隔週刊シュラウド~毎号ごとにガジェットが~

翔太郎「くそ! ウェザーの野郎、強すぎだぜ!」
井坂「フハハハハ、アクセルはともかく、Wなんか相手にもならない」
翔太郎「なんだとぉ?」
井坂「だってそうでしょう。所詮、Wはトゥーフェイスもどき。闇の騎士の中の人である私が負ける筈がない!」
フィリップ「翔太郎、井坂は危険だ! 禁断の演者ネタに手を出した!」
翔太郎「くそぉ、井坂役の檀さんは一流の吹き替え声優だったな!」
フィリップ「ああ。ダークナイトのバットマンやX-MENのサイクロプス、それにターミネーター4のジョン・コナー。実はかなり声を耳にする機会は多い」
翔太郎「おいおい。有名なキャラクターばっかじゃねーか」
フィリップ「実は有名ロボアニメのガンダムにもメインキャラとして出てるよ。史上最弱の覆面キャラ、ライバル役を恋人のヤンデレに取られた男としてね」
井坂「マリア姉さんッ! グハァッ!」
翔太郎「あ。効いてる」
フィリップ「それにしても今回のネタは、随分とディープかつ反則的だね……Vガンダムなんて懐かしすぎるよ」

 うーん。ダークナイトは穴の開くほど見たが、全く気づかなかったぜ。この間見たハルクの敵役アボミネーションも、檀さんが吹き替えしていたのか。俺も耳が悪いねえ。
 凶悪ウェザー・ドーパント&全男子中学生の夢、透明化能力登場の仮面ライダーW 27話感想。ドーパントだから平気! 透明になっているから大丈夫! 規制とか関係ねーよ! Wスタッフの蛮勇はハンパねえぜ。

 ディアゴ○ティーニにも見習って欲しい、シュラウドの焦らしの無さ。前回はフロッグで、今回はデンデン。設計者としてはシュラウド>>フィリップって感じでいいのかな。Wやアクセルのドライバー、Aガンナーのような巨大メカ、フロッグやデンデンのようなガジェットツール。フィリップとシュラウドの開発力は、ゼクトや猛士と並ぶんじゃなかろうか。個人なのに。シュラウドが個人かどーかはハッキリ分からんけど。

 今週の井坂発見の流れは素晴らしいと思う。だってほら、普通だったらグダグダ一週かけて調査をして、最後に井坂を見つけて次週へくらいの流れじゃないですか。スピーディに発見と言う作業を終え、ドラマを迅速に勧めて描写も深める。Wは色々と参考になるな。

 凶悪ウェザー・ドーパント登場。Wのフォームチェンジを押しのける能力の多彩さと発動の早さ、対抗策をいくつか持ったアクセルでさえ歯牙にかけぬ強さ。登場を待たせただけあって、ハンパねえ。
 Wの強力ドーパントって、全員克己心が強いんですよね。実験により能力を高めたウェザーに、修行で能力を高めたナスカ。普通のドーパントは、能力を得た事で満足しているようですが、井坂&霧彦さんのようなボスクラスは満足せずに上を目指した結果、Wを超える実力を手にしたわけで。まあ、井坂と霧彦さんの努力のベクトルはちょっと違うけどさ。
 Wの強力キャラで唯一別格なのはテラーか。威厳のみで、まだラスボスの地位を保っているもんな。今週久々に園咲パパ出てきたけど、やっぱ怖えーもの。
 果たしてドライバー改造の結果は、粛清か下克上か。主人公なんもやってないのに、敵組織の先行きが危うい。ストロンガーのデルザー軍団程じゃないけどな。あの組織、指導者不在の内ゲバがなければ、ストロンガーに圧勝していただろうに。

 今回のテーマは「焦燥」なのかねえ。偉大な祖父のラストステージに花を添える為にメモリーが手放せないリリィ。家族の仇と出会い、今まで手に入れた物の全てをかなぐり捨てようとしている照井。二人とも、なりふりかまわずに目的をかなえようとして破滅に突き進んでいる。
 焦燥って言葉が平常で一番似合うのは、翔太郎だと思うんですけど。いやーなんかいつも焦ってるしね。ハードボイルドという月を目指して跳び続けるハーフボイルドな蛙。でも今回の翔太郎は冷静と言うより、必死? 必死でウェーザーを倒し、破滅しかけている二人を救おうとしている。イベントを適度にこなした成果か、凄く頼もしい。普段からこの確変が起きていれば、紛れもなくハードボイルドなんだけど。

 しかしゲストのリリィといいレギュラーの冴子といい、Wの女性陣は油断すると学生服を着るハメになるのか。回想シーン、恐るべし。