマムゥ(ドーマムゥ)

ドルマムゥ

 混沌の次元、カオス・ディメンション。神からして定からぬこの次元に棲む、精神体種族ファルティン族。身体を持たぬ不定形生命体として揺蕩う彼らの中に、信じられぬ程、強烈な意志を持つ個体が生まれた。個体は身体を欲し機械と融合、生みの親であり長である物も殺してしまう。前例のない罪を重ねた個体に対しファルティン族が出来るのは、件の個体を異次元ダーク・ディメンションに追放することだけだった。個体の名を、ドルマムゥと言う。
 ダーク・ディメンションに追放されたドルマムゥを保護したのは、当時ダーク・ディメンションの支配者の座にあったオルナーと言う者だった。住まう者がほぼ悠久に近い長寿であるダーク・ディメンションの王は、異次元より訪れたドルマムゥと積極的に技術や魔術の交流を図る。特にドルマムゥが興味を示したのは、他の次元を飲み込むことにより、今居る次元を成長拡大させる手法であった。
 ドルマムゥを保護して数十年後、突如ダーク・ディメンションに意思なき破壊種族マインドレス・ワンズが出現する。

マインドレス・ワンズ

 本来、別次元に居るはずのマインドレス・ワンズは、平穏であったダーク・ディメンションに大いなる災禍をもたらす。ようやくマインドレス・ワンズの破壊が止んだその時、ダーク・ディメンションは暗黒の名に相応しい世界に様変わりしていた。未だにマインドレス・ワン出現の理由は分かっていない。分かっているのは、数万年規模で次元を統治していたオルナーや、ドルマムゥの厚遇に反対していた部下は皆死に、ドルマムゥが支配者の座を継いだ事。ドルマムゥがマインドレス・ワンズを手駒として扱い始めた事だけである。

ドルマムゥ(旧コスチューム)

 ダーク・ディメンションの王となったドルマムゥは、他次元を吸収してのダーク・ディメンションの拡大を開始。やがて肥沃なる大地と様々な文明や奇跡と脆弱なる人で構成された世界、地球を発見する。早速地球を贄にしようとしたドルマムゥだが、至高の魔術師エンチェント・ワンの介入により失敗。エンチェント・ワンの死後も、至高の魔術師の座を継いだドクター・ストレンジの手により、何度も打ち破られる。自分より力の劣る者と蔑みつつも、ドルマムゥはドクター・ストレンジの名を怨敵として刻まざるを得なかった。

ドルマムゥVSストレンジ

 地球にはドクター・ストレンジだけではなく、強力な力を持つヒーローが多数居る。ドーマムゥは単純な力押しだけでなく、戦略的な知識を使うようになる。邪悪の神であるロキや同じ性質を持つメフィストら悪魔勢との同盟は、最もたる例だろう。ロキと手を組んだときは、ロキの義兄ソーの居るアベンジャーズとドクター・ストレンジ率いるディフェンダーズを仲違いさせ、同士討ち寸前の状況にまで追い込んでみせた。

ドルマムゥ&ロキ

 ヒーローを排他し、悪であるノーマン・オズボーン(グリーンゴブリン)が政権を奪取した暗黒時代、通称ダーク・レイン期。オズボーンと共にドクター・ドゥームやロキと言ったヴィランが暗黒会議カバルを開催する中、ドルマムゥが表立って動くことは無かった。しかし、オズボーンの腹心として一山いくらなヴィランの纏め役となった、新進気鋭のフィクサー、フッド。魔術を扱い悪魔にも変貌できる彼、本来ただのチンピラでしかない男に一流魔術師並みの力を与えていたのはドルマムゥだった。ドルマムゥはフッドを走狗とし、ドクター・ストレンジの抹殺も図る。彼もまた、違う形でオズボーンの暗黒世界の闇を深めていたのだ。

ドルマムゥ&フッド

 日本では無名に近いヴィランであったが、マブカプ3にてプレイヤーキャラ(ドーマムゥ名義)としてまさかの参戦。技は強力だがその分パターン化しやすいため、行動の単調化を防ぐロジックや激しいゲージ消費にあたっての管理が必要と、入りやすさと一緒に工夫も求められるキャラである。ストーリー面ではドクター・ストレンジだけでなく、オカルト勢として因縁のあるゴーストライダーや、カプコンにおける悪魔勢ことダンテやバージルにトリッシュとのやり取りがある。そして、出身地カオス・ディメンションに君臨する神シュマゴラスとも邂逅。互いに次元の支配者としてせめぎ合う事になる。
 対シュマゴラス戦におけるイントロ「Ancient One, what is thy will?」という台詞には、色々考えさせられる。エンシェント・ワンという言葉は、ストレンジの師匠の名以外にこういう意味もあるのだが……。元住人だけあって、不可解極まりないシュマゴラスの正体や本性を知る、一人なのかもしれない。

ドルマムゥ(マブカプ3)

 ドルマムゥの強さや能力は、想像を絶している。テレポートは次元をも越え、タイムトラベルも可能、テレパシーでどんな生物の思考をも蝕むと、これ一つで一流ヴィランになれる能力を複数所持している。身体自体が魔力の塊であるファルティン族としての素養は、ドルマムゥに無限に近い魔力を供給し、本人の魔術に対する知識も膨大。本来不定形である身体は、縮小から拡大に変貌まで、なんでも可能。地球最強のヒーローであるハルクですら、一人真正面からかかってくるなら歯牙にもかけない。

ドルマムゥVSハルク

 ハッキリ言ってしまえば、ドルマムゥを何度も退けたドクター・ストレンジであっても、単純なスペック比べでドルマムゥに勝てる部分は無い。それどころか、200人近いキャラクターを能力値と共に記録したマーベル・アベンジャーズ事典内にてドルマムゥの数値を凌駕しているのは、全数値カンストな星を喰らう者ギャラクタスぐらいである。総合値に長けたソーや、肉体面はハルクで知力はブルース・バナーという反則ギリギリなハルク。ウルトロンロナンのような、ディスクウォーズ出演済みの強豪ヴィランですら追い付いていない。ディスクウォーズの最終決戦の相手に選ばれたのも納得である。
 では何故、これだけ強いドルマムゥが未だに地球を喰らうことが出来ていないのか。それはまずドクター・ストレンジが人としての全てを振り絞り、能力値をも覆す結果を出してきたからに他ならない。更には、ドクター・ストレンジの力が及ばずとも、ディフェンダーズやアベンジャーズの仲間たちが支えてきた。彼らは協力してドルマムゥに立ち向かい、不利を何度も覆して見せた。

ドルマムゥVSアベンジャーズ

ドルマムゥ撃沈

 ディスクウォーズにおける「アベンジャーズの戦力が100だとしたら、ドルマムゥの力は1万」というドクター・ストレンジの見立ては、原作を初めとした様々なユニバースと比較しても、強烈すぎるどころか平均的な評価である。それどころか、もっとれっきとした形で不利であった戦いも多々ある。だがしかし、ヒーロー達は、勝ち目が無いほどに強大なドルマムゥを何度も退けてきた。ディスクウォーズでも繰り返される光景であることは、きっと疑いようもない――。