日々雑談~2066~

 先日、はじめてのローグス~後編~にて、
 
S「(フラッシュ:新たなる挑戦の)次巻出るのかねー」
 
F「わからん。ただこのシリーズは、フラッシュに負けない加速度で進めば進むほど面白くなっていくから、ここで止まるのは惜しすぎる。是非とも波に乗って、続刊出来るだけの、実のある強さを身につけて欲しいところだが……」
 
 こんなやり取りがあったのですが、なんと次巻の発売が決まったようですね。まだ日本語版の表紙やタイトルは不明なものの、3月発売は決定な模様。おい、もう二ヶ月ちょっとじゃん!?
 十中八九、邦訳される原本はTPB、日本で言う総集編や単行本の第2巻こと「Flash: Rogues Revolution」でしょう。

Flash Rogues Revolution

 Rogues(ローグス)とタイトルに入っている通り、第2巻ではついにローグス集結! 世界観の一新に合わせリニューアルした天候の魔術師ウェザー・ウィザードや爆炎の男ヒートウェーブに鏡の魔人ミラーマスターらが次々と登場! そして、前巻で姿を見せていた、ゴリラシティの暴君ゴリラ・グロッドも本格参戦。人類の争いを飲み込む、ゴリラの暴威! 日本よ、これがゴリラだ!
 なお、フラッシュ:新たなる挑戦の最後は次巻の激闘を期待させるヒキでしたが、この第二巻のヒキは、新たなる挑戦のヒキをバージョンアップさせたと言っても過言ではない感じです。続く第三巻は死闘と呼ぶしか無い内容なので、こりゃあ是非とも突っ走って欲しいですね! いやあ、進めば進むほど、面白いってのも、罪な話だ! 

日々雑談~1863~

 昨日は更新できずスミマセンでした。無理がたたったのか、撃沈して15時間睡眠してしまい……。これからはスケジュールに多少余裕ができるので、こう無理なことにはならないと思います。
 あ。COMIC1の締め切りがそろそろ!?

「Fate/stay night [Unlimited Blade Works]」#14 コルキスの王女視聴中

ゴリラ・グロッド「マスターとサーヴァントか……どっちにしろ、俺ならもっと上手くやるけどな!」(絶対命令権と殺害禁止コードを持つ創造主をノーリスクで抹殺&霊長類の貴公子と呼ばれカリスマ性で部下やヴィランを統括できるゴリラ)

 スーパーゴリラの話は置いておいて、アンリミテッドブレイドワークス最新話、オリジナル&アレンジ要素の非常に多い回でした。本編だと、セラとリズがどうなったかスルーされてたしなあ。プリズマ☆イリヤからFateに入った視聴者ビックリ! 安心しろ、来週はハートキャッチでさらにビックリだ! でもここ、ギルガメッシュがセラとリズというか、人が造りしホムンクルスに見せた僅かな慈悲は、神に造られた嘗ての友と重ねあわせているようで、どうにも……。
 そして本題、王女ことキャスター、魔女メディアの話。ううむ、長年培ってきた血筋や魔術を誇りとし、優越感と特権意識に凝り固まった型月世界の魔術師にとって、メディアさん鬼門すぎる。自分達が磨き上げて高めてきたと思っていた魔術を否定する古代の魔女。これ、余程割り切れるか、自らの未熟さを認められるか、キャスターに出来ない個性を持っているか、魔術師であることの自覚が薄いか。とにかく魔術師の普通から逸脱していないと難しすぎる。その能力はさながらなんでも出来るドラえもんの如き物、でも未来から来た将来への希望と、過去から来た劣化の絶望じゃああり方が違いすぎるぜ。
 前述したセラとリズに加え、結構なアレンジの入ったキャスターのマスター。ゲームだと、行動の大筋(例:無駄なことばっかに令呪を使った男)は変わらないものの、もうちょっと小物臭が漂っていたような。この「ああ、聖杯戦争で駄目なタイプの魔術師だ!」っぷりは素晴らしく。制作会社であるユーフォーテーブルも、元よりオリジナル製作能力やアレンジのセンスが素晴らしい会社なわけで。かつて原作(小説)、漫画、アニメ、三つのメディアで展開された、住めば都のコスモス荘。今でも時折語られる、三つの最終回が全部違って全部面白え!の一翼を担ったのがユーフォーテーブルですしね。アニメ版、実は原作と漫画で最終回のキーキャラクターとなるキャラが居ないのに、熱血バトルでドッコイと、超燃えるんだぜ……? つまり優秀なところは、何をしても成果を出せるって事っすね。

紹介! フラッシュ:新たなる挑戦!

ふじい(以下F)「DASH! 時代を越え!」

サイレン(以下S)「SMASH! 世代を越え!」

F「FLASH! 世界を越え! とどろく 賛美歌 勇気の証! というわけで、光速の男ザ・フラッシュ邦訳本、フラッシュ:新たなる挑戦(THE NEW 52! )発売!という事で、DASH!でFLASH!なこの本の紹介をざっとしていこうかと。SMASH!分はまあ、どっかのグリーンジャイアントにでも任すとして」

S「それがやりたいから、いきなりの勇気の証だったのかよ!? ……いや、俺もアニメタル好きだけどさ」

F「アンタモスキネー。そしてフラッシュは、同人誌作ったり、紹介記事を何度か書くぐらいに、自分的に好みなヒーロー。今回の邦訳フラッシュにおけるまず重要なポイントは、タイトルにもあるTHE NEW 52!よね」

S「THE NEW 52。DCコミックスが当時の連載作品をすべて終わらせて、新創刊した52タイトルの事だな」

F「要はスーパーマンやバットマンやワンダーウーマンにフラッシュにグリーン・ランタンに。全部一回終わらせて、また1から、第一話から始めましょうという世界観のリセット、通称リランチだな。なぜ世界の終了と再構築なんて事が起こったのかという物語的な理由は、同じくフラッシュが主役なフラッシュポイントを読んでもらうとして。タイトルに付いたTHE NEW 52!の意味は、設定が一新されたリランチ後の世界ですよという、一つの証だな」

S「言い方を代えれば、リスタートかね」

F「所で、定期的に色々な所から出てくる話題で、実際俺も何度か口にしているテーマで……“入門用に適したアメコミ“というのがあるが、読みやすさや理解のしやすさ、シンプルに考えた場合、THE NEW 52レーベルの作品の入門用としてのポテンシャルはえらく高い」

S「そりゃそうだ。元々、世界観を一新した上での作品群なんだもの。知っている人間が居ない以上、誰にでも分かるように、新しい世界を理解できるような話作りが求められるわけだろ?」

F「ああ。THE NEW 52における第一話が入門用作品としてポテンシャルが高いのは、当たり前の話なのよね。だって元々、新たな世界に入門するための作品として作られているんだからよ。今は続き物があるから、全てが入門用とは言えないけど、THE NEW 52邦訳化の魁となった、ヒーローチーム、ジャスティス・リーグの第一話こと、ジャスティス・リーグ:誕生(THE NEW 52!)は現状最高クラスの入門用だぜ。シンプルさや漠然としたアメコミのイメージを求められたら、コレを推す。現在の海外におけるヒーローコミックスの最先端と言っても過言ではないし。刊行から数年経ってるけど、世代交代程の時は経ってない以上、まだ行ける! まだ最先端よ!?」

S「しかしTHE NEW 52って言っても、バットマンはリスタート色が薄いよな」

F「バットマンというかゴッサム・シティは、強くてニューゲームばりに、色々引き継いでるからな……邦訳でもちゃんと追われている、グラント・モリソンのシリーズも、ほぼ継続状態だし。ただ、その一方で刊行されたダークナイト:姿なき恐怖(THE NEW 52!)は、フラッシュ:新たなる挑戦やジャスティス・リーグ:誕生と同じリスタートの第一話ポジションだとは思うよ? 次々と出てくる強敵、頼れる仲間たち! アクション重視でストーリーもシンプルと、非常にヒーローコミックスっぽい」

S「普通だよな。極上の、普通」

F「普通も大事。シンプルさも大事なのよ? こういう時にゃあ」

 

 

S「しかし、今挙げたのはフラッシュの良い所じゃなくて、THE NEW 52の良い所だよな。フラッシュ独自の良い所っていうと、何処だろ?」

F「そうだな。フラッシュの良い所となると……まず再構築による物語の一本化かね。フラッシュといえば超高速、その力の源といえばスピードフォース」

S「ああ。あのゲッター線?」

F「身も蓋も無えなオイ!? でも、大体合ってるのが恐ろしい。フラッシュの速さの源であるスピードフォース! フラッシュだけでなくDCコミックスにおけるスピード系ヒーローの大半は、スピードフォースとリンクすることにより速さを取得。その源泉は、異次元に存在し……止めておこう。スピードフォースについて語り始めたら、マジで終わらねえ。とりあえず“よく分からないが、なんだか凄いエネルギー“と言う事で」

S「そっちも負けじと身も蓋もないよな」

F「このスピードフォースの設定自体は、三代目フラッシュのウォリー・ウェストの時代に出来た物で、初代フラッシュのジェイ・ギャリックや二代目フラッシュのバリー・アレンが活躍していた頃には、まだ存在せず。当然、いきなり超凄いエネルギーとして生誕したわけでなく、話を進める毎に設定を追加していく感じで。ジェイやバリーと言った過去や周りを巻き込みつつ」

S「設定の追加による継ぎ接ぎ。長期的ドラマな、アメコミにはよくある話ね」

F「だが、フラッシュ:新たなる挑戦は、設定の一新により初めからスピードフォースを軸に置いた物語に。スピードフォースに選ばれた男、バリー・アレン。光速の男フラッシュとなった彼の前に立ちふさがる、キャプテン・コールドやウェザーウィザードと言った悪党集団ローグスの面々、超知力を持つゴリラ達の王国ゴリラ・シティの邪悪なる王グロッド! 嘗ては自然発生的に出て来たヴィラン達。しかしTHE NEW 52の世界における彼らは、何らかの形でスピードフォースに関わって力や知力を得ている」

S「旧作だと、ゴリラシティのゴリラ達が賢い理由は、宇宙人から知恵を授かったからだっけか?」

F「THE NEW 52では、この知恵を授かる過程に、スピードフォースが深く関わってくるわけだ。宇宙人という突拍子の無さが、緩和されたな」

S「お前は、ゴリラがいきなり喋るどころか超科学を振るうという展開自体が突拍子もない事を、いい加減学んだほうがいい」

F「スピードフォースを軸に一本化することで、物語がスリムに。スピードフォースという大樹に、フラッシュやゴリラと言った枝葉を生やしていく。継ぎ接ぎもいいけど、こういうやり直すからこその、地に足の着いた物語は読み易いし分かりやすいよな」

S「しかし……最初例としてゲッター線を出したが、ゲッター線も最初は“デカいロボットを動かすエネルギーで、恐竜の絶滅の原因“だったのが、最近は“大宇宙の根源にある進化の力“レベルにまで話大きくなってるよな……」

F「任せろ! 月ごとふっ飛ばしてやる! 設定の膨らみ方では、スピードフォースとゲッター線は互角と言っていいんじゃねえかな。フラッシュ:新たなる挑戦は、ゲッターロボサーガで言うところの、真ゲッターロボ作品や新ゲッターロボのポジションなのかもしれんな」

 

 

F「そしてもう一つの特徴となると、やっぱ絵、アートかね。漫画コミックスである以上、縁が切れない物であり」

S「そりゃそうだな」

F「最近は画像控えめの紹介やレビューを目指しているものの、正直言葉で伝えるのが難しい!ということで、二枚ばかりタイトルページを貼ってみるぞ。漫画もアメコミも、タイトルページと言ったら、普通は別個イラストがあって、そこに別口でタイトルを貼り付けるような形なんだが……」

フラッシュVSタービン

フラッシュ&ローグスVSグロッド

S「一枚目は二人が戦っている土台が、二枚目はキャプテン・コールドの足元の氷がタイトルになってるな」

F「そしてこれは、話の一シーンだ。つまり、フラッシュ:新たなる挑戦で使われている手法は“タイトルページもタイトルも、別個や別口で用意せずに、話と一体化させる“って事だな。別の話では、水たまりの形がFLASHの形になっていたりして、今回こういうタイトルの出し方したか!と探す楽しみもあるぞ」

S「コマ割りも結構画期的だったりするよな。少なくとも、俺の中でのアメコミにおけるコマ割りの常識どころか、漫画のコマ割りへの常識もぶち壊されたよ」

F「流石にその辺を説明するには長々と話を貼り付けるようなので、昔の攻略本の常套手段こと、後は君の目で確かめよう!を使わせてもらうが。フラッシュ:新たなる挑戦を実際読んで、確認してほしいね」

S「それにしても、革新的なアートだよな」

F「うーむ。理由としては、アーティストとライターが兼業ってこともあるかもな。絵も話も、フランシス・マナプルさんが同時に担当しているから」

S「へー。分業制のアメコミ界隈にしては、珍しい制作体制だな」

F「ライターの方はブライアン・ブッチェラートさんとの共著になっているし、フランシスさんが完全に一人でやったわけじゃないけどね。でも、こうして話の構築において関わっている部分が多いってのは、画期的や革新的なアイディアを使いやすい状況なんじゃないかな?」

 

 

F「基本的には、後は君の目で確かめよう!(二回目)なスタンスでの紹介だったわけだが。すっげえ簡単に言うと、話も絵も見どころや画期的な所があるから、読んでみると目が覚めるよ!ということで」

S「目が覚める。そうだな、フラッシュの本格的な日本上陸は珍しいし、今まで観たこと無い光景が見れる可能性は大だ」

F「これから先の話としては、超濃密ゴリラ空間展開! ローグス一挙勢揃い! ヒロインがメガネっ娘とか最高だしこのまま行こうぜ!てな感じで」

S「待て。今の紹介、お前の私欲、むっちゃ入ってる。特に眼鏡のあたり」

F「高速ヴィジョン 見逃すな。ついて来れるなら……! 話もアートも、めくるめく超高速。続きへの期待も込めて、是非ともついて行きたい作品です!」

コミックマーケット86参加情報

 当サークルは、三日目(日曜日) 西地区 そ-04a 『肉雑炊』にて参加します。
 新刊は「アメコミカタツキ Gorilla/stay night」
 イラストを担当してくださったすろうすさんによる表紙の画像、あらすじを書いた裏表紙の画像がこちらとなります。

アメコミカタツキ Gorilla/stay night 表紙

アメコミカタツキGURAHYOUSHI

 DCコミックスのフラッシュと、TYPE-MOONのFate系列の作品とのコラボ。ゴリラばかりのゴリラ祭りではありますが、DCヒーローのビッグスリーや緑の指輪を持つ男の登場、Fate系作品としFate/hollow ataraxiaや氷室の天地を始めとする諸々の作品の要素の取り入れと、ゴリラ以外の所も豪華になるよう目指しております。
 そして会場特典として、副読書となるおまけペーパーも用意。作品の元ネタや情報を出来る限り詰め込んでおります。某赤いタイツの人に関しては……おそらく、「そこかよ!?」な所に居ます。今回、元ネタがDCな上に「どうも、デスストロークです!」の反則技も二回目はマズいと、逆に言うとココしか、無かったんです……。ある意味、期待されても困る場所。
 当日の頒布物と頒布価格は、以下の通りとなっております。

新刊
アメコミカタツキ Gorilla/stay night 600円
既刊
アメコミカタツキ 1000円
アメコミカタツキ2 1000円
アメコミカタツキ3 1000円
アメコミカタツキⅣ 1000円
アメコミカタツキ EX 300円
アメコミカタツキ EX2 400円
アメコミカタツキ MAXIMUM CHAOS 300円
MoonSaltoPress 800円
S+A ~Return of Ten-Faced Demon~ 300円
バットマン:ザ・ボーイ・サバイブド 300円
10&10 200円
涼宮ハルヒの問答 500円
涼宮ハルヒの侵略 500円
涼宮ハルヒVS異次元人 200円
涼宮ハルヒの大決戦 600円
東方文々録 500円

※新刊の数は十分に揃えておりますが、既刊のアメコミカタツキは在庫僅少。アメコミカタツキ2も若干僅少傾向。また10&10やハルヒ系に東方文々録は持ち込み数自体が少ないため、ご留意下さい。