日々雑談~1413~

 ダークナイト症候群、こんな言葉を目にした結果、バットマン&バットマン・リターンズのティム・バートン版バットマン二連作を借りて来ました。
 別にヘソが曲がっているわけではなく、ダークナイトは購入済みなので、持ってないこの2作を。まずは今、バットマンを流しています。
 いやあ、やはりティム・バートンもいいですね。第一作という前例のない状況での、バットマン。厳格な正義の味方ではなく、ゴッサムの怪異の一部としてのバットマン。少し非現実的でスチームパンクめいたゴッサムシティで暴れる、善のフリークスと悪のフリークス。このイカれた雰囲気は、バートンのあふれるフリークス愛ならではでしょう。一回バートンに“趣味全開でフリークス出していいから、悪党てんこ盛りなアーカム・アサイラムの内部撮ってくんねえ? なんなら、バットマン出さなくてもいいから”と、仕事を頼んでみたいものです。きっと、スゲエ映像になる筈。世間に流せないレベルの。
 原作を上手く分解して、エッセンスを抽出。原作準拠でもあり、スタートラインでもあり、監督の個性を漂わせる作品を作り上げる。実写化の理想図を、上手く成し得てますよね。バートン版もノーラン版も。シュマッカー版は若干、ピントがずれた結果のアレですけど。ネアカなドラマ版やシルバーエイジを目指したのは、なんとなく分かるのですが。分かるけど、まあその……難しかったなあと。
 しかし、ジョーカーの吹き替え担当のデーモン小暮は、イメージ以上に器用な人だ。アルティメイタムのアクマイザー(ザタン)も、悪魔ならこの人!との若干ネタ要素入った選考を振り切る出来だったし。

日々雑談~1412~

 今週、キン肉マン休みか。それだけでもう、心が折れて、今週乗りきれるかどうか分からなくなってきた……。水曜辺りに、ゲーム版DeadPoolがゲットできるといいなあ。お届け予定が水曜から金曜と、実に不確かで。ガンダムブレイカーもあるし、インジャスティスは後回しかな。なんでもう、発売日被っちまったんだ。

 なんか、すげえな都議選。参院選挙の前哨戦だとしたら、夏の選挙で消し飛ぶ政党が相当数出てくるんじゃなかろうか。
 そう言えば、首相動静や首相の一日のような、首相の前日スケジュールが載っている新聞記事。アレは結構、役に立つ記事です。首相が誰に会ったのか、どう動いているのか。その人が首相としての職務にどれだけ忠実なのかが、透けて見えます。スケージュールのみなので、他人の思想が入る隙間もないですし。
 ここ数年、読むことをそれなりの習慣にしていますが、人によってやはり差はあります。虫眼鏡でないと見えないほど沢山の仕事をこなしている人。逆に何時仕事をしているか分からない人。スケジュールが多忙に見えて、実際は党内の人間とばかり会っていて、政治より選挙を優先している人。
 これで全てを決めろ!というわけではないですが、その党の代表の働きっぷりは、投票する上での一つの指針になるのではないでしょうか。

日々雑談~1411~

 アカマタ(CV古谷徹) チンポ(CV古川登志夫) やし落とし(CV郷里大輔)。第四期鬼太郎の南方妖怪、恐ろしいほどCV豪華だな。流石は映画。
 うーん、おそらく現状、妖怪とアメコミとプロレスなら一晩中語り続けることが出来るかもしれない。そしてこのラインナップの、バラつき具合よ。更に同人的なカテゴリーではかなりTYPE-MOONサークル寄り。方向性がホントわからんな、ウチ。
 あ。血戦幻想郷のアップするペースは、今回ゆっくり目で行きますので。全5回くらいかなあ。

 ワールドウォーハルクの記事をまとめてます。おそらく、管理者とのトーク形式+真面目な考察と、二本立てになるかなと。管理者との話は大体まとまったので、少しお待ちください。タイイン誌も読み直しているけど……実行犯じゃないイルミナティメンバーのプロフェッサーXが、一番ハルクに対してまともに対応している気が。この辺りも、シビルウォータイイン誌みたいに邦訳してくれるといいんだけど。プロフェッサーの謝意にジャガーノートの覚悟に、以前紹介しましたが、WWH随一のエピソードですよ。

東方大魔境 血戦 幻想郷~2~

幻想郷の森の片隅と人間の郷の片隅の間にある、大きな倉庫。誰かが何かしようと作ったのだろうが、頓挫したのか倉庫は長年空き廃屋寸前の建物と化していた。しかも森の木々に覆われたせいで、人間どころか森の妖怪でさえ存在を忘れかけている。だがこの建物は今、廃屋という呼び名を捨て、新たに工場という名の意味を獲得していた。

 

えっちらおっちらと荷物を運ぶ毛玉から荷物を受け取った妖精が適当に箱詰めする。ちゃんときっちり箱詰めとかは無理だ。働いているだけ奇跡なのだから。他にも虫たちがベルトコンベアのように列を作り、大きい荷物を運んでいる。
「意外となんとかなるものだね」
腕に『工じょう長』の腕章をつけたリグル。惜しい事に『場』の字だけ書けなかったらしい。
「そうね、はじめに聞いたときは夢物語と思ってたけど、やってみる物よね」
『工場超』の腕章をつけているのはミスティアだ。全て漢字で書いてみたが、『長』の字を間違ってしまったようだ。
「そうなのだー」
『こうじょうちょう』と無駄に背伸びしていない、ひらがなオンリーの腕章をつけているのはルーミア。出来立てホヤホヤの蒲焼をこっそりと頂戴している。
「ふっ、これでアタイ達は他の妖怪を差し置いて名実共にさいきょーの座に付くワケなのさ。けーざいりょくという力を手に入れることでアタイのさいきょーを疑うヤツもいなくなるはず」
『こうじようちよお』と書かれた腕章を付けて胸をはるのはチルノ。ひらがなは書けても小文字は書けない辺り、他の三人を二馬身ほどぶっちぎっている。微妙に読みにくいし。むしろひらがなをちゃんと書けただけでも奇跡か。流石は女王の貫禄だ、バカの。
「まー確かにねえ、経済力があれば、気兼ねなく歌えて、毎晩捕食者に怯えずぐっすり寝られるおうちが建てられるものね」
「かわしそうな、みすちー。なら私が泊り込みで守ってあげるよ」
「アンタ入れたら、おうちの意味が無いでしょーが!」
そそそと近寄ってきたルーミアをミスティアが全力でかわす。どうみてもこの幼女は捕食側だ。脚が四本あるものなら椅子以外食べかねない。
「まあまあ、いいんじゃない。妖精も虫も日頃バカにされているようなみんなが、ここまで出来るって証明してるんだからさ」
チルノとは少し考え方が違うが、リグルも今の状況に満足はしていた。
「おおーい。帰ったぜぃ」
四人の変革のきっかけとなったネズミ男が、工場へと揚々として帰ってきた。

 

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日々雑談~1410~

 襟を正し理を説けば、言葉が満足に通じない外国の方にも経験上意思は通じるのに、なんで一部の海外を頼みにする、し過ぎる日本人には意思も常識も通じないんだろう。言葉が互いに分からない外人でも、途中例え遠回りがあったとしても、最終的に身振り手振りで是非は通じるのに。
 本当の彼らの頼みは、一体何処にあるんだ。

 ワールド・ウォー・ハルクを買って来ました。流石に、これだけは外せんよ。最近のうちのサイトやサークル、自分自身の路線がある程度定まった理由の一つですし。
 原書を穴の開くほど読んでいるので、流石に新鮮な驚きは少ないです。ただ、少ないだけで、アレはこういう意味だったのか! この時の会話は伏線だったのか! 驚きは確かに存在します。アイアンマン戦における、ハルク抑制ナノボットの注入は見逃していたわ。
 本編を日本語で把握した後、もしもの話であるホワット・イフを読むと、また新たな楽しみが。イフの内容自体は“もしこの時ソーがいたら”“もしスクラル人の暗躍により、思わぬ結果となったら”。前者は明快、後者は陰鬱と両極端な話です。他にも“もしハルクが死んで妻のカイエラが生き残っていたら”“もしハルクが初期計画通りに、平和な惑星に辿り着いていたら”こんなのがあります。
 ホワット・イフでは無いですが、マーベル・ゾンビーズにおいて、このワールド・ウォー・ハルクのタイミングでゾンビ現象が発生した話もありました。もう復讐もクソもねえと、身も蓋もない絶望。ゾンビ、すげえ。